ガヴァメント・ミュール、新曲「Made My Peace」公開

この曲は、カーホンクソン交響楽団（The Kerhonkson Philharmonic）のオーケストラ・アレンジをフィーチャーした9分に及ぶ大作に仕上がり、ヘインズの父親の死による哀しみと喪失感がテーマになっているそうです。

ヘインズは、同曲について次のように語っています。

「この曲では、私たち全員が経験してきたことの様々な側面に言及し、私の人生にとって極めて重要な人物だった父を亡くし、乗り越えなければならなかった感情に触れています。アルバム『Peac... Like A River』には、喪失感についての曲がいくつかありますが、それよりも未来を大切にするという意味があり、残りの人生をより新鮮で積極的に前向きな姿勢で見つめようということです」

新アルバムには、アイヴァン・ネヴィル、ゴスペル・シンガーのルーシー・フォスター、ZZトップのビリー・ギボンズ、俳優／ミュージシャンのビリー・ボブ・ソーントン、シンガー／ソングライター／マルチ・プレイヤーのセリス・ヘンダーソンが参加しており、すでにファースト・シングル「Dreaming Out Loud」（4月10日MLCニュース）と、新曲「Same As It Ever Was」（5月16日MLCニュース）も公開されています。

なお、新アルバムは、12曲入りのCDとヴァイナルのほか、2CDデラックス・エディションでも発売され、後者のCD＃2には、5曲入りのボーナスEP「Time Of The Signs」がフィーチャーされています。

またバンドは、7月22日から8月20日まで、ピンク・フロイドのアルバム『The Dark Side of the Moon』（邦題『狂気』）の50周年を記念するトリビュート・ツアー「The Dark Side of the Mule」を予定しており、このツアーには、ジェイソン・ボーナム率いるレッド・ツェッペリン・イヴニング（Jason Bonham’s Led Zeppelin Evening）がサポートで出演します。このトリビュート・ツアーは2008年にスタートし、2014年には初回のボストン公演を収録したライヴ・アルバム『The Dark Side of the Mule』もリリースされていますが、今回の50周年記念ツアーが最後になるそうです。