元デレク・トラックス・バンドのドラマー、ヨンリコ・スコットが63歳で死去

1995年から2010年までデレク・トラックス・バンドのドラマーを務め、自身のヨンリコ・スコット・バンドでも活躍していたヨンリコ・スコットが、9月20日に63歳で亡くなりました。彼のレコード・レーベル「ブルー・カヌー・レコード」が発表していますが、死因は公表されていません。
 
デトロイト生まれのヨンリコは、7歳にして地元のゴスペル・グループと演奏し始め、大学でパフォーマンス・パーカッションを学び、大学卒業後には、アトランタ州ジョージアに移住し、アトランタのジャズ・アーティストらと活動していました。
 
デレク・トラックス・バンドには1995年に加入。2010年までにバンドが発表した6枚のスタジオ・アルバムとライヴ・アルバム、そしてワールド・ツアーに参加し、2009年のアルバム『Already Free』では、バンドと共にグラミー賞の「最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバム賞」を受賞しています。
 
また、2002年にデレクの妻、スーザン・テデスキが発表したアルバム『Wait for Me』でも、パーカッション／
ドラムで参加していました。
 
2010年からは自身のヨンリコ・スコット・バンドで活動し、その後2012年から2013年には、ロイヤル・サザン・ブラザーフッドのツアー・ドラマーとして27か国をまわり、2012年に発表された彼らのファースト・アルバムにソングライターとしてクレジットされているほか、2012年から2015年の間には、3枚のソロ・アルバムもリリースしています。
 
そのほかにも、スティーヴィー・ワンダー、ホイットニー・ヒューストン、アレサ・フランクリン、レイ・チャールズ、サミー・デイヴィス・ジュニア、チャック・ベリー、ジョージ・ベンソン、アニタ・ベイカーなど、数多くの有名アーティストとのレコーディングやパフォーマンスにも参加していました。

ご冥福をお祈りします。