プーマ・ブルー、2年半ぶりとなるフル・バンドによるニュー・アルバム『クローク・ドリーム』、2026年2月リリース。3〜4月の来日公演も決定

プーマ・ブルーは5月にアルバム『アンティチェンバー』をリリースしたばかりですが、早くもその次のアルバム『クローク・ドリーム』を2026年2月に発売することになりました。そして3月末〜4月にかけての来日公演も決定しています。
〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

南ロンドン生まれで、アトランタを拠点に活動するアーティスト、ジェイコブ・アレンのプロジェクト、プーマ・ブルー。2年半ぶりとなるフル・バンドによるニュー・アルバム『クローク・ドリーム』、リリース。プロデュース:プーマ・ブルー&サム・ペッツ・デイヴィス(ザ・スマイル、トム・ヨーク)。来日公演決定。
●プーマ・ブルー(Puma Blue)はニュー・アルバム『Croak Dream』の発表と同時に、リード・シングル「Desire」と、そのミュージック・ビデオも公開した。「Desire」は、元々はホテルの一室で書かれレコーディングされたが、その生々しく、直感的なサウンドは、『Croak Dream』の音のランドスケープにインスピレーションを与えた。

「マイクも何も持っていなかった。結局、アンプを使わずにスマホでレコーディングしたギターの生の音を受け入れることにした。後でダビングし直すつもりだったが、アンプを通さない音の生々しさに惚れ込んでしまい、そのままにした。このアプローチが雪だるま式に大きくなり、ざらざらとした醜い音と、より明晰で夢のような音のぶつかり合いへの欲求が高まっていった」とアレン(Allen)は、この曲の初期段階の制作について語り、「『自分の音楽は恒常的に控えめだ』と思う時があったので、『大胆に、すべてを解き放ち、自由に表現する時が来た』とこの曲で感じた。最近の曲の多くは、孤独を感じながら、子供の頃のようにギターに手を伸ばし、まるで古い友人のように、手の届く範囲の限られた道具を使うことから始まっている。10代の頃は独学でエレキ・ギターを学び、何年もギターアンプを持っていなかったので、僕にとってはまるで原点回帰したような感覚だった。歌詞は、恋人がパートナーをベッドに誘い、彼女が望むものを切望しているという設定だ。これはただのラヴ・ソングだ。でもジャングルのブレイクが入っている」と加える。
●「自分がいつ、どのように死ぬかを知っていたら、生き方はどう変わるだろうか?」。ニュー・アルバム『Croak Dream』(プレイ・イット・アゲイン・サム〈Play It Again Sam〉より2026年2月6日にリリース)をアナウンスした、南ロンドン生まれで、アトランタを拠点に活動するアーティスト、プーマ・ブルー(本名:ジェイコブ・アレン〈Jacob Allen〉)は、大胆な歌詞と大胆なプロダクションを通してこの哲学的な問いを探求し、トリップホップ、ダブ・テクノ、ジャングル、そして先進的なエレクトロニック・ミュージックへの愛を垣間見せる。初期のEPや2021年のデビュー・アルバム『In Praise of Shadows』の親密な雰囲気から意識的に転換した『Holy Waters』は、『NPR』『The FADER』『Clash』『NME』『Paste Magazine』『FLOOD』『Northern Transmissions』など、数々のメディアで高い評価を得たが、当『Croak Dream』は、この『Holy Waters』に続くフル・バンドによる新作となる。「コラボレーションにオープンになれば、プーマ・ブルーがどうなるかがわかった」と、アレンは『Holy Waters』の成果について回想する。『Croak Dream』の制作は当初、『Holy Waters』のツアー終了後に開始されたが、彼は新曲に集中することを一旦中断し、創造的な回り道を試みた。『Holy Waters』の力強いサウンドに続く新たな表現方法を模索したアレンは、2025年2月の『antichamber』と、その姉妹作『extchamber』に収録された楽曲群にそのエネルギーを注ぎ込み、アコースティックなテクスチャと、幽玄で幻想的なヴォーカルに没入。「常に進化し続けるアーティストでありたいと思っていた」と語るアレンは、『antichamber』の生々しく編集されていないソングライティングに傾倒し、創造的な意識の流れを止めることなく、12か月ぶりとなるアルバム『Croak Dream』を完成させた。トリップホップの低く垂れ込めた虹彩、レディオヘッドの本能的な苦悩、そして、アレンの特徴的なヴォーカルによって織り成される『Croak Dream』のサウンドは、息を呑むほど親密な瞬間から、じっくりと構築されたタイトル曲のように突如舞い上がる。それは、華麗な建造物に絡みつくツタのように、常に様々な方向に花を咲かせ、陶酔を誘う。アルバムはピーター・ガブリエル(Peter Gabriel)の「Real World Studios」で、共同プロデューサーのサム・ペッツ・デイヴィス(Sam Petts-Davies:The Smil、Warpaint)と共に、セッションをテープに直録りする方法でレコーディング。プーマ・ブルーのこれまでの作品とは一線を画す、独特な手法が用いられた。「『Holy Waters』のように、ただバンドが部屋の中で奏でる音を捉えただけのアルバムは作りたくなかった」とアレンは説明する。彼とペッツ・デイヴィスは楽曲の断片を持ち込み、バンドはそれをもとに即興で演奏を行ない、後にその即興セッションをループにまとめ、最終のレコーディングに組み込んだ。このプロセスにより、アルバムは生き生きとしたものとなり、参加した人々さえも驚かせた。「バンドに完成したアルバムを送ったとき、彼らはまるで初めて自分たちがこれらの曲で演奏しているのを聴いたかのようだった」とアレンは語る。

●プーマ・ブルーはシンガー、ソングライター、プロデューサー、マルチ・インストゥルメンタリストのジェイコブ・アレンによるプロジェクトだ。ヴォイスメール・バラッズ、と表現される彼の初期の音楽は、自らのベッドルームから生み出されていた。2014年にサウンドクラウドにあげたデモ「Only Trying 2 Tell U」で注目を浴び、ロンドン近郊やインターネットでのライヴを通し、ゆっくりとファンを獲得。2017年にはEP『Swum Baby』をセルフ・リリースした。その後、ブルー・フラワーズ(Blue Flowers)と契約し、2枚のシングルを経て、2018年11月にセカンドEP『Blood Loss』を発表。2019年10月にはライヴ・アルバム『On His Own(Live at Eddie's Attic, Atlanta)』をリリースし、その間、ロンドン、ロサンゼルス、パリ、東京で行なわれたショーをソールドアウトさせた。2021年には、デビュー・アルバム『In Praise of Shadows』をリリース。その評価を更に高め、2023年に9月にはセカンド・アルバム『Holy Waters』をリリースした。2025年2月には、フル・バンドのセットアップから離れ、不鮮明なエレクトロニック・テクスチャーとアコースティック・インストゥルメンテーションに焦点を当てたアルバム『antichamber』をサプライズ・リリース。5月にはその姉妹作『extchamber』もリリースした。この間、コラボレーションも頻繁に実施。ロイル・カーナー(Loyle Carner)の『Hugo』でプロデュースと曲作りを担当し、ビッグ・ピッグ(Biig Piig)、マヘリア(Mahalia)、ラヴァ・ラ・ルー(Lava La Rue)等とも、共作をしている。

■More info:Big Nothing

【リリース情報】2026.2.6 ON SALE[世界同時発売]

プーマ・ブルー『クローク・ドリーム』
Puma Blue/Croak Dream()

ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ
・品番:PIASR1623CDJ[CD]PIASR1623LPJ[LP/国内流通仕様]
・定価:未定[CD]未定[LP]
・その他
世界同時発売、解説/歌詞/対訳付、その他付帯物未定[CD]
世界同時発売、解説/歌詞/対訳付、その他付帯物未定、限定カラー盤[LP]

商品詳細
Puma Blue
『Croak Dream』


Amazon Music(FEB 06 2026)
1. Desire
2. Mister Lost
3. Hold You
4. Croak Dream
5. Heaven Above, Hell Below
6. (Fool)
7. Hush
8. Jaded
9. Silently
10. Cocoons
11. Yearn Again
商品詳細
Puma Blue
『antichamber』


Amazon Music(FEB 17 2025)
商品詳細
Puma Blue
『on his own. (Live at Eddie's Attic, Atlanta)』


Amazon Music(OCT 04 2019)
商品詳細
Puma Blue
『In Praise of Shadows』


Amazon Music(FEB 05 2021)
Amazon(2021/2/5)輸入盤・CD
商品情報
Puma Blue
『Holy Waters』


Amazon Music(SEP 01 2023)
Amazon(2023/9/30)輸入盤CD
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