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トニー・アイオミ、21年ぶりのソロ・アルバム・リリース。クイーンのブライアン・メイがゲスト参加

トニー・アイオミは、彼の旧友であるクイーンのブライアン・メイが自身の新作ソロ・アルバムに参加することになった経緯と、ブラック・サバスで長年同僚だったギーザー・バトラーが参加しなかった理由について語りました。

アイオミはまた、10月23日にリリースされる『From the Dark』で脇を固めるバンドのメンバーたちを、どのような経緯で起用することになったのかについても語っています。
ベーシストのバトラーをこのアルバムに参加させる意向があったかどうかを尋ねられたアイオミは、『ローリング・ストーン』誌に対し、「参加して欲しいとは思ってたよ……でも調整がつかなかったんだ。あいつも今、自分のアルバムを作ってる最中らしくてね。あるいは声をかけた時に何かしら事情があったか何かで、とにかくイングランドには来られなかったんだ」と説明しました。

その状況で、これ以上制作を後倒しにはしないと決めたことについて、彼は「とにかくこれを完成させて、何とかその成果を世に出したかった」と理由を語ります。また、ベーシストのベッキー・ボールドウィンについて、「ベッキーはバーミンガム在住で、本当に腕の良いプレイヤーなんだ。それに彼女は当然の如くギーザーのファンで、ギーザーのスタイルでプレイできる。俺が求めてた、まさにドンピシャの人材だったんだ。だから『よし、試しにやってみよう』ってことで……実際、彼女は凄く良かったよ」

今回のアルバムを通してドラマーを務めたカール・ブラジルは、ロビー・ウィリアムズのドラマー兼音楽ディレクターも務めている人物ですが、彼とアイオミの出会いは業界を通じてではなく、ほぼ偶然の巡り合わせでした。

「俺の家はビーチのそばにあるんだけど、ある時波打ち際を散歩していたら、ひとりの男が近づいて来て、『やあ、トニー、こんにちは』って言ったんだ。最初はただのファンだと思ったんだけど、そいつが『僕らには共通の知り合いがいるんですよ。マイク・エクセターが僕のエンジニアで……』って言い出してさ。で、俺のエンジニアでもあるマイクに訊いたら、『ああ、知ってる。カールね、あいつはいいドラマーだよ』って言われたんだ」

「それで1曲、俺が香水をテーマに作ったインストゥルメンタル曲で、試しに奴を使ってみた。そこから、こいつはアルバムにも参加してもらえたら良いかもしれないと思って……奴もバーミンガム出身だし、なるべくローカル人材でまとめたいと考えてた俺にとっては本当に良かったよ」

シンガーのヨルン・ランデとアイオミ、そしてサバスとの関わりは2000年に遡ります。「ロニー(・ジェイムズ・ディオ)が亡くなった後、ディオのトリビュート・ライヴを行なった際、ヨルンに声をかけて、数曲歌ってもらったんだけど、俺はその時に彼の歌声が凄く気に入ってね」とアイオミは語ります。「だから、そうだ、今回も彼に歌ってもらいたいな、と思った。彼の声が好きだったんだよ。勿論、選りすぐりの有名なシンガーを呼んで来ることだってできなくはなかったけど、そういうことは過去にもうやったからさ」

今作に参加している中で、アイオミ本人以外に「名の知れた」唯一のミュージシャンと言えば、「Death Wake」でプレイしているクイーンのギタリストのメイです。アイオミは彼についてこう述べています。「俺たちはずっと連絡を取り合ってるんだよ。何度か一緒にステージに立ったこともあるし、過去のアルバムでも一緒に演奏した曲がある。彼は本当に、真の意味で俺にとっての親しい友人なんだ」(2020年7月10日MLCニュース

彼はこう続けます。「俺は彼に、『他の曲でもプレイしてみない?』って言ったんだけど、彼からは『いやいや、君のソロはどれも良い出来じゃないか。僕が演る必要はないよ』って言われちゃったんだ。でも、彼が(1曲でも)プレイしてくれたのは嬉しかったね。俺の方からはただ彼に幾つか曲を聴いてもらって、彼が俺の家のスタジオでプレイしたものをそのまま録音しただけなんだけど。彼はいつもそうなんだけど、何か演奏する毎に『ああ、どうだろう、自分じゃ分からないけど』って言うから、『俺は気に入ったよ』って答えてたよ」

ブラック・サバスの功績に対して満足しているかと尋ねられると、アイオミは満足していると明言しました。「『Back to the Beginning』の公演で締めくくれたのは良かったと思う。サバスのファンだったバンドがみんな揃ってショウに参加してくれたからね、本当に素晴らしいことだった」

「参加したバンドはみんな、本当に万障繰り合わせて、同じひとつのステージで演奏するために遠路はるばるやって来てくれたんだ、それも本当にありがたかったよ。エゴなんて一切なく、ただ皆が協力してパフォーマンスに臨んでくれた。サバスとして……オリジナル・ラインナップによる最後の締めくくりとしては、あれ以上望むべくもない、まさに理想の形だったと思う」
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