連載第3回 日本公演2日目。ステージを終え汗まみれでホテルに戻ってきたメンバーを長谷部カメラマンが捉えた!

【短期集中連載・全5回 その時『ミュージック・ライフ』は 】

6月29日(月)−7月3日(金) ビートルズは終わらない「ビートルズ来日週間特集」

写真:長谷部 宏 Pic:Koh Hasebe / ML Images / Shinko Music
「54年前の今日、日本滞在中のビートルズは」と「その時『ミュージック・ライフ』は」の2点に焦点を当ててお送りしている、ビートルズ来日記念特集。彼ら4人が日本に滞在したのは、1966年の6月29日から7月3日までの五日間。ということで、54年を経た今週月曜から金曜までの五日間、短期集中連載として全5回でお送りしております。

本日はその第3回「7月1日」、ビートルズの日本滞在三日目。この日と翌7月2日は昼・夜の2回公演。初日はなんとかステージの写真を押さえた長谷部カメラマンと編集部でしたが、果たしてこの日は……!?
1966年7月1日(金) 公演二日目(昼14時開演・夜18時半開演の2回公演)

日本滞在三日目、公演二日目。昼の部、夜の部の2公演が行なわれ、昼の部(ビートルズは午後3時頃演奏)をカラー収録した映像が、同夜9時日本テレビ『特別番組 ザ・ビートルズ日本公演』内でノーカット放送され、番組は60%近い驚異の視聴率を記録した。この日は、前日半音下げていたチューニングをレギュラーに戻し、音に張りを持たせた演奏だった。

写真はそうして夜の部を終え、汗まみれでホテルに戻ってきたメンバー。上下ライトグレーにオレンジのストライプ・スーツを着用。地下駐車場に待機していた長谷部カメラマンは、車を降り部屋に戻る、そのわずかな瞬間を捉えることに成功した!

この日は公演の数時間前の午前11時頃、全員外出禁止を言い渡されていたにもかかわらず、ジョンとポールがそれぞれホテルを抜け出し、ひと騒動ならぬふた騒動あったという逸話があります。

ポールはマル・エヴァンスと皇居周辺に散歩に出たものの、警備していた警察に説得されて間も無く連れ戻されたそう。しかしジョンは変装し、しかも日本人の手助けもあってまんまと成功、念願の骨董品を買い求めることができたということです。日本テレビで放送された昼の公演は、そうしたちょっとした騒ぎの後だったわけです。

そして次回は滞在四日目。いよいよ1フロア下に待機していた、星加編集長と長谷部カメラマンの出番と相成ります。

1960〜90年代にかけて、雑誌『ミュージック・ライフ』は、フォトグラファー長谷部 宏氏を中心にした撮影陣で、数多くの海外アーティストの写真を撮り続けて来ました。60年代にはビートルズ、70年代にはクイーン、KISS、チープ・トリック、ジャパン、80年代にはボン・ジョヴィやデュラン・デュラン……などなど、撮りためたポジ・フィルムやプリントは、数十万枚にも及ぶ量になります。しかもその貴重さは世界的レベルのため、海外からのリクエストも絶え間なく寄せられています。

現在我々は、そのコレクションを「ML Images」と名付け、膨大な量の写真を地道に整理整頓しつつ、貸し出すサービスを行なっており、ライブラリへアップロード済みの画像は目下約3万点で、現在も増え続けております。ご利用をご希望のメディア/展示スペースの方は、弊社までご連絡いただければ、具体的なご希望がない場合でもスタッフがお応えいたします。お気軽にご相談ください。メールはこちらから。

※個人の方へのご提供は行なっておりません。

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商品詳細

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