ザ・キュアーのロバート・スミスが指揮をとる2026年ティーンエイジ・キャンサー・トラスト主催オールスター・コンサートのラインナップを発表

ティーンエイジ・キャンサー・トラスト主催オールスター・コンサートは、これまでザ・フーのロジャー・ダルトリーがキュレーターを務め、彼らが中心となって行なわれてきましたが（4月3日MLCニュース参照）、その役を今年限りで交代。新たにその役割を勤めるのがザ・キュアーのロバート・スミスとなり、来年の公演のラインナップが発表されました。

ティーンエイジ・キャンサー・トラスト（TCT）は1990年に英国で設立された、十代を中心とした若年層のがん患者を支援する団体で、毎年この時期にチャリティ・コンサートを行なってきました。2026年の公演は3月23日（月）〜29日（日）にかけて、会場は例年通りロイヤル・アルバート・ホールで行なわれます。

・3月23日（月）：エルボー、MRCY

・3月24日（火）：※コメディ・ナイト

・3月25日（水）：モグワイ、ザ・クレイヴン・フォルツ（スペシャル・ゲスト：アニカ・キルケニー）

・3月26日（木）：マニック・ストリート・プリーチャーズ、ザ・ジョイ・フォーミダブル

・3月27日（金）：マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン、チャーチズ（Chvrches）

・3月28日（土）：ガービッジ、プラシーボ

・3月29日（日）：ウルフ・アリス、ニルファー・ヤンヤ

新キュレーターとなったロバート・スミスは、2006年と2014年にザ・キュアーでこのチャリティ・コンサートに出演しており、「ティーンエイジ・キャンサー・トラストの活動は本当に素晴らしい。来年3月のロイヤル・アルバート・ホールでのコンサートのキュレーターに任命されたことを大変誇りに思います。本当に忘れられない、絶対に見逃せない1週間、夢のようなショーの数々にしたかったのです。出演のオファーを受け入れてくれたすべてのアーティストに心から感謝しています。このイベントは本当に特別なものになるでしょう。ヘッドライナーもスペシャル・ゲストも、そしてすべてのコメディアンも、伝説的、あるいは最高のアーティストです……実際、ほとんどの場合、その両方です！　素晴らしい7夜になると思います。もう待ち遠しくてしかたありません、会場でお会いしましょう！」とコメント。

また出演者側のコメントとして、ガービッジのシャーリー・マンソンは「ファンの皆さんにも応援に駆けつけてもらえたら嬉しいです」、そしてマニック・ストリート・プリーチャーズのフロントマン、ジェイムズ・ディーン・ブラッドフィールドは「2018年にロバート・スミスのメルトダウン・ショーに出演する機会に恵まれ、今回も彼が監督するこのショーへの参加を光栄に思います。そしてサプライズもいくつか用意しています」と語っています。

一方TCT側も、「集まった1ポンドごとに、がんを患う若者を支援する専門看護師や青少年支​​援員の支援金が支給されます。2025年のシリーズでは205万ポンド（＝約4億2,600万円）が集まりました。私たちはこの額を上回ることを目指しています」と公演への期待を述べています。