ニール・ヤングがハイド・パーク公演の主催者を非難

11月28日のMLCニュースで、ニール・ヤングとボブ・ディランが来年のブリティッシュ・サマータイム・フェスティバルでヘッドライナーを務めるニュースをお伝えしたばかりですが、ニール・ヤングのウェブサイト〈Neil Young Archives〉によると、ニールは出演の公表とチケットの発売が時期尚早だったとして不満をあらわにしています。

「まさかあの日に発表されるなんて寝耳に水だったよ。俺はまだポスターのことや、コンサートに関する全ての詳細について問題がないか確認している最中だったからね。それなのに、誰かが突然フライングして、俺の知らないうちにチケットが発売され、俺の出演が発表されたんだ」

チケットがニールのウェブサイトの読者よりも先に一般人が入手可能になったことに加え、ニールが快く思っていないバークレーズがスポンサーに名を連ねていたことも、ニールの不満に拍車をかけているようです。

ニールは出演を撤回するつもりはないようですが、次のように語っています。

「今は状況の修正にあたっているし、ハイド・パーク公演についてはすぐに近況報告するけど、他のスポンサーに変えてもらうのも一つの選択肢だね」

というのも、現スポンサーの国際金融グループ〈バークレーズ〉は、近年カナダのタールサンドからの石油パイプラインに資金提供した事で批判を受けており、ニールは以前から自身の歌詞でも「Barclays The Dirty Bank (ダーティーな銀行、バークレーズ)」と嫌悪感を表しているからです。異常気象やその世界的な影響について懸念しているニールにとって、そのバークレーズがスポンサーになっている公演には出たくないのでしょう。