ラッシュの全キャリアを網羅したアンソロジー・ボックスセット『Rush 50』、3月発売

ラッシュ初のアンソロジー・ボックスセット『Rush 50』が、3月21日にUMe／マーキュリーとアンセム・レコーズから発売されることになり、ボックス開封映像が公開されました。

『Rush 50』は、1973年のデビュー・シングル「Not Fade Away」から2015年のラスト・パフォーマンスに至るまで、半世紀にわたる全キャリアを網羅する作品で、全50曲を収録したスーパー・デラックス・エディション（7LP＋4CD）のほか、7LPデラックス・エディション、4CDデラックス・エディション、デジタル・エディションでも発売され、未発表音源や、レコード／CD でリリースされたことのない曲も収録されています。

未発表音源には、1974年8月にオハイオ州クリーヴランドの アゴラ・ボールルーム公演で録音された「Bad Boy」「Garden Road」「Anthem」や、 2015年8月にロサンゼルスのザ・フォーラムで行なわれたバンド最後の公演から「What You’re Doing／Working Man／Garden Road」のメドレーなどが含まれ、この中から未発表ライヴ音源「Garden Road（Live At Agora Ballroom, Cleveland, Ohio – 8/26/1974）」が公開されています。

なお、スーパー・デラックス・エディションには、長年バンドのクリエイティヴ・ディレクターを務めるヒュー・サイムがデザインした50周年記念の新しいアートワークや20枚の新しいリトグラフが含まれるほか、曲のイラスト、バンドの写真、著名なロック・ジャーナリストのデヴィッド・フリックとフィリップ・ワイルディングによる詳細なエッセイを掲載した104ページのハードカヴァー本が付き、さらに2冊目のハードカヴァー本として、ゲディ・リーとアレックス・ライフソンがバンドのキャリアを回想する100ページのグラフィック小説『The Fullness of Time』も付属されます。

後者のグラフィック小説は、アニメ・スタジオのファントゥーンズ（Fantoons）が執筆とイラストを担当し、各スタジオ・アルバムのレコーディングにおける試練と苦難、成功を振り返るリーとライフソンの会話を視覚的に生き生きと表現しており、長年にわたりラッシュのサウンドの進化に尽力した多くのプロデューサーやエンジニアの協力も得ているそうです。

また、ラッシュ・ストア限定のスーパー・デラックス・エディションには、上記に加え、ファントゥーンズが新たに描いた4枚のボーナス・リトグラフも含まれ、バンドのキャリアにおける様々な段階のキャラクターがフィーチャーされています。

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