ガンズ・アンド・ローゼスのスラッシュ（g）が、５月17日にブルース・アルバム『Orgy of the Damned』をリリースすると発表し、ファースト・シングル「Killing Floor」（ハウリン・ウルフ1964年のカヴァー）のミュージック・ビデオを公開しました。

この曲には、AC/DCのブライアン・ジョンソンのヴォーカルと、エアロスミスのスティーヴン・タイラーのハーモニカがフィーチャーされており、スラッシュは次のように語っています。

「“Killing Floor” は、俺が大好きなハウリン・ウルフの曲の一つだが、若いギタリストだった俺を魅了した象徴的なブルース・リフの一つでもある。以前から何らかの形でカヴァーしたいと思い、このレコードが完璧な手段になったが、今回のバンドでこの曲を演奏し、ブライアン・ジョンソンが歌ってくれるとは、当時の俺には想像もつかなかった。スティーヴン・タイラーがハーモニカで参加してくれたことなど、言うまでもない」

なお、このブルース・アルバムには、ロバート・ジョンソンやTボーン・ウォーカー、マディ・ウォーターズ、スティーヴィー・ワンダーらのカヴァー曲に加え、スラッシュが同作のために書き下した唯一のオリジナル曲「Metal Chestnut」を含めた全12曲が収録され、ブラック・クロウズのクリス・ロビンソン、ゲイリー・クラーク・ジュニア、ZZトップのビリー・ギボンズ、イギー・ポップ、ポール・ロジャース、ベス・ハートなど、錚々たる豪華ゲストがフィーチャーされています。

またバック・バンドには、スラッシュが1996年に結成したブルース・バンド、スラッシュズ・ブルース・ボール（Slash’s Blues Ball）のメンバーだったベーシストのジョニー・グリパリックとキーボーディストのテディ・アンドレディスに加え、ドラマーのマイケル・ジェロームとシンガー／ギタリストのターシュ・ニールが参加しています。