MC5、10月発売の新作『Heavy Lifting』から「Boys Who Play with Matches」公開

今年2月に他界したMC5のウェイン・クレイマー（2月5日MLCニュース）は2022年、新アルバム『Heavy Lifting』の制作とツアー発表していましたが（2022年3月14日MLCニュース）、この新作が10月18日に発売されることになり、収録曲「Boys Who Play with Matches」が公開されました。

新作のリリースは、1971年の『High Time』以来53年ぶりとなり、収録された13曲のうち、12曲はクレイマーと2022年から2024年までリード・ヴォーカルを務めたブラッド・ブルックスが共作し、ボブ・エズリンがプロデュースを担当しました。

また、今年5月に他界したオリジナル・ドラマーのデニス・トンプソン（5月10日MLCニュース）が2曲にフィーチャーされ、特別ゲストとしてガンズのスラッシュや、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロ、アリス・イン・チェインズのウィリアム・デュヴァール、リヴィング・カラーのヴァーノン・リード、ドン・ウォズらが参加しています。

新作について、プロデューサーのボブ・エズリンは次のように語っています。

「非常にヘヴィな作品で、革新的なメッセージがあるものの、ユーモアのセンスもある。ヘヴィ・メタルの要素が少しあり、ファンクの要素はかなりあるが、ヘヴィなアルバムで、ギターが中心になっている。アルバムの大部分はギターの壁になっており、ウェインと彼の信念によって動かされている。これは、絶頂期のギターマンのスナップショットである。我々は皆、彼の作品が聴かれ、称賛されるようにする責任を感じている。我々はこのプロジェクトに全身全霊を注いだ」

なお、アルバムはスタンダード・エディションのほか、2CD／2LPのデラックス・エディションでも発売され、後者の2枚目のディスクには、2018年のツアーから収録した「Kick Out the Jams」や「Ramblin’ Rose」の未発表ライヴ音源が含まれます。