坂本⿓⼀を通して⾒る80年代の東京の⾵景、幻のドキュメンタリー『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』1/16(⾦)公開決定

3月14日MLCニュースで坂本⿓⼀の幻のドキュメンタリーとしてご紹介した『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』4Kレストア版の公開日が決定。ポスタービジュアルとともに公開されています。
〈以下、公式インフォメーションより〉
 
坂本⿓⼀を通して⾒る80年代の東京の⾵景。

Tokyo Melody  Ryuichi Sakamoto
4Kレストア版

1⽉16⽇(⾦)公開⽇決定、本ポスタービジュアル解禁。
会場限定特典付きムビチケ発売も。
「すべては同時代的であらざるを得ない」

1984年5⽉、坂本⿓⼀のポートレートを通して⾒る東京の “⾳”。
「教授」の⽇常を初めてフィルムに収めた、幻のドキュメンタリー
1985年の制作から40年の時を経て、坂本⿓⼀の幻のドキュメンタリー『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』(1985)が、4Kレストア版の公開⽇が2026年1⽉16 ⽇(⾦)に決定! あわせて本ポスタービジュアルが解禁となりました。
 
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本作品は、1984年に写真家でもあるエリザベス・レナード監督とフランス国⽴視聴覚研究所(INA)が制作したドキュメンタリー。このわずか60分余りの16mmフィルムには、スタジオでのレコーディング⾵景やインタビューを通して、30代だった坂本が価値観、⾳楽哲学、⽂化について語る姿が収められている。また、坂本が⾳楽を担当・主演した⼤島渚監督作『戦場のメリークリスマス』(1983)、YMO の散開コンサートやプロモーション・ビデオの映像も含まれ、さらに、かつて新宿にあったアルタや渋⾕のスクランブル交差点など、1980年代の東京の⾵景が⽣き⽣きと映し出される。「坂本の⽬と、彼のポートレートを通して⾒た東京の⾳」(レナード監督)を体感することができる貴重な作品。「すべては同時代的であらざるを得ない」という坂本の⾔葉通り、この映画は “1984年5⽉” という時の坂本⿓⼀、東京、⽇本を切り取って差し出してみせる。
 
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この度、解禁されたポスタービジュアルは、デザイン&アートユニットGOO CHOKI PARによるもの。80年代ポップを思わせるデザインコンセプトについて、GOO CHOKI PARは「ある時代、ある創作の⽇々。そのかけがえのない瞬間をすくい取るように、ポスターデザインは新聞のレイアウトを想起させる構成で、記録と記憶の描写を静謐に表現したいと思いました。さらに⾳の波を思わせる粒⼦状のグラデーションを組み合わせて、⽇々⾳楽に満ちた坂本さんの時間の連なりを視覚的に描き出しています」と語っている。
 
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「フランスのテレビ番組のために、坂本⿓⼀のドキュメント・フィルムを撮らせてほしい」1983年、デヴィッド・シルヴィアンのレコーディングに⽴ち会うため、ベルリンに滞在していた坂本⿓⼀のもとを訪れた本作の監督、エリザベス・レナードはこう告げた。

ニューヨーク⽣まれのマルチメディア・アーティストであるレナード監督は、ジェリー・ルイスやシャンタル・アケルマンのポートレート撮影を⼿がけ、アンディ・ウォーホルやポール・シュレイダー監督作『三島由紀夫の四季』(1985)の撮影現場にも関わった。1983年、カンヌ国際映画祭で『戦場のメリークリスマス』のプレミア上映を観たことが、このドキュメンタリー制作のきっかけになったという。そして1984年5⽉、坂本が4枚⽬のソロ・アルバム『⾳楽図鑑』を制作し始めた頃、東京でわずか1週間という短期間で撮影が⾏なわれた。レナード監督を含めた5 名のフランス⼈スタッフは、⽇本という国を、東京という街を、そして坂本⿓⼀を克明に記録。

何よりもまず坂本⿓⼀の⽇常をフィルムに収めた初めての映画として注⽬を浴びた本作は、フランス国内でテレビ番組として放送され、⼤きな反響を呼ぶ。そして85年2⽉、オランダのロッテルダム映画際で⼤絶賛を浴び、同年4⽉にニューヨーク近代美術館主催のフィルム・フェスティバル「ニュー・ディレクターズ、ニュー・フィルムズ」から上映招待を受け、全出品作のうち唯⼀ソールド・アウトを記録。さらにロカルノ映画祭、サンパウロ国際映画祭で上映され、⽇本では同年6⽉9⽇に第1回東京国際映画祭でのみ公開された。その後、VHS とDVD が発売されたが⼊⼿困難な状況が続く。しかし、最近になって倉庫に眠っていた16mm フィルムが発⾒され、修復を経てデジタル化が実現。今年1⽉17⽇、坂本の誕⽣⽇に開催された「坂本⿓⼀|Birthday Premium Night 2025」で特別上映が⾏なわれた際には、チケットがわずか2時間で完売。多くのファンの熱い要望に応え、ついに2026年、109シネマズプレミアム新宿ほか全国劇場での⼀般公開が決定した。

〈GOO CHOKI PAR〉

2015 年に浅葉球、飯⾼健⼈、⽯井伶の3⼈によって結成されたデザイン&アート・ユニット。⾔語や思考を超えたビジュアル・コミュニケーションを軸に様々な領域で活動する。近年の主な仕事に⼤河ドラマ『どうする家康』のタイトル・ロゴ・デザインをはじめ、ISSEY MIYAKE、New Balance などのグラフィックを⼿がけ、「東京2020 ⼤会」において、パラリンピックのアイコニック・ポスターを制作。

 

Tokyo Melody  Ryuichi Sakamoto
4Kレストア版

監督:エリザベス・レナード
出演:坂本⿓⼀、⽮野顕⼦、細野晴⾂、⾼橋幸宏
撮影:ジャック・パメール
編集:鈴⽊マキコ
⾳楽:坂本⿓⼀
録⾳:ジャン・クロード・ブリッソン
製作:ミュリエル・ローズ
制作会社:INA、KAB Amercia Inc.、KAB Inc.
1985年|62分|フランス、⽇本|⽇本語、フランス語、英語
配給:エイベックス・フィルムレーベルズ

© Elizabeth Lennard

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