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ロジャー・テイラー、セックス・ピストルズとの出逢いを振り返る「ジョニーはイイ感じだったよ。ただ、シドは……」

音楽的には正反対と言っても良いかも知れないクイーンとザ・セックス・ピストルズですが、実は驚くほど多くの接点がありました。両者はクリス・トーマスという同じプロデューサーを共有し、(短期間ではあるものの)同じレーベルに所属していました。先日グレン・マトロックもインタヴューで語っていましたが(10月2日MLCニュース)、もしもあの時、フレディ・マーキュリーが歯痛を起こして──それが原因で、クイーンはITVロンドンの番組『Today』への出演をキャンセルせざるを得なくなり、セックス・ピストルズが代役としてブッキングされたがために、あの悪名高きビル・グランディとのインタヴューが実現した──さえなければ、音楽史は全く異なるものになっていたかもしれないのです。

さて、そのクイーンのロジャー・テイラーは先頃、『Classic Rock』誌のインタヴューで、ジョン・ライドンとその仲間たちを絶賛していました。「ピストルズのアルバムは本当に大好きだったんだ。何しろ僕の友人であるクリス・トーマスは敏腕プロデューサーだからね。1976年から77年、そのあたりに、僕らはしばらく同じスタジオを使ってたんだ。彼らはファースト・アルバムを制作中だったんだけど、最初はひどい有様だった。それがクリスが戦列に加わったおかげで、素晴らしいレコードに仕上がったんだ」

彼はまた、フレディがシド・ヴィシャスと初めて逢った時の、あの有名なエピソードについても触れています。「シドがこっちのスタジオのドアから頭を突っ込んで、『よう、フレディ。バレエを大衆に広めようってのかい?』って言ったんだ。それに対してフレディは、『ああ、ミスター・フェロシウス[訳注:〈ferocious〉には〈獰猛、残忍、狂暴〉といった意味があり、発音から〈Sid Vicious〉をもじったとも考えられる]、僕らは僕らなりにここで最高の仕事をしてるよ』みたいに切り返したわけで……」

どうやらテイラーはジョン・ライドンについては、比較的好意的な印象を持っていたようです。「ジョンはイイ感じだったよ、実のところね。なかなか個性的なキャラの持ち主ではあったけど。僕らは結構仲良くなれた。ただシド・ヴィシャスってのが、本当にどうしようもない野郎だったってだけでね」

ちなみに2026年のライドンですが、先日ITVの『Good Morning Britain』でインタヴューを受け、いつものように、ピストルズの元バンドメイトたちを痛烈に批判していました。

彼とバンドの他のメンバー──スティーヴ・ジョーンズ、ポール・クック、グレン・マトロック──は、ジョーンズの回顧録『Lonely Boy』を原作としたTVドラマ『Pistol』におけるバンド楽曲の使用をめぐり、不和が生じていました。そして2024年、彼らは元ギャロウズのシンガー、フランク・カーターをフロントマンとして迎え、チャリティー・ショウを数回行ない、この再結成メンバーによる活動は現在、2年以上も続いています。

当時ライドンは承服していませんでしたが、その心境は現在も変わっていません。「厚顔無恥も甚だしいね。俺抜きでステージに立ち、俺が書いた曲や歌詞を歌い、俺が作り上げた演出をそのまんまやってるなんてな」と彼はITVに語りました。

司会者のひとりから、彼も「そこに加わるべきだったのでは」と振られると、ライドンはこう答えました。「あー、いや、そりゃあねえな。そもそも、俺はあいつらと仕事をするのはもう沢山なんだ。あいつらは欺瞞の塊で、嘘つきのハイエナどもで、俺としては二度と関わりたくない。だから、もうあのカラオケ・バンドの話は止めにしないか? 俺に言わせりゃあいつらはまさにそれだからさ──俺の真似をしてるだけなんだ。で、だからこそあいつらはある意味もの凄く侮辱的なんだよ、だって、世の中にはもう既に、俺たちを真似してる素晴らしいバンドが大勢いるんだからな」

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『クイーン ライヴ・ファイル 1970-1986』ピクチャー・カード付き

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