米シンガー／ソングライターのベニー・マードーンズが73歳で死去

Benny Mardones『Never Run Never Hide』（Polydor：1980年）

1980年のヒット曲「Into the Night」で知られるシンガー／ソングライターのベニー・マードーンズ（Benny Mardones）が6月29日、73歳で亡くなりました。2000年からパーキンソン病と闘っていたマードーンズは、その合併症により亡くなっています。

1946年にオハイオ州クリーヴランドで生まれたマードーンズは、ヴェトナム戦争から帰還した後、ニューヨークでソングライターとしての道を歩み始めました。70年代後半からソロ・キャリアをスタートさせ、リッチー・ヘヴンス1977年のツアーで前座を務め、1978年にデビューLP『Thank God for Girls』を発表しました。

1980年のセカンド・アルバム『Never Run, Never Hide』には、ロバート・テッパー（Robert Tepper）と共作した「Into the Night」が収録され、この曲はビルボードHot 100チャートの11位を記録、マードーンズ唯一のヒット曲となり、ここ日本でもヒットしました。なお同曲は1989年にも同チャートの20位を記録しています。

しかしながら、その後のキャリアに勢いは無くなり、2000年までライヴとレコーディングを続けていましたが、同年パーキンソン病と診断され、2015年のスタジオ・アルバム『Timeless』が最後の作品となりました。