マーティ・フリードマン、「日本遺産」プロモーション映像公開

この映像に流れる「日本遺産の公式テーマソング」は、マーティが日本政府から作曲を依頼され、東京フィルハーモニー交響楽団とのコラボレーション曲として、2018年に発表したものです（2020年7月16日MLCニュース参照）。

マーティは、ビデオの公開をSNSで告知しており、次のようにコメントしています。

「日本国外の多くの人々は、日本のイメージをアニメやコスプレのイベント、原宿ファッション、未来的なネオンサイン、侍ぐらいに思っているけど、これは信じられないほど残念なこと。なぜなら、こういった日本独自のものは、氷山の一角でさえないからです。僕はいつも、日本以外ではめったに見ることのない日本の側面を紹介するために、日本の豊かでありながら控えめな美しさを示す壮大なビデオを作りたいと思っていました。

来日したバンドの大半は、東京、大阪、名古屋の3都市のみで演奏し、運が良ければ再来日し、仙台、福岡、そして京都の公演を追加するかもしれませんが、僕は何度も日本中をツアーしていたので、幸運にも秋田、延岡、広島、鳥取、香川、札幌、神戸、長岡、金沢、横浜、米子、沖縄、長崎など、たくさんの素晴らしい場所で演奏することができました。こういっためったに見られない場所と、ユニークな芸術的慣習を紹介するビデオを制作し、日本に住んでいた時に経験できた幸運の一部を共有したいと思いました。ま、それは野心的な夢で、すぐには実現しませんでしたが。

ようやくビデオが完成し、その出来栄えに感激しています。日本は小さな国ですが、たくさんのクールなものがぎっしりと詰まっていて、あなたの想像力を楽しませてくれるでしょう。すべての文化には独自の美しい特徴があり、日本ももちろん例外ではありません。ここに長い間滞在している外国人として、僕の音楽的解釈で日本を紹介できることをとても楽しみにしています。少しでも共感していただけたら嬉しいです」

なお、マーティは2月27日、メガデスの武道館公演にゲスト出演が決まり（2月14日MLCニュース参照）、24年ぶりにバンドと共演することになりました。この公演は、世界中に有料でライヴストリーミング配信され、デイヴ・ムステインによると、マーティは同公演のアンコールに登場し、3曲を披露する予定だそうです。