昨年初来日も果たしたウェンズデイ、高評価を得た2023年『Rat Saw God』以来の新曲「Elderberry Wine」をリリース、ビデオも公開

世代をリードするソングライター、カーリー・ハーツマン（Karly Hartzman）率いるノースカロライナのロック・バンド、ウェンズデイ（Wednesday）は、トゥワンギー（カントリー・ミュージックやスウィング・ジャズなどで特徴的な音色）でタイムレスなニュー・シングル「Elderberry Wine」と、Spencer Kelly監督によるビデオを公開した。

「“Elderberry Wine” は、人生における甘いもの（愛、家族、成功）も、適切な準備と適切な取り扱いを怠れば毒になってしまう可能性があることを歌っている。エルダーベリーは癒しの果実として知られ、免疫力を高めるための強壮剤やシロップの原料としてよく使われている。しかし、ある時、妹が生で食べたら、すぐに嘔吐してしまった。つまり、“Elderberry Wine” は、満たされるための最適な環境を作り出すことを歌ったラヴ・ソングだ。特に愛においては、二つの人生が互いに毒を及ぼすことなく交差するためには、繊細なバランスが必要だ」とハーツマンは説明する。

「Elderberry Wine」は、ウェンズデイ（カーリー・ハーツマン、MJレンダーマン［MJ Lenderman］、ザンディ・チェルミス［Xandy Chelmis］、アラン・ミル［Alan Mille］、イーサン・ビーチトールド［Ethan Baechtold］）のブレイクスルー・アルバム『Rat Saw God』以来、初めリリースされる新曲だ。『Rat Saw God』は2023年に最も批評家から高い評価を得たアルバムの一つとなり、『New York Times』『NPR』『Pitchfork』『Rolling Stone』『Associated Press』『Wall Street Journal』『LA Times』『The Altantic』『The Ringer』『The FADER』『Paste』『Consequence』『Stereogum』など、数々のメディアによる年間ベスト・アルバムのリストにランクインした。

「このミュージック・ビデオの大部分は、グリーンズボロで2番目に古く、間違いなく最も活気のあるバーの一つである〈The Bench〉で撮影した。頭上から大音量で流れる音楽の下、毎日、様々な階層の人々がそこで語り合っている。いくつかのシーンは事前に決めて準備したが、このバーの雰囲気をできるだけリアルに再現したかった。そのため、ビデオに登場するのは、カーリーの父親ジョージを含め、常連客ばかりだ。このビデオは、コミュニティ意識が深く、ビールがいつも冷えている、こうした場所へのラヴ・レターのようなものだ」とスペンサー・ケリー（Spencer Kelly）監督はビデオについて語る。