ポール・マッカートニー vs クインシー・ジョーンズ...その後

2月14日のMLCニュースでお伝えしたように、ビートルズ、特にポール・マッカートニーを酷評したクインシー・ジョーンズですが、どうやらポールに電話で謝っていたようです。

ジョーンズによって“最悪のベース・プレイヤー”という烙印を押されたポールは、ジョーンズから謝罪の電話をもらったと語り、そのやりとりの詳細を暴露しました。

「彼は完全にイカれてるけど、あの後で僕に電話をしてきたのは偉いと思うよ。彼の暴言については耳にしたけど、本当にそんな事を言ったのかな?って、思ってたんだ。でもね、あんな事があっても、僕はクインシーが大好きさ。クレイジーな馬鹿野郎だけど、彼をリスペクトしているし、彼は素晴らしい事をたくさんやってきたしね。で、僕が自宅に一人でいたら、彼から電話があったんだ」

二人の会話は、こんな感じだったようです。

QJ: マッカートニーさん?
PM: イエス。
QJ: クインシーです、お話したいのですが...
PM: ヘ~イ、クインス!
QJ: ポ~ル~! 元気かい?
PM: 元気だよ。そっちはどうよ? マザー・ファッカー!(僕はここでジャブを入れたんだ)
QJ: ポール…俺、マジであんな事、言ってないんだよ~。何が何だか…。俺、絶対に言ってないから。俺がキミたちを大好きなのは知ってるだろ?
PM: もし本当に言ってたら、僕が何て言うかわかるよね? ファック・ユー、クインシー・ジョーンズ!クレイジー・マザーファッカー!だよ。
QJ: (笑)

この電話に加え、ジョーンズは公的な謝罪コメントも発表しています。(2月28日MLCニュース参照)今では、二人にとって過去の出来事に過ぎませんが、ポールは今でも何故ジョーンズがあの発言をしたのか、わからないそうです。

「クインシーはさ、“おぉポール、俺がどれだけキミを大好きだか知ってるだろ?”な~んて言ってたけど、彼はお年寄りだからね。なんで彼があんな事を言ったのか知らないけど、僕は自分が最悪のベース・プレイヤーだなんて思ってないし、もしかしたら、クインシーは下手くそなベース・プレイヤーの演奏なんて聴いたことがないのかも。彼は、ジャズだの音楽の才能についてあれこれ言ってるけど、彼はアレンジャーだからね。これって、バディ・リッチが“リンゴはドラムが下手”って言ってるようなものさ。だって、ジャズ・ドラマーのバディ・リッチの感覚からしたら、リンゴのドラムは話にならないけど、僕らの感覚からしたら、バディ・リッチは神様みたいな存在だからね」

RELATED POSTS

関連記事

LATEST POSTS

最新記事

この記事についてのコメントコメントを投稿

この記事へのコメントはまだありません

ギター弾き語り アコースティック・ビートルズ全集[ワイド版]

ギター弾き語り アコースティック・ビートルズ全集[ワイド版]

3,024円
ビートルズ超定番ソングブック120

ビートルズ超定番ソングブック120

2,592円
「ビートルズと日本」 ブラウン管の記録

「ビートルズと日本」 ブラウン管の記録

2,700円
MUSIC LIFE サージェント・ペパー・エディション<シンコー・ミュージック・ムック>

MUSIC LIFE サージェント・ペパー・エディション<シンコー・ミュージック・ムック>

1,512円

ページトップ