リトル・リチャードの知られざる史実と素顔を描く3月公開ドキュメンタリー映画『アイ・アム・エヴリシング』、ピーター・バラカン氏のコメント到着

リトル・リチャードの生涯をたどるドキュメンタリー映画『リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシング』は3月公開に。今回ピーター・バラカン氏の推薦コメントが到着、また映画のサントラ国内盤の発売と、名盤3作がリイシューされることになりました。

差別と偏見、栄光と苦悩の狭間で闘い抜いた、ひとりの魂の軌跡
リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシング
〈ピーター・バラカンのコメント到着「すべての音楽ファンにお薦め」
オリジナル・サウンドトラック発売 & アンコール・プレス決定!〉
ビートルズもストーンズもボウイもプリンスも。
JBもジミヘンも、そしてプレスリーまでもが彼を敬愛し、真似た!
リトル・リチャード。1950年代半ばに彗星のように音楽シーンに現れ、後進のロック・ミュージシャンに多大な影響を与えた革新的黒人アーティスト。ミック・ジャガーは「ロックンロールはリトル・リチャードが始めた」と語り、エルヴィス・プレスリーは「彼こそロックンロールの真のキングだ」と称賛。ビートルズのデビュー前から親交があったジョン・レノンは「初めて会ったとき、畏敬のあまり、硬直してしまった」と言い、ポール・マッカートニーは「歌で叫ぶのはリチャードの影響さ」と語る。はたして彼はいったいどのような生い立ちを経て、その名を世界に刻んでいったのか。豊富なアーカイヴ映像、本人およびその親族や関係者、識者に加え、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ポール・マッカートニー、デイヴィッド・ボウイら著名ミュージシャンによる証言映像とともにつまびらかにする感動作。
現代ロックの誕生を導き、あらゆる障害と闘った、その知られざる史実と素顔とは?
1955年、デビュー・シングル「トゥッティ・フルッティ」の大ヒットで世に出ると、ヒット曲を連発して反権力志向の若者の心をつかみ、まさにイナズマのような活躍をみせるも突如引退を宣言。そこから5年の「教会への回帰」を経て、復帰後はイギリス・ツアーを通じて無名時代のビートルズやローリング・ストーンズに決定的な刺激と影響を与えていく。ピアノ演奏では左手でブギウギを、右手では打楽器的な打鍵を披露。激しいリズムを背景に、叫ぶように歌ったかと思えば、ピアノの上に立ち、衣服を脱ぎ捨ててステージを縦横無尽に駆けめぐる。現代ではすっかり当たり前になっているパフォーマンスの数々が約70年前にひとりの黒人シンガー・ソングライターによって開発された事実を再認識する興奮は大きく、アーカイヴ映像に残されたリチャードの演奏など今接しても全く色あせてはいない。さらに近年ではLGBTQ+(クイア)の先駆者としても再評価されている。
迷い、悩みながらも前へ進み、最後に報われた人生、その不屈で繊細な魂に酔いしれよう!
当時のアメリカでは南部を中心に人種差別がまだまだ激しかった。音楽活動における承認欲求も長い間満たされずにいた。また、ゲイを公言する性的マイノリティでもあり、陽気なキャラを演じつつ、人間的であまりに壊れやすい繊細な魂を持った人物だった。これはドキュメンタリーの形を借りて描かれた、ひとりのミュージシャンの「魂の軌跡」。性的差別や偏見、時代と流行、そして信仰と音楽活動。様々な狭間の中で苦悩し闘い抜いた初期ロックの雄のための鎮魂歌にして讃歌。その魂の美しさに浸ろう。その激しさに酔いしれよう。すべては彼から始まったのだ!
この度、本作の字幕監修を務めたピーター・バラカン氏より推薦コメントが到着いたしました。
以下コメント:
この映画でリトル・リチャードは自分のことをロックンロールの設計者という風に話しています。一人だけではないにしろ、決して間違ってはいない主張です。
また保守的だった1950年代に自分がゲイであることを隠さずに活動していたことでも、当時語られなかったところでの影響力がありました。
2020年に他界したこの伝説のミュージシャンを様々な角度から描いたこのドキュメンタリーを、すべての音楽ファンにお薦めします。
──ピーター・バラカン(ブロードキャスター/本作字幕監修)
さらに,本作の公開日3月1日合わせでオリジナル・サウンドトラックの発売が決定!
「トゥッティ・フルッティ」「リップ・イット・アップ」「のっぽのサリー」といったリトル・リチャードの不朽のヒット曲に加え、ヴァレリー・ジューンとコリー・ヘンリーによるカヴァー2曲、そしてタマール=カリ・ブラウンが作曲した映画のオリジナル・スコアの1曲を収録。
さらに本サントラと共に、リトル・リチャードが Specialty に残した名盤カタログ 3 枚のアンコール・プレスも決定いたしました!(発売・販売:ユニバーサル クラシックス&ジャズ)
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《オリジナル・サウンドトラック》
映画『リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシング』 オリジナル・サウンドトラック
SHM-CD: UCCO-1242 ¥2,860円(tax in)

リトル・リチャードほか
『リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシング』オリジナル・サウンドトラック
・Amazon Music・MP3(JUN 16 2023)¥1,900
・CD(2024/3/1)¥2,860(SHM-CD)【Amazon.co.jp限定】特典:メガジャケ付
・CD(2024/3/1)¥2,860(SHM-CD)
2. ストレンジ・シングス・ハプニング・エヴリ・デイ/ヴァレリー・ジューン
3. ベイビー(デモ)
4. アイム・ジャスト・ア・ロンリー・ガイ
5. トゥッティ・フルッティ
6. のっぽのサリー
7. ルシール
8. バマ・ラマ・バマ・ルー
9. リップ・イット・アップ
10. レディ・テディ
11. 女はそれを我慢できない
12. センド・ミー・サム・ラヴィン
13. トゥッティ・フルッティ/コリー・ヘンリー
14. クエーサー/タマ―ル=カリ
《アンコールプレス》
『ヒアズ・リトル・リチャード』
UCCO-90393 ¥1,980(TAX IN)
キング・オブ・ロックンロールの称号を持つ、ロックンロールの創始者の一人。全盛期の 1957年発表のスペシャルティ第一弾。「トゥッティ・フルッティ」「のっぽのサリー」「ジェニ・ジェニ」等ヒット曲満載の歴史的名盤。

リトル・リチャード
『ヒアズ・リトル・リチャード』
・Amazon Music・MP3(MAR 04 1957)¥1,500
・CD(2024/3/1)¥1,980(限定盤)
2. トゥルー・ファイン・ママ
3. キャント・ビリーヴ・ユー・ワナ・リーヴ
4. レディ・テディ
5. ベイビー
6. スリッピン・アンド・スライディン
7. のっぽのサリー
8. ミス・アン
9. オー・ホワイ?
10. リップ・イット・アップ
11. ジェニ・ジェニ
12. シーズ・ガット・イット
UCCO-90394 ¥1,980(TAX IN)
キング・オブ・ロックンロールの称号を持つ、ロックンロールの創始者の一人。全盛期の 1958年発表のスペシャルティ第二弾。「キープ・ア・ノッキン」「女はそれを我慢できない」「ルシール」等ヒット曲収録。

リトル・リチャード
『リトル・リチャード Vol. 2』
・Amazon Music・MP3(JUL 21 1958)¥1,200
・CD(2024/3/1)¥1,980(限定盤)
2. バイ・ザ・ライト・オブ・ザ・シルヴァー・ムーン
3. センド・ミー・サム・ラヴィン
4. ブー・フー・フー・フー
5. ヒービー・ジービーズ
6. オール・アラウンド・ザ・ワールド 7. グッド・ゴーリー・ミス・モーリー
8. ベイビー・フェイス
9. ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ!
10. ウー! マイ・ソウル
11. 女はそれを我慢できない
12. ルシール
UCCO-90395 ¥1,980(TAX IN)
キング・オブ・ロックンロールの称号を持つ、ロックンロールの創始者の一人。全盛期の 1959年発表のスペシャルティ第三弾。「カンサス・シティ」は後にザ・ビートルズにカヴァーされたことでも知られる。

リトル・リチャード
『ザ・ファビュラス・リトル・リチャード』
・Amazon Music・MP3(JAN 01 1958)¥300
・CD(2024/3/1)¥1,980(限定盤)
2. チキン・リトル・ベイビー
3. オール・ナイト・ロング
4. ザ・モスト・アイ・キャン・オファー
5. ロンサム・アンド・ブルー
6. ワンダリン
7. シー・ノウズ・ハウ・トゥ・ロック
8. カンサス・シティ
9. ダイレクトリー・フロム・マイ・ハート
10. メイビー・アイム・ライト
11. アーリー・ワン・モーニング
12. アイム・ジャスト・ア・ロンリー・ガイ
13. ホール・ロッタ・シェイキン・ゴーイング・オン

出演:リトル・リチャード、ミック・ジャガー、トム・ジョーンズ、ナイル・ロジャーズ、ノーナ・ヘンドリックス、ビリー・ポーター、ジョン・ウォーターズ
2023年/アメリカ/101分/カラー/ビスタ/5.1ch/DCP/原題:LITTLE RICHARD:I AM EVERYTHING
字幕:堀上香/字幕監修:ピーター・バラカン 提供・配給:キングレコード
little-richard.com
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