T・レックス、1975年の未発表曲「I’m Dazed」MV公開

T・レックス1975年の未発表曲「I’m Dazed」がバンドの保管庫から発掘され、バンドの熱狂的ファンであるスティーヴン・ウィルソンがマスターテープからリミックスした後、マーク・ボラン78歳の誕生日にあたる9月30日にデジタル・リリースされました。同曲のミュージック・ビデオも公開されています。

この曲は、1975年4月22日にミュンヘンのミュージックランド・スタジオで録音され、ボランが作曲とプロデュースも担当、クイーンやAC/DCとコラボした名プロデューサー／エンジニアのラインホールド・マックがエンジニアリングを手掛け、T・レックス70年代半ばのクラシック・ラインナップであるボラン、スティーヴ・カーリー、グロリア・ジョーンズ、デイヴィー・ラットン、ディノ・ダインズがフィーチャーされています。

また、未発表スタジオ・テイク「Billy Super Duper（Take 2）」（1982年のアルバム『Billy Super Duper 』タイトル曲のレア音源）も同時に発掘されており、この2曲を収録した限定7インチ・ヴァイナル・シングルが、11月7日にリリースされる予定です。

上記2曲を発見した「Demon Music」のコンサルタント、マーティン・バーデンは次のように説明しています。

「T・レックスの古いテープを整理していたところ、これまで聴いたことのない曲を見つけました。リールを再生してマークの声が聞こえた時は、魔法にかかったようでした。 50年の時を経て、この前代未聞の曲 “I’m Dazed” を発掘できたことは、まるで隠された宝物を見つけたような感じで、ファンにとって真の贈り物です。この曲は、マークが国境や大陸を飛び越えて放浪生活を送り、人生で最も革新的な音楽を生み出していた頃に録音されたものです」