ロビー・ロバートソンがリンゴ・スターや世界10か国のミュージシャンとコラボしたMV「The Weight」が公開される

このビデオは、携帯を手にしたリンゴ・スターが、ロビー・ロバートソンにキーを確認する場面から始まり、ロサンゼルスのロバートソンがザ・バンドの楽曲「The Weight(ザ・ウェイト)」のイントロを演奏、その後サウス・カロライナのマーカス・キングが歌い始め、イタリアのロベルト・ルッチへと続いていきます。
 
「The Weight」の50周年を記念して制作されたこのミュージック・ビデオは、アメリカ人音楽プロデューサー/エンジニアのマーク・ジョンソンと、ロビー・ロバートソンの息子であるセバスチャン・ロバートソンがプロデューサーを務め、ジョンソンが映画プロデューサーのホイットニー・クロエンケと2002年に立ち上げた音楽プロジェクト「Playing For Change」がリリースしたもの。

移動式のレコーディング機器を使い、同じ楽曲を演奏する世界中のミュージシャンのサウンドと映像を現地で収録、それを繋げ、音楽を通じて異なる人種間の境界線を打ち破り、世界中の人々を結び付けようというものです。
「Playing For Change」は、これまでにも「Redemption Song」や「What’s Going On」「Stand By Me」「All Along The Watchtower」などのミュージック・ビデオをリリースしていますが、「The Weight」のビデオ制作には1年半もの年月を要し、10か国のミュージシャンを収録、現在の世界情勢を考慮し、中でも中東でのレコーディングに一番の意味があったということです。

メインのロビー・ロバートソンとリンゴ・スターに加え、マーカス・キング、コンゴのソウル・シンガー、マーマンス・モセンゴ、ジョン・クルーズ、ルーカス・ネルソン、ジャマイカのシェリータ・ルイス&ロゼリン・ウィリアムズらがメイン・ヴォーカルを担当し、エルヴィス・コステロのツアー・メンバーで知られる姉妹デュオのラーキン・ポエや、ボニー・レイットのベーシストで知られるジェームス・ハッチ・ハッチンソン、日本からはギタリストのCharとピアニストの小牧恵子が参加しています。

なお「Playing For Change」のYouTubeチャンネルでは、「Songs Around The World」のタイトルでシリーズの過去の作品も公開中。今回の「The Weight」で53作めになる同シリーズは、これまでにも名曲ばかりを取り上げ、人選も絶妙にして好演ばかりなのでいずれも必見。「Stand By Me」はかつて大和証券グループのCMでそのままTVで放送されていたので、ご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか。
 
 

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