レコード・ジャケット・デザインに革命を起こした伝説的クリエイター集団“ヒプノシス”。映画&書籍の紹介イベントが1/11(土)ギャラリーOGU MAGにて開催
1970年代のイギリスで、ピンク・フロイド、レッド・ツェッペリン、イエス、10cc、ポール・マッカートニー&ウイングスなど、多くのミュージシャンのアルバム・ジャケットのデザインを担当し、その独創性と斬新なアイディアで非日常をヴィジュアル化した伝説的なクリエイター集団 “ヒプノシス”。そんな彼らを題材とした映画『ヒプノシス レコードジャケットの美学」(アントン・コービン監督)の日本公開と、書籍『ヒプノシス全作品集 コンパクト版』(シンコーミュージック・エンタテイメント刊)の出版を記念した紹介イベントが2025年1月11日(土) 、カフェ&ギャラリーOGU MAG(東京都荒川区東尾久4-24-7)にて開催されます。ギャラリー壁面は映画の予告編と『ヒプノシス全作品集』から選んだ代表作のアルバム・ジャケット等が投影され、ロック・ファンのみならず、デザイン、写真、グラフィックなど、ヴィジュアルアートに興味がある全ての人を魅了するヒプノシスの世界が紹介されます。また同会場ではヒプノシス関連の書籍及び映画「ヒプノシス レコードジャケットの美学」の前売券も販売されます。
「イギリスの伝説的クリエイター集団 “ヒプノシス” の世界へようこそ」
・日時:2025年1月11日(土) 13:00-18:00
・場所:OGU MAG 東京都荒川区東尾久4-24-7
JR山手線・京浜東北線 田端駅・北口改札より 徒歩8分
日暮里舎人ライナー 赤土小学校前駅・西口改札より 徒歩3分
※入場料などはございません。映画の前売券、書籍も販売いたします。
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アートワークでロックを芸術に昇華した伝説のデザイン集団の物語
ヒプノシス レコードジャケットの美学
2025年2月7日 YEBISU GARDEN CINEMA他 全国順次公開。
【ヒプノシス Hipgnosis(1968-1983)】 ストーム・トーガソン、オーブリー・“ポー”・パウエルが共同で創立したイギリスのデザイン・アート集団。ケンブリッジでピンク・フロイドのメンバーと出会いジャケットやツアー・ポスターの制作を開始。後にピーター・クリストファーソンが加わり、1970年代を中心に、ピンク・フロイド、ジェネシス、レッド・ツェッペリン、ポール・マッカートニーら数々のアーティストのカヴァーアートを創作。それまで宣伝用パッケージにすぎなかったアルバム・ジャケットを芸術の域に高めた。その後MTVなど時代の波に押され、1983年にチームは解散。ストームは2013年に死去。ピーター・クリストファーソンも2010年に死去している。
【監督:アントン・コービン(1955-)】 ポートレート写真家としてキャリアを築いた後、ミュージック・ビデオの制作も開始。以来、U2、ジョニー・キャッシュ、アーケイド・ファイア、デペッシュ・モード、ニルヴァーナ、メタリカ、ニック・ケイヴ、コールドプレイ、ザ・キラーズなど名だたるアーティストのプロモーションに関わってきた。ジョイ・ディヴィジョンのリード・ヴォーカル、イアン・カーティスの人生と死を描いた初の長編映画『コントロール』は、2007年カンヌ国際映画祭で5つのBIFA賞とカメラドール特別賞を含む約20の賞を世界中で受賞。その後、ジョージ・クルーニー主演『ラスト・ターゲット』(2010)、故フィリップ・シーモア・ホフマン主演『誰よりも狙われた男』(2014)、ジェームズ・ディーンと写真家デニス・ストックを描いたロバート・パティンソン&デイン・デハーン主演『ディーン、君がいた瞬間』(2015)を製作。デペッシュ・モードとそのファンを描いたコンサート映画『Spirits in the Forest』が2019年に公開された。
【作品概要】 ヒプノシス レコードジャケットの美学[原題:Squaring the Circle(The Story of Hipgnosis)]
監督:アントン・コービン/字幕:山口三平/2022年/イギリス制作/101分
出演:オーブリー・パウエル、ストーム・トーガソン(以上ヒプノシス)、ロジャー・ウォーターズ、デヴィッド・ギルモア、ニック・メイスン(以上ピンク・フロイド)、ジミー・ペイジ、ロバート・プラント(以上レッド・ツェッペリン)、ポール・マッカートニー、ピーター・ガブリエル、グレアム・グールドマン(10cc)、ノエル・ギャラガー(oasis)他
関連書籍の発売も決定!
【書籍概要】
『ヒプノシス全作品集 コンパクト版』
B5変型判
324ページ
予価4,950円(税込)
2025年1月中旬発売予定
非日常をヴィヴィッドに描くクリエイター集団「ヒプノシス」が、そのキャリアで生み出した全アルバム・ジャケットがここに!比類なきアイディアとセンス、それをヴィジュアルとして形に結実させる技術──。
史上稀に見る音楽専門のクリエイター集団「ヒプノシス」が世に放った全てのアルバム・ジャケットを、唯一存命のメンバーであるオーブリー・パウエルの解説とともにまとめた一冊。ロック・ファンはもちろんのこと、デザイン、写真、グラフィックなど、ヴィジュアル・アートに興味があるすべての人を夢中にさせること間違いなしの完全保存版!序文はピーター・ガブリエルによる書き下ろし。
主な収録作品:ピンク・フロイド「原子心母」「狂気」「炎」「アニマルズ」、レッド・ツェッペリン「聖なる館」「プレゼンス」、ポール・マッカートニー&ウイングス「バンド・オン・ザ・ラン」「ヴィーナス・アンド・マース」、イエス「究極」、10cc「愛ゆえに」「びっくり電話」、ジェネシス「眩惑のブロードウェイ」、ピーター・ガブリエル「ピーター・ガブリエル3」、UFO「宇宙征服」、スコーピオンズ「ラヴドライヴ」、レインボウ「闇からの一撃」、T.レックス「電気の武者」、ウィッシュボーン・アッシュ「百眼の巨人アーガス」、XTC「Go2」、松任谷由実「昨晩お会いしましょう」ほか多数。
好評発売中!
『ヒプノシス ロック名盤デザイン秘話』
著者:オーブリー・パウエル(著)、島田陽子(訳)
シネマート新宿、シネ・リーブル池袋 他 全国順次公開
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