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ブライアン・メイ、広がるツアー引退宣言報道を、自身の発言が誤った解釈をされたものとして否定

10月5日、米『ローリング・ストーン』誌はクイーンのブライアン・メイが『The Times』紙のインタヴューに応えた記事を引用する形で、彼が「バンドとしてのツアー復帰は金輪際ない」と発言したと報じていましたが、翌6日にメイは自身の公式HPとSNSを更新してこれを自らの発言内容の「誤った解釈」に基づくものとして明確に否定。同誌側ではこれを受けて当該記事の掲載ページを更新、(訂正ではなく)メイが否定した文言をそのまま記事の末尾に掲載しています。

同誌の記事が引用しているのは、メイが語った「18ヶ月前、僕はもうツアーには出たくないってつくづく思ってしまったんだ」という発言です。「アメリカ滞在中に家族の親しい友人が亡くなってね、ツアー・マネジャーに『ほんの数日だけ家に寄ってから戻ってくるよ』って言ったんだよ。そしたら彼女は私の目を見て、『そんなの無理だって分かってるでしょ』って言ったんだ。僕は人前でプレイすることも、旅をするのも大好きだけど、それと引き換えに自由を犠牲にしなきゃならない。僕には妻(女優のアニタ・ドブソン)や孫たちがいるし、取り組みたい天体物理学の研究もまだまだあるから、50年もやればもういいんじゃないか、って気持ちになってるんだ」 今回、メイが自身のSNSで否定しているのは記事中に引用された発言そのものではなく、あくまでその解釈(と、恐らくはそれに基づいて付けられた、いささか強い調子の大見出し:『Brian May Says Queen Won’t Tour Again: ‘50 Years Is Enough』=「ブライアン・メイ、クイーンはもう二度とツアーはしないと発言:「50年もやれば十分だろ」)についてです。

「これは、僕が実際に言ったことに誤った解釈が加えられたものだ。僕はクイーンがもう二度とツアーをしないなんて発言は一切していない。絶対にないなんて、僕には決して言えやしないからね。僕はただ、自分が個人としてツアー活動からしばらく距離を置くという決断を去年したんだって言っただけだ。僕は今も沢山の音楽を作り続けているし、表に出ないところでも、ロジャーと一緒に絶えず様々なクイーンのプロジェクトに取り組んでいる。未来がどうなるかなんて僕にも分からないけど、新しい冒険には常にオープンでいるよ!」

なお当該記事では、彼がクイーンの音楽を今後大規模なオーディエンスに対して公の場で展開する可能性を一切合切排除しようとしているわけではないとした発言も、きちんと紹介されています。
「我々がやりたいと思っていることはかなり画期的なことなんだ。ABBAのような形(アバター・コンサートのことだと思われる:2024年10月15日MLCニュース)とはちょっと違うんだけど、その路線に則っていると言うか……昨年、(ラスヴェガスの)『ザ・スフィア』を訪れたとき、一気に創作意欲が湧き上がってきて、僕はあそこでのクイーンのショウの全体像をラフで描いてみたんだよ。いわゆる没入型体験には依然として実現の可能性があり、それによって時間と空間の壁を乗り越えることが可能になると思うんだけど、現時点でそれはAIなしでは実現できないわけで、その点について僕は深刻な懸念を抱いている……データセンターは巨悪であり、やすやすと受け容れるべきものじゃないんだ」

今回の引用記事とは別に、2025年9月の『ローリング・ストーン』誌のインタヴューで、メイは自身がオン・ザ・ロードの生活に疲弊してしまっていること、けれどまだツアー活動を完全に断念する覚悟にまでは至っていないことを語っていました。
「僕はもう50年間もツアーを続けてきたわけで、その中にはもう十分だと思わずにはいられない部分もあるよ。ホテルの部屋で目を覚ました時に、ああ、自分はここに囚われているんだって気持ちになるのは好きじゃないんだよね。この間、英国にいる家族にちょっとしたトラブルがあったんだけど、僕はすぐに家に帰ることができなくて、そういう経験が何度か続いたんだ。そのことが心に重くのしかかって来て、『どうなんだろう、自分はまだこんな生活続けて行きたいのかなあ』って思ってしまったんだ。自分の個人としての自由を犠牲にしてきた回数が多過ぎる気がしてね。だから僕自身の現時点での気持ちとしては、そこまでしてツアーはやりたくないっていうのが本音だ。ショウをやりたいって気持ちはあるけどね。僕はまだ革新的なことをやり続けられる人間でありたいから」

また今年1月、メイは『デイリー・メイル』紙の取材に対して、「今のアメリカは危険な場所だから」かの地でのライヴのために大西洋を渡りたいとは思わないと発言していました。「とても悲しいことだよ、だってクイーンはアメリカで成長させてもらったバンドだし、僕らの大好きな国だからね、だけど今のアメリカはかつてのあの国とは別物なんだ。今は誰もが、アメリカに行くことを躊躇していると思うよ」

◼️『クイーン ライヴ・ファイル1970-1986』S.M.R.S.特典付き

今回の表紙には1979年の来日公演のステージから長谷部 宏撮影のベストショットが使用されていますが、S.M.R.Sでは特典としてピクチャー・カード付きで予約受付中。ピクチャー・カードは元フィルムをオリジナル通り横サイズにトリミングしたもので、大きさは書籍と同じA5サイズになります。

『クイーン ライヴ・ファイル 1970-1986』ピクチャー・カード付き

A5判/264頁/定価3,300円(税込)/9月15日発売
著者    御法川裕三 ISBN:978-4-401-65773-5

◼️ 9/15発売新刊 『クイーン ライヴ・ファイル1970-1986』詳細

仮・クイーン ライヴ・ファイル 1970-1986

クイーン ライヴ・ファイル 1970-1986

¥3,300


著者:御法川裕三
フレディ・マーキュリー在籍時のクイーンがその最終章としてネブワースの舞台に立ったあの日(1986年8月9日)から40年……。壮麗かつ革新的なスタジオ・ワークで知られる彼らだが、“創造” の場から解き放たれたバンドがひとたびライヴ・ステージへ身を移すや、そこで体現されたのはまさに “刹那” を生き抜くライヴ・バンドとしての姿だった。本書ではそんな彼らの現存するステージ音源335本(非正規音源を含む)を元に、当時のパフォーマンスを徹底レビュー。各公演の演奏内容やMCからその時々のバンドのコンディションや心情を紐解く、未曾有のクイーン研究本がここに誕生した!!

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『QUEEN BUDAPEST|クイーン:ブダペスト』 2026年10月30日リリース

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・日本語字幕付き(MC部分)
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SIXP61 ¥5,940(税抜¥5,400)
 〈2CD国内盤〉
ジュエルケース仕様 [通常盤]
・DISC1 全13曲(57:50)
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日本盤のみの追加仕様
・高品質Blu-Spec CD2仕様
・日本語ブックレット
・歌詞・対訳・解説付
SICP-31878~9 税込¥3,960(税抜¥3,600)
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ロジャー・テイラー
『ヴァイオレンス・インセイン・イン・ア・ビューティフル・ワールド』


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A5判/208頁/3,000円(税込)
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