ジミ・ヘンドリックス、5時間超の『バンド・オブ・ジプシーズ:コンプリート・フィルモア・イースト』遂に発売!

これまで10月2日11月20日のMLCニュースでもお伝えしてきたジミ・ヘンドリックスの『バンド・オブ・ジプシーズ:コンプリート・フィルモア・イースト』5枚組CDが遂に発売! ボックスの開封動画が公開されました。

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〈以下メイカー・インフォメーションより〉

バンド・オブ・ジプシーズのフィルモア・イーストにおける全4回の歴史的パフォーマンスをエディ・クレーマーの新ミックスでお届けする待望の全集企画! 今回発売となったジミ・ヘンドリックスの『バンド・オブ・ジプシーズ:コンプリート・フィルモア・イースト』5枚組CDは、伝説的ギタリストによる全4回の歴史的ライヴをオリジナルの演奏順でまとめており、これまでに一度も発売されていないものや新しくリミックスされたものを含め全43曲、5時間を超える内容。モンタレー・ポップやウッドストックでの劇的で忘れ難い名演と並び称されるこのフィルモア・イーストでのヘンドリックスの伝説的ライヴは、輝かしいキャリアの中でも限りない可能性に満ちた重要なターニング・ポイントとなっている。


1969年6月、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスは人気の絶頂期にあったにもかかわらず解散。ヘンドリックスは8月のウッドストックで演奏するために新たに大規模なバンド、ジプシー・サン&レインボウズを組み、新しいステップを踏み出す。この大所帯のバンドには、1962年にケンタッキー州フォート・キャンベル第101空挺部隊で共に従軍していたときに仲良くなった長年の友人、ビリー・コックスがベースで参加していた。ジプシー・サン&レインボウズは短命だったが、10月にバンド・オブ・ジプシーズが正式に生まれた。メンバーはヘンドリックスとビリー・コックス、そしてエレクトリック・フラッグのドラマーであり、ときとしてリード・ヴォーカルも担当するバディ・マイルス。ヘンドリックスは彼等とのコラボレーションに刺激を受け、「パワー・オブ・ソウル」や「バーニング・デザイア」、そして画期的で創造性に満ちた「マシン・ガン」のような、進取の手応えある曲が生まれることになる。

 

バンド・オブ・ジプシーズのデビュー・ライヴは1969年大晦日と1970年元旦の二日間にマンハッタンのフィルモア・イーストで行なわれた連続4回のコンサートで、その全てのステージが本格的にレコーディングされた。ヘンドリックスはわずか9ヶ月前にマジソン・スクエア・ガーデンをソールドアウトにしていたが、フィルモア・イーストをライヴ録音の場に選ぶ。

 

ジミは4回公演の初回を今までに発売されたことがない11曲でスタートさせる。「イザベラ」「イージー・ライダー」「バーニング・デザイア」のようなエキサイティングな新曲は満員の会場を沸かせた。ヘンドリックスは残る3回のショーでも「ストーン・フリー」「紫のけむり」「ファイア」といった人気曲を新解釈で披露したり、「マシン・ガン」ではまったく新しい展開を見せたりして力強い表現で圧倒させた。元旦の2回目のコンサートを見た『ダウン・ビート』誌の評論家、クリス・アルバートソンはライヴ評に「楽器の持つ技術的な可能性を余すところなく利用する特筆すべき才能が、豊かな音楽的想像力と結びついて、ジミを傑出したパフォーマーにしているのだ」と書いた。
 

二日にわたって行なわれた4回の圧倒的コンサートで、ジミ・ヘンドリックスとビリー・コックス、バディ・マイルスがロックとR&Bとファンクの垣根を打ち破り、何を作り出そうとしていたのか明らかになる。これらの演奏は当初、1970年1月1日の2回のライヴからドラマチックでキーとなる曲「マシン・ガン」など含め全6曲をまとめた『バンド・オブ・ジプシーズ』として、1970年4月に発売。豊かなアレンジ、ロックとソウルの力強いミックスチャーでヘンドリックスの多くのファンを驚かせ、沸き立たせたのだった。

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