ブラック・サバス、6月発売『Live Evil』40周年記念エディションから「The Mob Rules」の新リマスター・ヴァージョン公開

2023年6月2日発売

ブラック・サバス初の公式ライヴ・アルバム『ライヴ・イーヴル』（Live Evil）は、今年40周年を迎え、高い評価を得た2枚組アルバムに新たにリミックスとリマスターを収録したスーパー・デラックス・エディションの登場です。

『ライヴ・イーヴル』（Live Evil［40th Anniversary Super Deluxe Edition］）は、4枚組CD、4枚組LP、デジタル配信で6月2日に発売されます。アンディ・ピアース（Andy Pearce）によるリマスター版と、長年のバンド仲間であるウィン・デイヴィス（Wyn Davis）によるオリジナルのアナログ・マルチトラックから作られた新しいミックス版の2つのヴァージョンが収録されています。また、ハードカヴァーのイラスト入りブックには、新しいライナーノーツと、「Mob Rules」ツアーのコンサート・ブックとポスターのレプリカが付属しています。リマスターされた「The Mob Rules」は、2023年4月12日水曜日よりデジタル配信が開始されました。今すぐお聴きください。

ブラック・サバスの新時代は、1979年にシンガーのロニー・ジェイムズ・ディオ（Ronnie James Dio）が、創立メンバーのトニー・アイオミ（Tony Iommi）、ギーザー・バトラー（Geezer Butler）、ビル・ワード（Bill Ward）とともにバンドに加わり、象徴的なヘヴィ・メタル・バンドの新生をスタートさせました。

1980年、この新生4人組は『Heaven and Hell』でデビューし、このアルバムはオリジナル・ラインアップのファンを魅了し、プラチナ・ディスクを記録する大ヒットとなりました。このアルバムのツアーの途中でワードが脱退し、ヴィニー・アピス（Vinny Appice）が後任となりました。1981年にツアーが終わると、グループはロサンゼルスに移動し、サバスの10枚目のスタジオ・アルバム『Mob Rules』をすぐにレコーディングしました。1981年11月にリリースされたこのアルバムは、ゴールド認定を受けることになります。このアルバムのツアー中、バンドは初の公式コンサート・アルバムを制作するため、いくつかの公演を録音する計画を発表しました。

『ライヴ・イーヴル』［40th Anniversary Super Deluxe Edition］のライナーノーツで、ヒュー・ギルモア（Hugh Gilmour）はこう書いています。「10ヶ月にわたる “Mob Rules” ツアーは確かに大成功で、大きな会場を埋められるだけでなく、レコードやカセットもたくさん売れるバンドとして、彼らの評判を復活させました。第2期のブラック・サバスはレコード会社に2枚のベストセラーLPを提供し、3枚目を発表しようとしていたのでした」

1983年に『Live Evil』が発売されると、このダブル・アルバムは商業的にも批評的にも大成功を収め、英国で13位、ビルボードTOP 200で37位を獲得しました。レヴューでは、影響力のあるヘヴィ・メタル雑誌『Kerrang！』が “史上最高のライヴ・アルバムのひとつ” と評価するなど、圧倒的に好意的でした。

このアルバムには、「Neon Knights」「The Sign Of The Southern Cross」「Voodoo」「Children Of The Sea」といった最近の曲のスリリングなライヴ・ヴァージョンで、ブラック・サバスを特徴づける凶暴な化学反応と暗い魔法が収録されています。また、このアルバムはバンドのオリジナル・ラインナップを尊重し、ディオ主導によるサバスの名曲「Paranoid」「War Pigs」「Iron Man」「N.I.B.」のヴァージョンを収録しています。

残念なことに、このアルバムがリリースされる前にラインアップは分裂してしまいました。アイオミとバトラーはブラック・サバスとして活動を続け、ディオとアピスはディオのソロ・デビュー作『Holy Diver』を録音するために脱退しました。それでも、バンドにとってそれは最終章ではありませんでした。

10年以上後、ディオとアピスがアイオミとバトラーのもとに戻り、1992年の『Dehumanizer』を録音するまで物語は続きました。その後、彼らは再び別々の道を歩むことになりますが、2006年にヘヴン・アンド・ヘル（Heaven and Hell）という名で再結成され、3曲の新曲をレコーディングしました。ワールド・ツアーを大成功させた後、4人組は最後のスタジオ・アルバムとなる2009年の『The Devil You Know』をリリースし、ビルボードのトップ200チャートで8位を獲得しました。このアルバムのデビュー直後、ディオは癌と診断され、その病気が原因で2010年に亡くなりました。

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