ザ・バンドの創設メンバー、ガース・ハドソンが87歳で死去

ザ・バンドは再結成してから1983年に初来日、東京・渋谷公会堂のステージでのガース・ハドソン。
ザ・バンドのオリジナル・メンバーで、最後の生き残りメンバーだったキーボーディスト/マルチプレイヤーのガース・ハドソン(Garth Hudson)が1月21日、87歳で死去しました。
カナダの『トロント・スター』紙によると、ハドソンはニューヨーク州ウッドストックの介護施設にて、眠るように息を引き取ったそうです。
カナダの『トロント・スター』紙によると、ハドソンはニューヨーク州ウッドストックの介護施設にて、眠るように息を引き取ったそうです。

ハドソンは1937年にオンタリオ州ウィンザーの音楽一家に生まれ、幼少期からピアノを習い、11歳で最初の曲を書き、12歳までにダンス・バンドでプロとして演奏していました。
1961年、ロカビリー・シンガー/ソングライターのロニー・ホーキンス(2022年5月31日MLCニュース参照)からバック・バンドのザ・ホークス(The Hawks)にスカウトされ、ギタリストのロビー・ロバートソン(2023年8月17日MLCニュース参照)、ベーシストのリック・ダンコ、キーボーディストのリチャード・マニュエル、ドラマーのレヴォン・ヘルムのラインナップに加わりました。
その後、北米で絶え間なくライヴ演奏を続けていたホークスは、1965年にボブ・ディランのバック・バンドになり、ニューヨーク州ウッドストックに移った後、1968年にザ・バンドに改名し、同年デビュー・アルバム『Music from Big Pink』をリリースしました。
70年代初頭、ロックンロールの激動が本格化する中、ザ・バンドは昔ながらのアメリカン・フォークの伝統に戻り、8年にわたりレコーディングとツアーを続け、8枚のスタジオ・アルバムをリリースしましたが、1976年11月25日にサンフランシスコのウィンターランド・ボールルームでフェアウェル・コンサート『The Last Waltz』を行ない、解散しました。
この公演には、ボブ・ディランやエリック・クラプトン、リンゴ・スター、マディ・ウォーターズ、ニール・ヤング、ジョニ・ミッチェルをはじめとする豪華ゲストが出演し、マーティン・スコセッシ監督の下、1978年にドキュメンタリー映画『The Last Waltz』として公開され、3枚組LPのサウンドトラックとしてもリリースされました。
ハドソンは解散後の16年間、カリフォルニアの音楽シーンで活動を続け、スコセッシ監督1980年の映画『Raging Bull』、1982年の『The King Of Comedy』、アカデミー賞を受賞した1983年の『The Right Stuff』などのサウンドトラックに貢献したほか、セッション・ミュージシャンとして、エミルー・ハリスやヴァン・モリソン、レナード・コーエンらをはじめとする多数のアーティストのアルバムで演奏していました。
また、1983年にロバートソン抜きで再結成したザ・バンドにも参加し、バンドが90年代に3枚のアルバムをリリースした後、2001年にソロ・デビュー・アルバム『The Sea to the North』を発表しました。
1961年、ロカビリー・シンガー/ソングライターのロニー・ホーキンス(2022年5月31日MLCニュース参照)からバック・バンドのザ・ホークス(The Hawks)にスカウトされ、ギタリストのロビー・ロバートソン(2023年8月17日MLCニュース参照)、ベーシストのリック・ダンコ、キーボーディストのリチャード・マニュエル、ドラマーのレヴォン・ヘルムのラインナップに加わりました。
その後、北米で絶え間なくライヴ演奏を続けていたホークスは、1965年にボブ・ディランのバック・バンドになり、ニューヨーク州ウッドストックに移った後、1968年にザ・バンドに改名し、同年デビュー・アルバム『Music from Big Pink』をリリースしました。
70年代初頭、ロックンロールの激動が本格化する中、ザ・バンドは昔ながらのアメリカン・フォークの伝統に戻り、8年にわたりレコーディングとツアーを続け、8枚のスタジオ・アルバムをリリースしましたが、1976年11月25日にサンフランシスコのウィンターランド・ボールルームでフェアウェル・コンサート『The Last Waltz』を行ない、解散しました。
この公演には、ボブ・ディランやエリック・クラプトン、リンゴ・スター、マディ・ウォーターズ、ニール・ヤング、ジョニ・ミッチェルをはじめとする豪華ゲストが出演し、マーティン・スコセッシ監督の下、1978年にドキュメンタリー映画『The Last Waltz』として公開され、3枚組LPのサウンドトラックとしてもリリースされました。
ハドソンは解散後の16年間、カリフォルニアの音楽シーンで活動を続け、スコセッシ監督1980年の映画『Raging Bull』、1982年の『The King Of Comedy』、アカデミー賞を受賞した1983年の『The Right Stuff』などのサウンドトラックに貢献したほか、セッション・ミュージシャンとして、エミルー・ハリスやヴァン・モリソン、レナード・コーエンらをはじめとする多数のアーティストのアルバムで演奏していました。
また、1983年にロバートソン抜きで再結成したザ・バンドにも参加し、バンドが90年代に3枚のアルバムをリリースした後、2001年にソロ・デビュー・アルバム『The Sea to the North』を発表しました。

商品詳細
ガース・ハドソン
『Sea to the North』
Amazon Music(SEP 18 2001)¥1,600
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その後、2017年に開催されたザ・バンドの40周年記念トリビュート・ツアー「The Last Waltz 40」に出演し、2023年にはニューヨークのイベントで5年ぶりにパフォーマンスを披露していましたが(2023年4月20日MLCニュース)、これが公の場での最後の姿となりました。
なお、ハドソンはザ・バンドのメンバーとして1994年に「ロックの殿堂」入りを果たしたほか、2002年にカナダのサウス・ブルース・ソサエティから「生涯功労賞」を授与され、2005年にはハミルトン・ミュージック・アワードの「最優秀インストゥルメンタリスト賞」を受賞しています。
安らかなる眠りをお祈りいたします。


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ザ・バンド
『カフーツ』50周年記念エディション(スーパー・デラックス・エディション/限定盤)
2SHM-CD+BLU-RAY Audio+LP+7inch single(2021/12/10)¥22,000
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◯スーパー・デラックス・エディション
〈2CD + 1LP + ブルーレイ + 7インチ・シングル/輸入国内盤仕様/完全生産限定盤〉
22,000円(税込)UICY-79854
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『カフーツ』50周年記念エディション(デラックス・エディション/限定盤)
・Amazon Music・MP3(2021/12/10)¥2,500
・2CDs(2021/12/10)¥3,960
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ザ・バンド
『ステージ・フライト』50周年記念エディション(スーパー・デラックス・エディション)
・Amazon Music・MP3(1970/8/17)¥3,100[Deluxe Remix 2020]
・2SHM-CDs+Blu-ray Audio+LP+7inch single(2021/2/12)¥24,200
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ザ・バンド
『ザ・バンド』50周年記念スーパー・デラックス・エディション(完全生産限定盤・Blu-ray Disc付)
・2CDs+2LPs+7 inch+Blu-ray (2020/1/31)¥17,600
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