今日4月20日は何の日？──48年前の今日の写真が表紙となった『クイーン　グレイテスト・デイズ　366 日の記憶』発売記念連載がスタート!

4月20日はメンバーが日本庭園で野点（のだて）を初体験した日。その日の写真が表紙となった『クイーン　グレイテスト・デイズ　366日の記憶』発売記念連載がスタート！

本日4月20日から新刊書籍『クイーン　グレイテスト・デイズ　366日の記憶』の発売を記念して、MUSIC LIFE CLUBでは、毎日クイーンに関連のデイト（日付）を紹介する、著者・石角隆行（クイーン研究家）氏による連載をスタートさせます。初回の本日は、実は1975年の初来日時、ホテルの庭で野点（のだて）を行なった、言ってみれば「日本の伝統文化に初めて触れた記念日」!? なんです。そして、この日の写真が『クイーン　グレイテスト・デイズ　366日の記憶』の表紙にも使われました。“クイーン　栄光の７デイズ” の連載初回は特別にダブル・スペシャルでお送りします。これからの1週間をお楽しみに！

石角隆行（クイーン研究家）

 

 

4月17日に羽田空港に到着。そしてこの日、日本武道館で初のジャパンツアーの幕は切って落とされました。この時点でイギリスではヘッドライナー・ツアー（前座ではなくメイン）こそ、開いていますが、大きくても3,000人ぐらい収容のホール。かつてザ・ビートルズも演奏した1万人収容の巨大アリーナでのコンサートは初めて。メンバーの緊張感は半端なかったことであろう。

18時45分過ぎ、場内に「プロセッション」（『クイーンⅡ』収録）が流れ、遂にコンサートは始まった。「ナウ・アイム・ヒア」のギター・イントロがかき鳴らされ、フレディが1万人の前に登場。女性ファンの歓声と悲鳴が飛び交い、歌や演奏が殆ど聴こえない中、コンサートは進行。圧巻は本編ラストの「神々の業 （リヴィジテッド）」。演奏が始まると舞台には大量のスモークが吐き出され、ステージは幻想的な雰囲気に包まれる。最後は “Wo Wo LaLaLa” の大合唱。長らく待っていた日本のファンの期待を大きく超えたパフォーマンスを披露し、初来日・初コンサートは熱気と感動と興奮の中、幕を閉じた。クイーンはこの日から5月1日まで全8本の公演を行なう。