ジェスロ・タル、最新アルバムから「Over Jerusalem」のMV公開

バンドは最近、この曲をツアーで披露しており、リーダーのイアン・アンダーソンは次のように語っています。
 
「1986年以来、コンサートのためにエルサレムやイスラエルを何度も訪れてきましたが、世界中の多くの人々がそうであるように、私はこの地域全体が直面している政治的、社会的、そして文化的なジレンマに苦悩を感じてきました。最初の1、2回の訪問の後、私はそこでの公演を続けることを決意しましたが、それは全収益を地元の様々なNGOに寄付するためです。これらのNGOは、大半がアラブ人、ユダヤ人、キリスト教徒の共学を支援していますが、しばしば音楽的な偏見があるのです。
 
エルサレムの深く複雑な歴史は、サイモン・セバグ・モンティフィオーレが執筆した『エルサレム：伝記』に見事に記録されており、単純な見解や両極端の立場をとる多くの人々に最もよく読まれているでしょう。モンティフィオーレは『エルサレム症候群』に言及していますが、それは私自身の少々苦悩に満ちた見解をほぼ要約しています。
 
私は、歴史上最も重要な都市の一つであるエルサレムの未来、そして現代世界における極めて重要な地位に深い敬意と懸念を抱き続けています。この歌の最後の一節で、『私はエルサレムを忘れていない』と歌っていますが、悲劇的な恋愛のように、エルサレムは時が経とうと消えることのない記憶として残っています。モスクワやキエフの話はやめておきましょう……」
 
なお、最新アルバムの詳細については、1月14日のMLCニュースに掲載されたメイカー・インフォメーションをご参照ください。