ボッサ・ポップな在ブルックリン日系人シンガー・ソングライター/ギタリスト、メイ・シモネス。待望のデビュー作『アニマル』リリース

メイ・シモネスはニューヨークのブルックリンをベースに活動する日系人シンガー・ソングライター。時にジャジーに時にボサ・ノヴァ風に、かと思えばグランジーな横顔さえ見せるリリカルなネオアコ女子24歳。英語詞の曲を聞いていると完全に米国人の歌なのですが、油断していると日本語詞が飛び出してきて「おばあちゃんの作ったおはぎを食べよう」とかファンシーに歌われると、実は下北沢とか多摩センターの駅前辺りで歌ってない?と勘ぐりたくなります。そしてCDショップ洋楽棚担当の皆様、発注の際にはスペリングにご注意ください。アルバムは『Animal』ではなく『Animaru』です。ここ、非常に重要なポイントです。

〈以下メイカー・インフォメーションより〉

日本人の母を持つブルックリンをベースとするシンガー・ソングライター/ギタリスト、メイ・シモネス。話題を呼んだ前EPから1年、待望のデビュー・アルバム『アニマル』がリリース。アルバムより、シングル/ビデオ「Dumb Feeling(ダム・フィーリング)」をリリース。

メイ・シモネス(Mei Semones)は、5月2日にベヨネット・レコーズ(Bayonet Records)から発売されるデビュー・アルバム『Animaru』より、シングル「Dumb Feeling」をリリースする。彼女の音楽は本来、ロマンスや柔らかな感情を呼び起こすものかもしれないが、このアルバム『Animaru』の核心は、メイと彼女のバンドの緊張と解放の巧みなバランスにある。個々の曲の中には、アコースティック・ギターをバックに、メイの魅力的なヴォーカリゼーションが響き渡る瞬間がしばしば存在する。しかし、ふとした瞬間に、スウィープするストリングスと複雑なギターのリズムが織り成すオーケストラのうねりへと変化する。アルバムのオープニングを飾る「Dumb Feeling」はその典型だ。ボッサとサンバがブレンドされたこの曲は、メイがニューヨークでの生活に満足していることを表現するため、サビでインディ・ロックのセンスを発揮する。

また、同曲のビデオもそれを反映しており、バンドとリハーサルで合流する前のメイがニューヨークで生き生きとしている様子が映し出されている。

「“Dumb Feeling” のミュージック・ビデオは、マンハッタンとブルックリンを電車で往復しながら、街を走り回り、バンドとリハーサルをするという、私のニューヨークでの1日を描いたもの。このビデオは、私にとってこの曲が意味するもの、つまり、この街への愛、感謝、満足感、ここにいる友人たち、私たちが作る音楽、そして、軋む電車、ネズミ、ハトといったこの街の魅力的なカオスを表現したかったの」とメイは語る。
●ブルックリンを拠点に活動する24歳のシンガー・ソングライターで卓越したギタリスト、メイ・シモネスは、5月2日にベヨネット・レコーズから初のフル・アルバム『Animaru』をリリースする。2024年はMeiとって変革の年だった。2024年にEP『Kabutomushi』をリリースして以来、シモネスは『Rolling Stone』の「Artist You Need to Know」で取り上げられ、『Paste』の「Best of What's Next」にも選ばれた。また、全米で大規模なツアーを行ない、熱心なファンを育て、最終的に『Animaru』に収録される曲を書きあげた。『New York Times』が「エレガントで、柔軟で、狡猾な曲」と評した『Kabutomushi』に収録の楽曲に続く『Animaru』(「animal」の日本語での発音)の曲は、メイの直感に対するより深い信頼の具現化である。このアルバムは、音楽的に印象的な楽曲のコレクションで、メイはこれまで以上に冒険的で、傷つきやすく、自信に満ちたサウンドを聴かせてくれる。「後先考えず、また考えすぎないこと。私が望む生き方は、自分にとって大切なことをすること。そして、誰もがそう生きるべきだと思う」とシモネスは自己肯定感の強まりを語る。メイと彼女の5人編成のバンドは、2024年の夏、友人のチャールズ・ダルケ(Charles Dahlke)が経営するコネチカット州の農場にあるスタジオ「Ashlawn Recording Company」でこのアルバムをレコーディングした。セッションに彼女が持ち込んだ楽曲は、『Kabutomushi』とは異なり、人生への愛、家族への愛、音楽への愛、そしてギターへの愛といった、洗練された非ロマンチックな愛を宣言する。『Animaru』は、ソングライター、ミュージシャンとしてのMeiの魅惑的な幅の広さを立証するものであり、Meiがこれまでに書いた曲の中でも最も挑戦的で最もストレートな曲も含まれている。

●ミシガン州アナーバー出身で、日本人の母を持つメイ・シモネス(芽衣シモネス)は、幼い頃から音楽をプレイしていた。4歳でピアノを始め、11歳でエレクトリック・ギターに転向。高校でジャズ・ギターを弾いた後、バークリー音楽大学でジャズを中心にギター演奏を学んだ。数枚のシングルとEPをリリースし、2022年にはニューヨークへ移住。また、メイと彼女のバンドは、ポスト・ボッサのバラード歌手、ジョン・ローズボロ(John Roseboro)とコラボレートし、メロディック・ロックのアウトフィット、Raaviと初のツアーも実施。日本語の幼稚園の先生として働きながら、曲作りも続けた(なお、歌詞は英語と日本語の両方で書かれている)。2024年の春にはEP『Kabutomushi』をリリース。『Rolling Stone』の「Artist You Need to Know」や 『Paste』の「Best of What's Next」に選ばれ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Red Hot Chili Peppers)のフリー(Flea)が絶賛するなど注目を浴び、来日公演もおこなった。
 
「メイ・シモネスはちょっとした驚きの達人だ」‐『Paste』
「インディ・ロックとメロディック・ポップに踏み込んだ『Kabutomushi』は、これまでで最もエキサイティングで完成度の高い作品だ」‐『Rolling Stone』
 
■More info:Big Nothing
【リリース情報】2025.5.2 ON SALE[世界同時発売]

メイ・シモネス『アニマル』
Mei Semones/Animaru

ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ
・品番:BR066JCD[CD]BR066JLP-C1[LP/国内流通仕様]
・定価:未定[CD]未定[LP/国内流通仕様]
・その他;
世界同時発売、解説/歌詞/対訳付、日本盤ボーナス・トラック収録[CD]
世界同時発売、解説/歌詞/対訳付、限定カラー盤[LP/国内流通仕様]
商品情報
メイ・シモネス
『Animaru』


Amazon Music(MAY 02 2025 )¥1,600
1. Dumb Feeling
2. Dangomushi
3. Tora Moyo
4. I Can Do What I Want
5. Animaru
6. Donguri
7. Norwegian Shag
8. Rat With Wings
9. Zarigani
10. Sasayaku Sakebu

*他、日本盤ボーナス・トラックを追加収録(CD)
商品情報
メイ・シモネス
「Kabutomushi」


Amazon Music(APR 05 2024)¥700
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