ビートルズ来日記念ウィーク’25 イベント・レポート PART. 3:「『アビイ・ロード』のB面ばかり聴いていました」Chage氏 ノーカット版(MLC会員限定)

▲右側写真の左よりChage氏、藤本国彦氏。

Chage氏が手にしているのは「THE BEATLES 1966年日本武道館公演」チケット。

ビートルズの日(6月29日)を中心に、ビートルズに所縁のあるミュージシャン、評論家、プロデューサーが集い語り合う「ビートルズ来日記念ウィーク」。2025年6月28日、29日、BAUHAUS ROPPONGIにて開催された。

ストーリーテラーは藤本国彦さん。6月28日昼の部、ゲストはミュージシャンのChageさん。

登壇されたChageさんは、額縁に入れた『1966年7月1日 昼の部 THE BEATLES 日本公演チケット』をテーブルの真ん中に置き、それにまつわるビートルズ体験から話は始まる。この日ライヴ・パートを担当したビートルズ・トリビュートバンドのTHE BEATRUSHとはビートルズ話で、楽屋で10年来の友人のように盛り上がったとか。
 
Chage:ビートルズのコピー・バンドは世界中に数知れずあると思うんですけど、BEATRUSHのパフォーマンスは5本の指に入るんじゃないですか。首の振り方とか細かい仕草とかシルエットでやったら分からないですよ。
 
藤本:ギターからはみ出したストラップの長さもコピーして(笑)。
 
Chage:(場内に)気がつきました? あそこまで研究してるんだ。ハッキリ言うとバカですね(笑)。(場内爆笑大拍手)
 
藤本:僕の記憶だとChageさんには2018年と2022年は渋谷、2024年と今回の2025年は六本木でゲストに来ていただいてます、ありがとうございます。
 
Chage:いえいえ、僕は<藤本教授によるビートルズの夏期講習>だと思ってますから。
 
藤本:(笑)そもそもChageさんのビートルズとの出会いは何だったんですか?

Chage:まず、このビートルズの日本公演の本物のチケットですが、持っていた方が私の叔父さんなんです。小学校の低学年の頃、叔父さんの家に行くと必ずビートルズがかかっていて、叔父さんはルックスまで真似して、ギターも弾けて歌も唄うし、とにかくビートルズの話しかしない人だったんです。僕、本名が秀之(しゅうじ)って言うんですけど、“秀之、この4人の男が世界を変えるから” ってずっと言われ続けました。「ア・ハード・デイズ・ナイト」の歌の中でも♫ I should be sleeping~ってフレーズになると、“秀之、お前、名前呼ばれてるぞ” って(笑)。

 映画『ハード・デイズ・ナイト』も叔父さんに連れられて福岡・中洲の映画館で観ました。最初は『ゴジラ』を見るはずだったけれど、叔父さんの企みで変更。それで、映画が始まると、もうスクリーンめがけて叫ぶ女の子の金切り声の渦!!  この映画はなんだ? 大騒ぎをしてるのはなぜ? と大ショックを受けました。けれど映画でかかっている曲には聴き覚えがあって、全部叔父さんが聴かせてくれた曲ばかり。叔父さんは本当に僕を可愛がってくれて、もしかしたら、ビートルズのことも僕に受け継がせようとしてたんじゃないかな──。音楽に自然と入って行けたのも叔父さんのおかげです。

 それでもまぁ、小学生ですからそのうち同級生と遊んだりすることが多くなって、叔父さんとは疎遠になるんです。けれど中学に入った頃に聞いたラジオの深夜放送でビートルズがかかった。当時は新曲の「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」。それで、あ、ビートルズだ、ポールの声だ──と思ったらなんかものすごく懐かしくて涙が出てきちゃって…。そこから遡って聴いていくと、小学生から聴かされて全部知っているからどんどんハマっていきました。中学生になると音楽に目覚めてきますから、家にあったフォークギターを弾き出して音楽をやり始めるんです。そこから高校、大学と音楽しかやってこなかった。
 
 自分で曲を作って歌う──のもビートルズの影響です。井上陽水さんやチューリップの財津和夫さんもビートルズに傾倒されているのをラジオで聴いて。福岡は日本のリヴァプールと言われていたし、ビートルズのコードの影響も受けてオリジナル曲を作り、大学にはいって音楽部の部室でギターを弾き続けて曲を作っては週に1回必ずライヴをやってました。毎回1曲は新曲を作って入れて。今は4曲くらいしか覚えてないですけど、その中に「エピローグ」という歌もあります。やっぱり叔父さんはプロデューサーで、僕のそういう力を発掘してくれたんでしょうね。
 
 大学で本格的に音楽を始めて、バンドを組んでASKAとも出会って。ヤマハのポプコンの九州地区大会に出場しました。そこで僕とASKAで1.2フィニッシュをして、ヤマハのディレクターに “同じ大学で1.2フィニッシュなんだから二人で組めば” と言われたんです。
 
 そして1979年、CHAGE and ASKAでデビューが決まって東京に行くときに、叔父さんがふらっとやって来て、“秀之、このチケットはお前が持っておけ、俺じゃなくてお前が持つんだ” ってビートルズのチケットを渡してくれたんです。それ以来ことあるごとに、曲や詞ができないときとか ── 僕にとってはパワーのあるチケットなんですよ。1966年7月1日、当時叔父さんが観た席は南東スタンド2階K列52番、藤本さんこれは後ろの方でしょ。
 
藤本:かなり後ろですね。Kだと11列だから。
 
Chage:当時、夜行列車で学生服を着て、武道館へ行ったそうです。

ビートルズから受けた様々な影響
 
藤本:ビートルズのレコードで初めて買ったのは何でした?

Chage:中学で自分で最初に買ったシングル盤はパートリッジ・ファミリーの「悲しき初恋」。これがよくできている曲で、ビートルズの影響もしっかり受けていてコーラス・ワークもすごい。ビートルズは兄貴が『レット・イット・ビー』を買い、僕は『アビイ・ロード』を買いました。今でも自分の中ではビートルズのベスト盤です。賛否両論あると思いますけど、B面のメドレーにはすごくしびれまくりました。曲の断片をつなぎ合わせたり曲間にS.E.を入れたりの編集の妙がすごく気持ちよくて、B面ばかり聴いてました。
 
 CHAGE and ASKAで初めてロンドン・レコーディングに行ったときも、どこに行きたいか訊かれたので、“そんな野暮なこと訊かないで、横断歩道(アビイ・ロード)渡らせてよ。横断歩道とリヴァプール行かせて” って言いました。

 ロンドンに行ってソッコーで横断歩道を渡って──いいですね、本当に気持ち良かった。撮影も大変で、道の真ん中からじゃないとあの写真は撮れない。一番危ない所なんですよ。で、プロのカメラマンに撮ってもらって大満足しました。
 
 リヴァプールには電車で行ったんですけど、ライム・ストリート駅に降りた瞬間からビートルズの街でね。タクシーに乗った瞬間、ドライバーの親父がビートルズを歌い出すんですよ。で、ミュージアムへ連れていかれて、僕は港町をウロウロして、ペニー・レインとかいくつか楽曲ゆかりの場所にも行きました。十分堪能しましたね。
 
 ビートルズの曲は、<ただただ楽しい><ただただ切ない><深く考えさせる><ちょっと危ない内容>の4つくらいのパターンを織り交ぜて作られてると思うんです。今はSNSで自分の考えをそれぞれが発信できるけど、ビートルズはそういうことを音楽で表現してくれていたんですね。音楽の力って改めてすごいなって思いました。

ビートルズがベースにあるMULTI MAXを結成
 
Chage:CHAGE and ASKAでデビューして10年後に、UKサウンドを追求するMULTI MAXを結成しました。MULTI MAXのポリシーっていうのは、<ここのフレーズ、ビートルズならどうするやろね──>なんですよ。なんでもかんでもビートルズを意識して<このドラム・フィル、リンゴやったらどう叩くっちゃろね──ポールやったらどんなベース・ライン弾くっちゃろーかね>っていうバンドなんです。常にビートルズが元にあって、ライヴが好きですからがんがんライヴをやる。CHAGE and ASKAとは違ったとんがった音楽を、UKサウンドどっぷりでやりました。
 
 UKサウンドってどんなに激しくやってもどこか曇っていて、アメリカのロックみたいに突き抜けないんですよ。そこが凄い。「ヘルター・スケルター」も激しいですけど憂いがある。そういうことをMULTI MAXはずっと追求していったら、もう楽しくなって。初めは伝説的にアルバム1枚作ってライヴ1回やって終わる!って言ってたんですけど、楽しくなっちゃいまして、CHAGE and ASKAと並行してやりました。そうすると逆にそれぞれの面白さがわかるんです。MULTI MAXやっているとCHAGE and ASKAの、CHAGE and ASKAやっているとMULTI MAXの面白さがわかる。今で言う二刀流ですね。
 
 その後MULTI MAXから脈々と継がれているUKロック路線として、1/6(ワンスラーシックス)というバンドを作りました。メンバーが皆ビートルズ・フリークなんですよ。結成したのは3年くらい前。1/6のライヴをやるときは博多出身ですから、<バリカタ・ロック>って、少し硬めのゴリっとしたヤツをやってます。特にベースの音に拘ってまして、電圧が高い方が低音がドンって来る(イギリス230~240V/日本100V)ので、1/6のベーシスト直ちゃん(山田直子)は100Vでも重低音が出る特注のアンプで演奏してます。ビリビリ来ますよ。

Chageさんから藤本教授への質問の数々

Chage:藤本さんにいっぱい聞きたいことがあるんですけど、藤本さん的には『ザ・ビートルズ・アンソロジー』は正直どうでした?
 
藤本:基本的にスタジオ音源が好きなんですよ。海賊盤で聴いてた曲もあったので、オフィシャルで出るのは嬉しいなあと。書籍と映像と音の三位一体のプロジェクトで(音は95年~96年にCD2枚組アルバムがVol.1~Vol.3として発売)、ジョンのデモ・テープにポール、ジョージ、リンゴの3人が手を加えて「フリー・アズ・ア・バード」と「リアル・ラヴ」がビートルズの新曲として発売されました。最近、3曲目の新曲となった「ナウ・アンド・ゼン」(2023年発売)で使ったAI(マル)をその2曲にも使って音を綺麗にしたので、ジョンの声が見違えるほどよくなったと、ジョンの息子のショーン・レノンとジョージの息子ダニー・ハリスンが話していました。秋ぐらいにはなんらかの動きがあるんじゃないでしょうか。「ナウ・アンド・ゼン」は『赤盤』『青盤』のリミックス版(2023年)にも入りましたよね。
 
Chage:僕は『赤盤』と『青盤』を聴いたときに、聴こえない音が聴こえたのでビックリしたんです、実はこういう音だったんだって。モノラルを聴いて育ってきた僕としては、何か別物だったから。初期の頃の好きな曲「ジス・ボーイ」で三声のコーラス・ワークがクリアーにクッキリ聴こえてきて、サビでジョンのシャウトが入ってくると、もうウワ~~、こんなに凄かったんだジョンのシャウト!って思った。
 
藤本:あの曲はスモーキー・ロビンソン&ミラクルズを元にしてますね。2023年の「ナウ・アンド・ゼン」はいかがでした?
 
Chage:ジョンはもう亡くなっていてこの世にいないけど、声が残っている──という不思議な感覚。ビートルズはもう絶対にライヴはできないけれど、AIという技術、人工知能という技術がどんどん発達していくと、4人でステージに立てるんじゃないですか?
 
藤本:すでにヴァーチャルなステージでABBAとかホイットニー・ヒューストンとかをやってますし、YouTubeなどを見ると、ジョン・レノンが歌う「イエスタデイ」とかもネットに上がってます。AIで作られた音源について、ポールはそれを危惧してますね、オリジナルとはなんぞや?と。
 
Chage:禁断のラインを超えちゃうような気がしないわけではないけど、不可能じゃないところまで来ている。いかがなもんですかねえ。私、ライヴばっかりやってますけど、AIの作り物がステージに立ったら、歌詞も間違えないしギターも間違えないけど(笑)。
 
藤本:(笑)Chageさんの好きなアルバム・ジャケットは何ですか?
 
Chage:『アビイ・ロード』の裏ジャケ。見飽きた横断歩道の裏側(笑)。赤レンガに青いミニスカートの女性がひらっと写ってる。中学・高校生の頃に見たら、石鹸の香りがしたんです。しかも顔は写ってない。藤本さんの好きなジャケットは?
 
藤本:今は『リボルバー』ですかね。
 
Chage:描いたのが──
 
藤本:クラウス・フォアマン。
 
Chage:カーリー・サイモンの──
 
藤本:「うつろな愛(You’re So Vain)」のベースを弾いてますよね。
 
Chage:絵の才能もすごいんですね。

藤本:一番古いハンブルクの仲間の一人。プラスティック・オノ・バンドにも入ってました。

Chage:で、僕、ずーっと理解できなかった曲があったんですよ、『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』。あれって謎だらけのアルバムじゃないですか。中学・高校の頃に聴くと、何これ?って思っちゃう。今考えれば前衛芸術というくくりになるんでしょうけど。「レボリューション9」、これはいったい音楽なんだろうか? “ナンバー9、ナンバー9” って言ってるだけ。でも、それで影響されて2年前に「No.3」という曲を書きました。これ、第三京浜のことなんですけど。レコーディングの時、エンディングに「ナンバー3、ナンバー3、ナンバー3…」って声を入れてたんですけど、それはダメって言われて消されました(場内爆笑)。デモ・テープは持ってます。
 
藤本:今は『ホワイト・アルバム』は?
 
Chage:好きですよ、真っ白なジャケットも潔いじゃないですか。でも2枚組で高かったから友達と半分ずつ出して買って貸し借りしてました。「バック・イン・ザ・U,S,S,R,」なんか痺れましたね、なんでこんな曲が書けるんだろうって。
 
藤本:私、一番好きなアルバムです。バンド・サウンドと、ソロが混ざってて独特ですよね。
 
Chage:ビートルズってセッションをしながら曲を作っていくわけじゃないですか。あれってすごくわかるんです。僕もバンドで曲を作るんだったら何もない状態でスタジオに入ろう──で、セッティングが終わったらドラムにビートを刻んでもらってベースが追いかけていって、ギターが入って、僕が仮歌で(意味のない言葉で)歌い出して──っていうのをやってます、今は3人で。録音したのを聴きながら、今のいいね!とか言って、作り上げていく。CHAGE and ASKAの頃は自分一人で作ってましたけど、やっぱり僕の原点はバンド・サウンド。今はそういう音作りをやってます。その方が楽しいですね。それぞれが褒め合い始めるんです。
 
藤本:ビートルズの『ゲット・バック・セッション』の逆ですね。あの頃になると、ポールがまとめ役ですよね。ジョンはヨーコに行っちゃうから。バンドを維持していくのはなかなか難しいですよね。
 
Chage:ジョンとポールの曲は、二人の共作とクレジットされてますけど、どっちがどのくらい作ったかってわかるんですか?
 
藤本:まず、歌ってる人が作った──と思うのがいいんじゃないかと。厳密に言うと、共作は63年の「I Want To Hold Your Hand」くらいまでじゃないですか。お互いの曲をくっつけて1曲にした「We Can Work It Out」や「Baby You’re A Rich man」「I’ve Got A Feeling」などもあります。
 
Chage:このイベントは毎回出させてもらってるんですけど、ネタが尽きないですね。これってやっぱりビートルズのすごいところだと思うし。で、これは噂で聞いたんですけど、映画『ハード・デイズ・ナイト』のオール・カラー版をイギリスで作るっていう──。
 
藤本:あ、聞いたことないです、すみません。ただ、勝手に作ってる人はいますよ。
 
Chage:なるほど、今はいくらでも出来ますからね。
 
藤本:願望はありますけど、見たい派と見たくない派に分かれそうです。カラーだと印象が変わりますよね。カラーのスチール写真は残っているので、それを見て想像するのもいいかなと。
 
Chage:あと、ポールの写真展は行けなかったから、いただいたポストカードを見たんですけど、メンバーが心を許してるから本当に自然な表情で写ってるし、ポールもいいアングルで押さえてますよね。
 
藤本:仲がいいんですよね。兄弟喧嘩をするほど仲がいい。さて、そろそろ時間がきました。Chageさん、なにかお知らせはありますか?
 
Chage:今は、常にアコースティック・サウンドで全国旅して廻ってます。直木賞作家の万城目学くんが歌詞を書いてくれた「飾りのない歌」が、アコースティック・ヴァージョンで7月16日から配信されてます。また1/6のバリカタ・ツアーも11月からゴリゴリしたのをやります。どんどん楽しいことがいっぱい見つかっていくんですよ。ここに藤本教授もいらっしゃいますけど、未来の子供達にビートルズを語り継いでいきたいです。ビートルズはもうクラシックですね。ということで、これからもよろしくお願いいたします。
 
藤本:ありがとうございました。
 
(場内大拍手)

ライヴ:THE BEATRUSH

【ビートルズ来日記念ウィーク'25 イベント・レポート】
 

MUSIC・2025.08.01
●PART 1
ビートルズ来日記念ウィーク’25 イベント・レポート PART. 1:『アビイ・ロード』のマスターテープを聴いて収録時間を測り──新田和長氏 ノーカット版(MLC会員限定)

MUSIC・2025.08.13
●PART 2
ビートルズ来日記念ウィーク’25 イベント・レポート PART. 2:「リンゴとのツー・ショットはジョージが撮ってくれました」湯川れい子氏 ノーカット版(MLC会員限定)

 

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レポート最終回の公開もお楽しみに!

PART. 4 Special Guest:杉真理(ミュージシャン)

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【リリース情報】

〈以下、公式インフォメーションより〉

Chage2枚組で贈る、“Chageの今” を詰め込んだ決定盤。
ニュー・アルバム『Instinto(インスティント)』、108日に発売!

シンガーソングライターのChageが2枚組で贈る、“Chageの今” を詰め込んだ決定盤ニュー・アルバムが10月8日に発売される。

全国で展開中のアコースティックライブ〈Chageのずっと細道〉のサウンドトラック的な要素を色濃く反映したアルバムのタイトルは『Instinto(インスティント)』。スペイン語・ポルトガル語で「本能」を意味するこのタイトルには、Chageのライブでの衝動的で情熱的な表現が込められており、まさに “Chage Live = Instinto” である。今作には盟友・十川ともじによるリアレンジで生まれ変わった「飾りのない歌 -Acoustic Ver.-」を収録。装飾を削ぎ落とし、言葉の一つひとつに新たな息吹が宿るアコースティックサウンドが、聴く人の心に深く沁みわたる。この曲は昨年、直木賞作家・万城目学氏が言葉を紡ぎ、2024年夏にリリースされたが、アルバム『Instinto』発売に先行して7月16日より先行してデジタル配信されている。さらに新曲2曲に加え、Chageのキャリアから以下の3曲がセルフカバーとして新たにアコースティック・アレンジで収録される。

・「ベンチ」(CODE NAME.1 Brother Sun/CHAGE and ASKA/1995)
・「LOVE」(MAX TOOL Vol.1/MULTI MAX/1992)
・「two of us」(NO DOUBT/CHAGE and ASKA/1999)
 
アルバム『Instinto』は全6曲収録のコンセプト・アルバムとなるが、さらに『Billboard 64 to 67』と題したCDには『Chage Billboard Live 64 to 65』、『Chage Billboard Live 65 to 66』、『Chage Billboard Live 66 to 67』と3年間にわたるビルボードライブから、Chage自身が厳選したベスト・パフォーマンスがコンパイルされる!ライブならではの臨場感とアレンジの妙が詰まった、まさに “Chage Billboard Live Best” である。

本能のままに音と向き合い、言葉を紡いだ2枚組アルバム『Instinto』は、Chageの音楽の世界を深く味わえるアルバムとなる。
 
Deluxe Editionにはオリジナルの特製タオル “Chage Characteristic wide towel(サイズ 1200mm×600mm)” が同梱されるので、ぜひこの機会に早く予約をし、67歳にしてなお進化中のChageが11月からスタートする “Chage Live Tour 2025” へ持参して参加して欲しい。

■アルバム情報
・タイトル:Instinto
・発売日:2025年10月8日(水)
・仕様/品番/価格
『Instinto(Deluxe Edition) 』/UICZ-9250/税込:¥9,350
『Instinto』/UICZ-4702/3/税込:¥5,500
 

《収録予定楽曲》

【Disc1】
1. 飾りのない歌 -Acoustic Ver.-
2. 新曲
3. 新曲
4. ベンチ -Acoustic Ver.-
5. LOVE -Acoustic Ver.-
6. two of us -Acoustic Ver.-

 
【Disc2】『Billboard 64 to 67』
「Billboard64 to 65」
1. Newsにならない恋
2. さよならは踊る
3. 僕と君のように
4. 天使がくれたハンマー
「Billboard65 to 66」
5. Swing&Groove
6. ショートショート
7. 真夜中の二人
8. 告白
「Billboard66 to 67」
9. 蛍
10. レノンのミスキャスト
11. 幸せな不条理
12. 横顔の月
商品情報
Chage
『飾りのない歌 -Acoustic Ver.-』


Amazon Music(JUL 16 2025)

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【ライヴ情報】

■〈Chage Live Tour 2025 スケジュール〉 全国8公演

11月1日(土) Zepp Nagoya
11月2日(日) Zepp Namba
11月8日(土) Zepp Fukuoka
11月9日(日) BLUE LIVE HIROSHIMA
11月14日(金) CLUB CITTA’ 川崎
11月15日(土) Sendai PIT
11月23日(日) Zepp DiverCity
11月30日(日) Zepp Sapporo


■〈「Chageのずっと細道」スケジュール〉(一部抜粋スケジュール)
9月6日(土) 金沢GOLD CREEK
9月7日(日) 松本LIVE HOUSE 箱船
9月13日(土) 松山WStudioRED
9月15日(月・祝) 高松MONSTER
9月27日(土) 広島HIROSHIMA CLUB QUATTRO
9月28日(日) 出雲APOLLO
10月4日(土) 札幌六花亭 きたこぶしホール
10月12日(日) 沖縄ガンガラーの谷

〈以下、公式インフォメーションより〉

新年を彩るChageのバースデーライヴが決定!
1979年にCHAGE and ASKAとしてデビューして以来、45年以上にわたり音楽の道を歩み続けるChageが、2026年の幕開けを飾る恒例のバースデー公演を開催! 2025年夏の『Chage Billboard Live 67 to 68』で魅せた、心地よく熱いひとときの記憶が、今度は新しい年とともに冬のステージへと蘇る。年齢を重ねることを祝福するように、68歳を迎えるChageが届ける “今の音” を詰め込んだスペシャルステージは、深みを増す歌声と変わらぬ魅力が織りなす唯一無二の時間となるはず。年の始まりにふさわしい心温まるバースデーライヴを、ぜひお楽しみください。


【公演概要】

Chage Billboard Live 67 to 68
■大阪
・会場:ビルボードライブ大阪(1日2回公演)
・日程:2026年1月9日(金)
・時間:1stステージ 開場16:00・開演17:00/2ndステージ 開場19:00・開演20:00
・公演に関するお問い合わせ
ビルボードライブ大阪=06-6342-7722
〒530-0001 大阪市北区梅田2丁目2番22号 ハービス PLAZA ENT B2
公演公式ページ

■東京
・会場:ビルボードライブ東京(1日2回公演・2DAYS)
・日程:2026年1月11日(日)
・時間:1stステージ 開場16:00・開演17:00/2ndステージ 開場19:00・開演20:00
・公演に関するお問い合わせ
ビルボードライブ東京:03-3405-1133
〒107-0052東京都港区赤坂9丁目7番4号 東京ミッドタウン ガーデンテラス4F
公演公式ページ

 

●チケット情報 ※飲食代金別
【大阪】
BOXシート ¥36,500-(ペア販売)
S指定席 ¥17,700-
R指定席 ¥16,600-
カジュアルシート¥11,600-(1ドリンク付)

【東京】
DXシートDuo ¥37,600-(ペア販売)
Duoシート ¥36,500-(ペア販売)
DXシートカウンター ¥18,800-
S指定席 ¥17,700-
R指定席 ¥16,600-
カジュアルシート ¥11,600-(1ドリンク付)


●発売日
2025/9/19(金)正午12:00=Club BBL会員・法人会員先行(ビルボードライブ)
2025/9/26(金)正午12:00=ゲストメンバー・一般発売(ビルボードライブ/e+)

*チケットはビルボードライブ公式HPおよびプレイガイド(e+・ぴあ)にてご購入いただけます。
*ビルボードライブ公式HPでチケットをご購入いただく際にはHH cross IDへの登録(無料)が必要となります。
*HH cross IDとは阪急阪神ホールディングスグループが提供する様々なサービスを、ひとつのIDでご利用いただくためのIDです(参照)。


Billboard Live Official Website

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(シンコー・ミュージック・ムック〉MUSIC LIFE ビートルズのアメリカ物語

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伝説の音楽雑誌ティーンビート ビートルズ特集保存版

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ジョージ・ハリスン・インタヴューズ

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著者:アシュリー・カーン(編)、伴野由里子(訳)
ディスカバー・ビートルズ THE BOOK

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2,970円

NHK-FM『ディスカバー・ビートルズ』制作班(編)、藤本国彦(監修)

■『ザ・ビートルズ:1964 U.S. アルバムズ・イン・MONO』

商品詳細
ザ・ビートルズ
『ザ・ビートルズ:1964 U.S.アルバムズ・イン・MONO(8LPボックス・セット)』


8LPs(2024/11/22)¥52,800(完全生産限定盤)

■6作品単体発売

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ザ・ビートルズ
『ミート・ザ・ビートルズ』


LP(2024/11/22)¥7,150(完全生産限定盤)
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ザ・ビートルズ
『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』


LP(2024/11/22)¥7,150(完全生産限定盤)
商品詳細
ザ・ビートルズ
『ハード・デイズ・ナイト(オリジナル・モーション・ピクチャー・サウンドトラック)』


LP(2024/11/22)¥7,150(完全生産限定盤)
商品詳細
ザ・ビートルズ
『サムシング・ニュー』


LP(2024/11/22)¥7,150(完全生産限定盤)
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ザ・ビートルズ
『ビートルズ '65』


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ザ・ビートルズ
『アーリー・ビートルズ』


LP(2024/11/22)¥7,150(完全生産限定盤)
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