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MUSIC LIFE CLUB 8th Anniversary

人気投票企画・リーダーズ・ポール2026、第3弾結果発表、好きな「ベーシスト/ドラマー/キーボーディスト」編、各第1位は!?

ミュージックライフ・クラブ8周年記念、人気投票企画「ミュージックライフ・クラブ・リーダーズ・ポール2026」も今回の第3弾発表でひと段落。トータルではクイーンとビートルズの圧勝という結果がここまで続いていますが、以下で発表の「ベーシスト/ドラマー/キーボーディスト」ではその二者の牙城を崩す者が現れるのか……!?
文◉辻口稔之(ミュージックライフ・クラブ編集長)

MLC8周年記念での人気投票企画──第1弾「好きなグループ/アーティスト編」(4月24日MLCニュース)、第2弾「好きなヴォーカリスト/ギタリスト編」(6月4日12日MLCニュース)ときて、本日の「ベーシスト/ドラマー/キーボーディスト」編でまずはひと段落。結果発表、大変お待たせして申し訳ありません!

しかし今回に限っては、投票数が圧倒的に少ない……。ざっくりこれまでの半分以下です。まあヴォーカリストやギタリストといった花形パートに対し、どちらかというと縁の下の力持ちで黒子的な役割のパートであることが大部分なので、今回の投票もスルーされてしまったのかな……とちょっと寂しくもありますが。そのため過去3回で載せていた円グラフが役に立たないケースもあり、その点も省略してコンパクトにお伝えしてまいります。

結果を見る前に、軽く予想してみてください──各部門の1位は誰か。それ以外の上位はどうか。他にどんな名前があるだろうか。ちなみに上位に票が集中した分、お一方だけしか名前を上げなかったアーティストもいて、これまで円グラフで「その他」としてまとめていた部分が結構広いです。

─────────────

▪️ベーシスト部門

第1位:ジョン・ディーコン(クイーン)

第2位:ポール・マッカートニー

(ザ・ビートルズ、ウイングス)

第3位:ジーン・シモンズ

(KISS)

●みなさんの声
・st(60代・女性)ジョンはまさに「縁の下の力持ち」。ジョンがいなければ、クイーンは早くに空中分解していたでしょう。
・千春(60代・女性)ジョン・ディーコンの隠れた才能にあらためて感動です!
・miyabi(50代・女性)フレディの歌を最大限に活かすためのベースライン。ディーキーだからこうなったというベース音についていくと愛おしくて涙まで出てくる。
・おにあざみ(60代・女性)ジョンに一目惚れ&一聴き惚れしてから早51年! 実は超絶技巧派! 一生大好きです!
───────
・tomo(60代・女性)ポール・マッカートニーは別格です。
・安明(60代・男性)ベーシスト、他の楽器まで演奏できがち(大好き)。
・ジャン(50代・女性)バッキングの確かなベーシストも蔑ろにできないが、リード楽器としてブイブイ出てくるベーシストがお気に入り。
・メタルモンスター(60代・男性)ジーンはKISSのアイコン。
・カマボコ(60代・男性)昔、ベースをやっていた時に影響を受けたベーシストです。

1位と2位は予想通りでしょう。ジョン・ディーコンは本格的にリユニオンして以降はバンドとしての演奏活動には一切関わっていないがゆえに、その存在が余計に際立つものとなっています。当初は復帰を望む声もあったでしょうが、彼の意思を尊重したいと思うファンの気持ちもまたクイーン・ファンらしい気がします。そしてお次のポールはなにしろやはり「あの」ビートルズのベーシストですから! 小手先のテクニックを駆使するようなプレイよりも、シンプルながら曲のツボを心得た演奏が一段と光るとでも申しましょうか。さすがソングライター中のソングライター、これもまた技術ということなんですかね。また彼はマルチ奏者でもありますが、個性が一番発揮されるのもやはりベースだと感じます。そして3番目はジーン。メイクや衣装、舞台演出といった派手な面ばかりに目がいってしまいますが、見る人は見ている、ファンはちゃんと聴いているということですね。ご自分でもバンドで彼らの曲をベースを演奏していたという方が多かったのかもしれません。

第4位 ジョン・ポール・ジョーンズ(レッド・ツェッペリン)
第5位 クリス・スクワイア(イエス)
第6位 ジョン・テイラー(デュラン・デュラン)
第7位 スティング(ザ・ポリス)
第8位 ミック・カーン(ジャパン)
第9位 グレッグ・レイク(エマーソン、レイク&パーマー 他)
第10位 トム・ピーターソン(チープ・トリック)

以下トップ10は上記の通り。もっと人気投票人気投票した並びになるかと思いきや、最終的にはすごく真っ当なセレクションになったな……というと言い過ぎかもしれませんが。同時に、ここでもやはりバンド経験者からの投票が多そうなラインナップだなと感じました。そして11位以下での主要なところでは、ジョン・エントウィッスル/ビル・ワイマンの60年代王道組、トム・ハミルトン(エアロスミス)、ロジャー・グローヴァー(ディープ・パープル)、ギーザー・バトラー(ブラック・サバス)といったUK/USハード・ロック組、スティーヴ・ハリス(アイアン・メイデン)、ビリー・シーン(ミスター・ビッグ)らのメタル組など──いずれも「ああこの人は外せない!」という声が聞こえてきそうな名前がやはり票を集めています。これ以降はほぼ1人1票レベルで無数の散らばり具合といった感じですね。

▪️ドラマー部門

第1位:ロジャー・テイラー(クイーン)

第2位:ジョン・ボーナム

(レッド・ツェッペリン)

第3位:コージー・パウエル

(レインボー、他)

●みなさんの声
Terry(60代・男性)ロジャー・テイラーは金髪が似合うドラマーでかっこよかった!
・じじちゃん(60代・男性)曲作り、ドラム叩きながらの歌唱となるとロジャー。
・MARIA(60代・女性)ロジャーは永遠の王子様。ドラムを叩きながら高音のハスキー・ヴォイスで歌う様はたまらない。
・きょうこ(60代・女性)ドラマー部門、ロジャー・テイラーの圧勝ぶりを見てみたいです。
・beni(60代・女性)華やかなロジャーさまでしょう。
───────
・ルナロスト(60代・男性)ボンゾの爆発するドラム、チャーリーの正にストーンズ・サウンドを牽引するドラムをもっと聴きたかった。残されたリンゴ、いつまでも叩いていてほしい。
・kinugarthur(60代・男性)ツェッペリンとザ・フーのリズム隊は別格です!
・メタルモンスター(60代・男性)ジョン・ディーコンに勝てるのは、コージー・パウエルしかいない!(※原文ママ)
・kitaroh(60代・男性)魅せるドラムの先駆者! とにかくカッコ良かった! 色んなグループで来日した時、全部見に行きました。

第4位 リンゴ・スター(ザ・ビートルズ)
第5位 チャーリー・ワッツ(ザ・ローリング・ストーンズ)
第6位 ジェフ・ポーカロ(TOTO)
第7位 ビル・ブルーフォード(イエス、キング・クリムゾン 他)
第8位 ニール・パート(ラッシュ)
第9位 スチュアート・コープランド(ザ・ポリス)
第10位 フィル・コリンズ(ジェネシス、他)

ドラマー編も1位は予定調和のようにロジャー・テイラー。プレイぶりは当然ながら、彼の場合歌も歌ってソロでも活動、ハスキー・ヴォイスで立ち居振る舞いも男っぷりがいいのに、その上見た目がハンサムなブロンドって。同じ男性としてちょっと卑怯だろ!とさえ思います。そして第2位はボンゾ。彼は彼で暴れまわる猛獣のようなプレイがその魅力のすべてと言っても過言ではないはず。お次のコージー・パウエルもパワー系としてはボンゾと似ているでしょうか、しかし彼の場合そこに華麗さが加わってさらに別種の魅力を放ちます。11位以下ではアレックス・ヴァン・ヘイレン、イアン・ペイス(ディープ・パープル)、キース・ムーン(ザ・フー)、ピーター・クリス(KISS)、カール・パーマー(EL&P)、バン・E・カルロス(チープ・トリック)、スティーヴ・ジャンセン(ジャパン)といった名が。ベーシストの顔ぶれもそうでしたが、このドラマー部門もトータルで見るとほんと千差万別、みなそれぞれが個性的で、だからこそこういう時にその名が上がってくるのでしょうね。

▪️キーボーディスト部門

第1位:フレディ・マーキュリー(クイーン)

第2位:キース・エマーソン

(エマーソン、レイク&パーマー)

第3位:リック・ウェイクマン

(イエス、他)

●みなさんの声
・千春(60代・女性)フレディの感情豊かな弾き方が好き。
・ファルーク伊奈サラ(60代・男性)Don't stop me now の演奏時、魂を奪われましたー。
・安明(60代・男性)ピアニストとしてのフレディはもっと評価されていいです。
・サンディー(60代・女性)フレディもエルトンも主にピアノで曲を作っているので、キーボーディストとしました。どちらも美しい曲が多くて好きです。
・ドリーマーズボール(50代・男性)キーボーディストと言わずピアニストと言わせてもらうが、フレディのその所作その佇まいに魅力のすべたが集約されている。
───────
・さち(60代・女性)キースは自分もピアノを弾くので、彼の才能を敬愛しています!
・nightowl(60代・女性)他に誰がいるの! キースが一番でしょう! 美少年のエディもいいお歳に。少し外れてKANSAS
・miyabi(50代・女性)キーボードを激しく弾き倒してロックに鍵盤楽器あり!と示してくれた!
・ダブルマット(60代・男性)実際に見た人から、ジョンかトニー・バンクスか悩みライヴ数で。
・東洋軒(60代・男性)ピアノ、オルガン、シンセと多種に及ぶので、どれを主とするか、それともマルチ・プレイヤーにするか。

フレディをキーボーディストとするのは、割と目からウロコでした。でも言われてみればまったく反論の余地もなく、ステージを右へ左へというリード・ヴォーカリストとしてのイメージばかりで見ていたのだなと認識を改めました。2位のキース・エマーソンは、他界からもう10年になるんですね(2016年3月10日没)。EL&Pは『Works Live』が再発されたばかりですので(7月23日MLCニュース)、投票された方はこちらもどうぞお見逃しなく。そして3位はリック・ウェイクマン。イエスのキーボーディストとしての印象が強いのですが、出たり入ったりも含めて在籍期間としては実はそんな長くないような? しかしそれでなくともソロでも客演でも強い個性でその存在感を発揮した結果、第3位というかつてと変わらぬ人気ぶり。

後者二人については、確認すると1974年のML人気投票キーボーディスト部門で2年連続の1位と2位で、クイーン登場以前からこの位置にいることになります。逆にいうと鍵盤奏者で彼らを凌ぐ人気の個性的な存在は今のところフレディのみということになり、そう考えるとちょっと寂しいような。というわけで、その候補となりうる4位以下も見てみますと……。

第4位 ジョン・ロード(ディープ・パープル、ホワイトスネイク他)
第5位 ドン・エイリー(コロシアム II、レインボー、ジェスロ・タル、ディープ・パープル他)
第6位 ジョン・ポール・ジョーンズ(レッド・ツェッペリン)
第7位 スパイク・エドニー(クイーン)
第8位 ビリー・ジョエル
第9位 リチャード・バルビエリ(ジャパン)
第10位 リチャード・ライト(ピンク・フロイド)

と、こんな具合。エルトン・ジョン(11位)なんかはフレディがヴォーカリスト部門でも選ばれつつここでも選ばれているのと同じ意味で、逆に損をしている感じですね。11位以下でそんなエルトン以外の主要なところでは、エディ・ジョブソン(UK)、エリック・カルメン(ラズベリーズ〜ソロ)、ジョナサン・ケイン(ジャーニー)、スティーヴ・ポーカロ/デヴィッド・ペイチ(TOTO)、トニー・バンクス(ジェネシス)などなど。様々な音像で楽曲/サウンドを演出するだけでなく主役にもなるハード・ロック/プログレ系が強いこの部門では、弾きながら歌うことが軸となるシンガー・ソングライター系のみなさんは、その演奏ぶりよりも歌を聴かせることに重点が置かれることになってしまうためか、ちょっと損なのかもしれません。そんな中ビリー・ジョエルのトップ10入りは相当健闘していると思います。さすが!

 

────────────────


そして最後に。さすがにここまでくると選ぶ側の皆さんもお疲れな印象が、回答からもありありと伺えました……。とにもかくにも、ご協力どうもありがとうございました! みなさんそれぞれが考えに考え抜いたセレクションで、中には一気に選んだであろう勢いを感じさせるコメントなどもあったり。結果としては同じ3組でもコメント欄を見ると当然ながらまったく別な理由が説明されていたりして。今回の企画、一番楽しんだのは確実に企画/実践したこちらサイドでした、というのは間違いありません。そういう意味でも感謝の念に耐えません、重ね重ね御礼申しあげます。本当にどうもありがとうございました!

それでも、投票数は会員登録数から考えると非常に少なかったというのもまた事実で。もっと多くの方にご参加いただくことで、より実態に即した面白い結果になると思います。ビートルズやクイーンに代表される、実質的な活動時期から時間の経ったグループ/アーティストが多い中、当時から今も着実に活動を続ける人たちも少なくありません。さらに、同じファンでも、リアルタイムの時代からの80代のヴェテラン・ファンもいれば、ファン歴がまだ浅い10代のお若い方もいる──ロックの歴史もエルヴィスから数えると80年超えというこんな状況はかつてないので。そんな「今」を人気投票という形で、記録として残しておければと考えております。

そんなわけで、ちょっと長めのブレイクを入れ、次回以降は作品に関する人気投票で参りたいと思います。「○○で1枚だけ選ぶとしたら?」とか「1曲だけ選ぶとしたら?」か。それとも……!?

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