キンクス1970年の『ローラ対パワーマン、マネーゴーラウンド組第一回戦』、50周年記念デラックス・ボックスセット発売

〈以下メイカー・インフォメーションより〉

『ローラ対パワーマン、マネーゴーラウンド組第一回戦』50周年記念、マルチ・フォーマットでのリイシュー！　12月11日BMG（日本国内のディストリビューションはワーナーミュージック・ジャパン）より発売！

『ローラ対パワーマン、マネーゴーラウンド組第一回戦』、通称『ローラ対パワーマン』、または単に『ローラ』は、1970年にレコーディングおよびリリースされたザ・キンクス8枚目のスタジオ・アルバムです。時代を先取りしたコンセプト・アルバムであり、音楽出版社、ユニオン、報道機関、会計士、ビジネス・マネジャー、そしてコンサート・ツアー先での生活など、音楽業界を風刺し、評価した内容になっています。キンクスの全時代を通してのキンクス・クラシック・アルバムの中の1枚です。

さあ、50周年のお祝いを始めましょう！　キンクスが愛情を込めて制作したデラックス・ボックス・セット、1LP、デラックス2CD、1CDそしてデジタルでこのアルバムの特別なマルチ・フォーマット・リリース・プランが発表されました。12月11日にBMGよりリリースされます（日本国内のディストリビューションはワーナーミュージック・ジャパン。

●限定版デラックス10インチ・スリップケース・ブック・パック
（60ページの本、3枚のCD、2枚の7インチ・シングル、4枚のカラー・プリントを収録）
●1LP見開きジャケットゲートフォールド
●2CDハードバック・ブック
●1CDソフトパック
●デジタル
●HDデジタル
●D2C限定版付録（ボックスセット注文で無料で提供）：7インチ・シングル、エナメル・ピン・バッジ

『ローラ対パワーマン』はザ・キンクスの一般的な評価でいえば、いわゆる過渡期に登場しましたが、グループにとって批評家筋から高評価を得、また商業的に成功し、アメリカのトップ40にランク・インし、世間の注目を集め、いわゆる「カムバック」アルバムになりました。このアルバムには2枚のヒット・シングル（1966年の「サニー・アフタヌーン」以来ザ・キンクスの最大の成功となった「ローラ」は米国で#9、英国とドイツでは#2に到達し、「エイプマン」は英国とドイツで最高位#5に達しました）を含んでいました。

レイは次のように述べています。「このアルバムは、芸術的な自由（私自身を含む）と、希望すれば誰でも性別を問われない権利を祝うものです。秘訣は、善良で信頼できる人になることと友人になることです」

その時代に先駆けて、トラック「ローラ」は1970年初頭にレイ・デイヴィスによって書かれ、ロンドンのモーガン・スタジオでレコーディングされました。「ローラ」は、ソーホーのクラブで出会った若い男性とトランスジェンダーの人の間のロマンチックな物語が語られていると思われます。そしてそれはバンドのマネージャーとの出会いに触発されたものです。英国では『ヴィレッジ・グリーン・プリザヴェイション・ソサエティ』のアウトテイク「Berkeley Mews」とのカップリングで、米国ではデイヴ・デイヴィスが書いた「Mindless Child of Motherhood」とのカップリングでシングル・リリースされた象徴的なフックは、何十年にもわたって世界中で歌われてきました。

『ローラ対パワーマン、マネーゴーラウンド組第一回戦』のリリース計画は、最近成功した「#LolaDay」に続き、独創的なヒット・シングルの50周年を祝福しています。ファンの皆さんは、ザ・キンクスのウェブサイトから入手できる10個の新しいカスタム・メイドのステッカーを使用して、皆さんの個々の写真を「ローラ化（Lolafy）」することができました。ジ・アマゾンズなどの最高のパフォーマンスのいくつかは、ザ・キンクスのチャンネルを介して「ローラ」の解釈を発表し、さまざまなエキサイティングなザ・キンクスのアーカイブ・オーディオ、ビデオ、印刷物などと共にファンの皆さんと共有されました。

「ローラ化」サイトは本日から更新され、バンド・メンバーの4つの新しいステッカー、「Dave」「Mick」「Pete」「Ray」が含まれています。

50周年記念ボックス・セット・キャンペーンは、ザ・キンクスのトラック「AnyTime」（「The Follower - Any Time 2020 Feat : Anytime by The Kinks」というタイトル）の新しいレイ・デイヴィスのリミックス／メドレーで始まります。

Spotifyで試聴する
「The Follower - Any Time 2020 Feat : Anytime by The Kinks」

もともとレイが「エイプマン」のB面候補として書いた「エニイ・タイム」には、未発表のヴァージョンと、『ローラ』アルバムからのいくつかのキンクス・トラックからの抜粋、および「語り言葉（spokenword）」と「効果音（soundeffects）」が含まれています。これは、レイが次のように述べているコンセプト作品です。「コロナウイルスによって引き起こされた孤立は、人々に世界を再評価し、彼らの生活を再評価する時間を与えることができした。音楽は孤独で時間を超越して慰めることができ、それは未来でも過去でも、昨日でも、今日でも明日でもありません。いつでも（AnyTime）、なのです」「この未発表の1970年代のトラックを、2020年に聴衆につなげる方法が分かりました。また、音楽がタイム・トラベルできること、記憶は瞬時に得られるため、「今」に参加できることを示す方法も分かりました。私はこれをシュールなものとしてまとめ、それが本当に起こっていることに気づきました。遂に50年の時を経て、「ローラ」はその居場所を見つけました！」

ザ・キンクス『ローラ対パワーマン、マネーゴーラウンド組第一回戦』

発売形態

●限定版デラックス10インチ・スリップケース・ブック・パック