ストーンズを影で支えた女性たちの物語『Parachute Women』、7月11日発売

本書では、ストーンズのイメージを形作り、舞台裏でたゆまぬ努力をした4人の女性 - ミック・ジャガーの恋人だった歌手で女優のマリアンヌ・フェイスフル、ミックがフェイスフルと破局した後、ミックの第一子となる娘を生んだ女優／モデル／シンガーのマーシャ・ハント、ミック・ジャガーの最初の妻で70年代のファッション・アイコンだったビアンカ・ジャガー、ブライアン・ジョーンズとキース・リチャーズの恋人だった女優／モデルのアニタ・パレンバーグに焦点を当てています。

本書のタイトルは、ミックとキースが共作したブルース「Parachute Woman」（1968年のアルバム『Beggars Banquet』収録）に由来しており、著者は、2017年にマリリン・モンローのNY生活を描いた本『Marilyn in Manhattan：Her Year of Joy』を出版したエリザベス・ウィンダー。

出版社によると、彼女たち4人は、堅物だった少年たちにアングラ芸術や全く新しいライフスタイルへの扉を開き、ロシア文学、オカルト、LSDに目を向けさせ、最先端の監督や作家と結び付け、彼らの魅力を一新するアートハウス映画での役を獲得させ……彼らのために無給でスタイリストを務め、自身のワードローブから挑発的な衣装を提供し、またヒット・アルバムの曲をリミックスし、時には実在の曲を書いたことさえあったとのこと。メンバーよりも時代に敏感だった彼女たちは、ストーンズを国際的なスターに変えたものの、60年代後半から70年代初頭にかけての男性優位なロック界から疎外されていたそうで、本書には欲望と競争、友情と裏切り、希望と堕落の物語が、詳細に描かれているそうです。