エディ&ザ・ホット・ロッズのヴォーカリスト、バリー・マスターズが63歳で死去

英パブ・ロック・バンド、エディ&ザ・ホット・ロッズ(Eddie and the Hot Rods)のフロントマンでヴォーカリストだったバリー・マスターズ(Barrie Masters:写真左から2番め)が、10月2日に63歳で亡くなりました。突然死だったと思われます。
 
死因は発表されていませんが、バンドがフェイスブックで声明を発表しています。

「伝説的なバリー・マスターズの訃報をお知らせすることになり、深い悲しみに包まれています。お察しの通り、バンドと彼の家族は、この突然の訃報に非常にショックを受けています。我々のフェイスブックとツイッターに追悼メッセージを頂ければ、バリーのご家族に伝えます」

エディ&ザ・ホット・ロッズは、1975年にイングランドのエセックスで結成され、これまでに何度か解散と再結成を繰り返していましたが、マスターズは、最近までバンドでコンスタントに活動する唯一の創設メンバーでした。UKシングル・チャートの第9位に輝いた1977年の「Do Anything You Wanna Do」が、彼らの代表曲となっています。
 
初期のバンドは、ロンドンのクラブでレジデンシーとしてライヴを行ない、ドクター・フィールグッドらにインスパイアされたオリジナル曲や60年代のR&Bをカヴァーしていました。

1976年、セックス・ピストルズが前座を務めたロンドンのマーキー・クラブのライヴでは、ピストルズがホット・ロッズの機材を破壊したことで大混乱となったこともありました。その後、ホット・ロッズは、デビューEP「Live at the Marquee」をリリース、同年のデビュー・アルバム『Teenage Depression』と共に、UKチャートに登場しました。
 
タイトル曲「Teenage Depression」は、1979年に公開されたラモーンズの映画『ロックンロール・ハイスクール』でフィーチャーされ、映画のサントラにも収録されています。

またバンドは、このアルバムの発売35周年を記念し、2011年にアルバム『35 Years of Teenage Depression』としてリリースしています。

ご冥福をお祈りいたします。

Eddie & The Hot Rods『Do Anything You Wanna Do』
マーク・ボランがホストを務めたTV番組『The Marc Show』出演時のライヴ


 

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