名優モーガン・フリーマン、ブルーズ100年の歴史を辿るアルバムで齢90にして音楽界に本格進出

モーガン・フリーマンと言えば、その約70年に及ぶショー・ビジネスの世界におけるキャリアの中で、業界最高の栄誉とされるアカデミー賞やゴールデングローブ賞を受賞し、数え切れないほどの映画やブロードウェイの舞台に出演、ドキュメンタリーのナレーションを務め、ほとんどあらゆることを成し遂げてきたと言っても過言ではない名優です。また環境保護活動を積極的に支援し、政治キャンペーンにもそのスター・パワーを提供してきた実績の持ち主でもあります。そして今、90歳の誕生日を目前に控えた彼が、アルバム『Morgan Freeman's Symphonic Blues Experience』のリリースと共に、満を持して音楽の世界に進出します。
全12曲収録の同作は、ブルーズ・ミュージック100年の歴史を辿る旅であり、タジ・マハール、ケブ・モ、シェメキア・コープランド、アンソニー・ビッグ・A・シェロッド、チネケ!オーケストラ、レディ・アドリーナなど、多数のゲスト・アーティストをフィーチャーしています。公式リリースは8月7日ですが、これに先立って6月19日、タジ・マハールによるサン・ハウスの名曲「Death Letter Blues」が先行公開されました。
Death Letter Blues
商品詳細
チネケ!オーケストラ, Martin Gellner, Ground Zero Blues Club Band, タジ・マハール, Mark Yacovone, Jimmy Kinard & Steve Potts
「Death Letter Blues」


Amazon Music(JUN 19 2026)
ちなみにこれはフリーマンが本業を辞めるという意味ではありません。彼は引き続き「Paramount+」のドラマ『Lioness』で米国務長官役を演じますし、最近もまた新たに「Netflix」のドキュメンタリー・シリーズ『The Dinosaurs』のナレーションを担当しています。

「私が初めてブルーズを耳にしたのは、ミシシッピ・デルタにあった祖母の家のポーチでしたが、以来その音楽はずっと私の心にありました」と、フリーマンは本作のプレスリリースで述べています。「幕開けをタジ・マハールがサン・ハウスの名曲 “Death Letter Blues” のカヴァーで飾ってくれるなんて、これ以上このアルバムの導入にふさわしい形はないでしょう。この曲をジューンティーンス[訳注:「Juneteenth」=6月19日のこと。アメリカにおける奴隷解放記念日で、別名「自由の日」「歓喜の日」と呼ばれる、連邦政府の定める祝日]に公開するのも、単なる象徴的な意味合いにとどまりません──この音楽がどこから来て、誰が作り出したものなのかという真実を伝えるためです。皆さんには音楽に耳を傾け、このことを思い出していただければ幸いです」

今作に関する情報公開が6月19日に設定されていたのも、無論偶然の一致ではありません。「この音楽は、ジューンティーンスが祝うと同時に悼む、その歴史と同じ歴史から生まれたのです」と、アルバム・プロデューサーのエリック・マイヤーも声明の中で述べています。「“Death Letter Blues” は、これまでアメリカで生まれた数え切れない楽曲の中でも最も生々しく、最も正直な楽曲の一つであり、タジ・マハールがフルオーケストラをバックにこの曲を歌い上げる様子を聴けることは──それもロイヤル・スタジオとアビー・ロードという神聖な場所で録音した音源で──実に画期的で唯一無二の経験です。このトラックから今作の幕を開けることができるのを、私たちは非常に誇りに思っています」

現在、本作のリリースに合わせて3公演のツアーが決定しています。初日は8月7日のヒューストンで、続いて9月26日のメンフィス、そして10月17日にミシシッピ州ガルフポートで最終公演が行なわれるとのことです。

■Tour Dates
・August 7 – Houston Symphony Orchestra – Houston, TX
・September 26 – University of Memphis – Memphis, TN
・October 17 – Mississippi Gulf Coast Symphony – Gulfport, MS
Various Artists
『Morgan Freeman’s Symphonic Blues Experience』
1. Dark Was the Night, Cold Was the Ground – Morgan Freeman ft. Keith Johnson
2. Crossroads – Super Chikan
3. Death Letter Blues – Taj Mahal
4. Dust My Broom – Lady Adrena
5. The Thrill Is Gone – Alvin Youngblood Hart
6. Cadillac Assembly Line – Keb’ Mo’
7. Somebody’s Knockin’ – Anthony Big A Sherrod
8. Traveling Riverside Blues – Shemekia Copeland
9. I’ll Take You There – Tiernii Jackson ft. Stax Music Academy Choir
10. Love Me Or Leave Me – Anthony Big A Sherrod
11. Someday – Anthony Big A Sherrod
12. I Lied To You – Keith Johnson
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