2026年1月来日のメイ・シモネス、デビュー・アルバム以来のシングル「クラヤミ」「ゲット・ユースト・トゥ・イット」を7インチでリリース

メイ・シモネス（Mei Semones）は5月のデビュー・アルバム『Animaru』以来の新曲となるシングル、「Kurayami」と「Get used to it」をリリースする。この2曲は12月に7インチでもリリースされる。

●「『Kurayami』は日本語で『ダークネス（暗闇）』という意味。この曲はミシガンで育った頃の思い出、そして友達と過ごした日々について歌っている。子供の頃は、本当に楽しくて幸せだったけど、ある時、純粋さを失い始めたのを覚えている。この曲は、そんな気持ちを歌った曲。私が書いた曲の中でもテクニック的に難しい曲の一つで、歌いながらプレイできるようになるまでには、かなりの練習が必要だった。楽しいテンポ・チェンジ、変拍子、広い音程のアルペジオ、速いリックがたくさんあり、バンドのアレンジも本当にクリエイティブだと思う」とメイは “Kurayami” について語る。

また、日本で撮影され、新保拓人（Takuto Shimpo）が監督した、スタイル豊かでシネマティックな同曲のミュージック・ビデオも公開されている。

●「Get used to it」について、シモネスは「孤独で一人でいることの美しさ、人生で大切だったものからスペースを残しながらいかに前に進むか、そして、ギターと音楽への愛について歌っている。ナイロン弦で書いた2曲目の曲で、変化とメロディはセロニアス・モンク（Thelonious Monk）に少し影響を受けている。楽器編成は他の曲よりもミニマルで、私（ギター＆ヴォーカル）、アップライト・ベース、ドラムだけ。ライヴでのジャズ・トリオのようなサウンドを目指していたので、特にレイヤーなどは入れていない。3人でプレイした曲をそのままレコーディングしただけで、それがこの曲の裏にある感情を捉える最良の方法だったと思う」と「Get used to it」についてメイは説明する。

・『The New York Times』“Artist to Watch”

・『Rolling Stone』“Artist You Need to Know”

・『Stereogum』“Artist to Watch”

・『Paste』“Best of What’s Next”

●ミシガン州アナーバー出身で、日本人の母を持つ芽衣シモネス（Mei Semones）は、幼い頃から音楽をプレイしていた。4歳でピアノを始め、11歳でエレクトリック・ギターに転向。高校でジャズ・ギターを弾いた後、バークリー音楽大学でジャズを中心にギター演奏を学んだ。数枚のシングルとEPをリリースし、2022年にはニューヨークへ移住。また、メイと彼女のバンドは、ポスト・ボッサのバラード歌手、ジョン・ローズボロ（John Roseboro）とコラボレートし、メロディック・ロックのアウトフィット、Raavi（ラーヴィ）と初のツアーも実施。日本語の幼稚園の先生として働きながら、曲作りも続けた（なお、歌詞は英語と日本語の両方で書かれている）。2024年の春にはEP『Kabutomushi』をリリース。『Rolling Stone』の「Artist You Need to Know」や Pasteの「Best of What's Next」に選ばれ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ（Red Hot Chili Peppers）のフリー（Flea）が絶賛するなど注目を浴び、来日公演も実施。2025年5月にはデビュー・アルバム『Animaru』をリリースし、フジロックフェスティバルにも出演。2026年1月におこなわれる東名阪の単独公演は、東京の追加公演も含め、即完した。

【リリース情報】2025.12.12 ON SALE

メイ・シモネス／Mei Semones
「Kurayami／Get used to it」／（クラヤミ／ゲット・ユースト・トゥ・イット）

ビッグ・ナッシング／ウルトラ・ヴァイヴ
BR076LP-C1［7”／輸入盤］
定価：オープンプライス