1970年のワイト島フェスティバルに出演したジョニ・ミッチェルのドキュメンタリー映像が発売

ジョニ・ミッチェルをフィーチャーした『Both Sides Now: Live at the Isle of Wight Festival』が、9月14日にブルーレイとDVDで発売されます。

プレスリリースには、次のように書かれています。

「1970年に開催されたワイト島フェスティバルは、当時最大の音楽イベントの一つで、何十万人もの人々が島へとやって来た。チケットのない多くの人々はフェスティバルが見える丘にキャンプを設営し、イベントのコンシューマリズム（消費者主義）に反対し、何としても音楽を取り戻そうと躍起になっていた。このフェスティバルは、失敗したヒッピー反体制文化を称賛するもので、ジョニは“獣たちの餌食にさせられた”と語っている。
ジョニは予想に反して素晴らしいパフォーマンスを披露したが、彼女のステージは観客たちとの闘いとなった。フェンスが壊され、卑猥な言葉を浴びせられ、観客に演説を目論む男がステージに乱入するなど、彼女のステージは何度も中断させられた。
ジョニは後に、“逃げ時だと思った”と語っているが、彼女はステージを去るどころかピアノに戻り、木製の折りたたみ椅子に座ると、観客にリスペクトするよう情熱的に訴え、“My Old Man”を歌って観客を魅了し、会場の雰囲気を和らげた」

アカデミー賞を受賞したマレー・ラーナーが監督を務めましたが、この作品が完成した直後に他界しています。このドキュメンタリーには、ステージと舞台裏の映像を挿入しつつ、ジョニが当時を回想する新しいインタビューが収録され、アーティストの視点から語られています。

また「Woodstock」「Both Sides Now」「Big Yellow Taxi」などの名曲を途切れなく撮影したコンサート映像も楽しめます。