米・シンガー/ソングライター、ルー・クリスティが82歳で死去

ルー・クリスティ『Lightnin' Strikes』(MGM:1966)
1966年の大ヒット曲「Lightnin’ Strikes」(邦題「恋のひらめき」)で知られるシンガー/ソングライターのルー・クリスティ(Lou Christie)が6月18日、ガンのため82歳で死去しました。
家族がSNSで訃報を伝えており、クリスティはガンとの短い闘病生活の末、ペンシルヴェニア州ピッツバーグの自宅で亡くなったそうです。
家族がSNSで訃報を伝えており、クリスティはガンとの短い闘病生活の末、ペンシルヴェニア州ピッツバーグの自宅で亡くなったそうです。

1943年にペンシルヴェニア州グレンウィラードで生まれたクリスティ(本名 Lugee Alfredo Giovanni Sacco)は、子供の頃から歌い、15歳の時に年上の女性ミュージシャン、トゥイラ・ハーバートと出会い、彼女のソングライティング・パートナーになりました。
当初、ルジー・サッコの名で知られていたクリスティは、1961年にNYCでセッション・ヴォーカリストとして活動を開始、翌年ピッツバーグを拠点とするエンタメ業界の重鎮ニック・チェンチと組み、チェンチの提案でルー・クリスティに改名しました。
1962年の末、クリスティとハーバートが共作し、チェンチがプロデュースした「The Gypsy Cried」(邦題「悲しきジプシー占い」)がリリースされ、クリスティはトレードマークのファルセットを際立たせた同曲でブレイクしました。
続いて、1963年のシングル「Two Faces Have I」(邦題「悲しき笑顔」)がUSチャートの6位を記録したものの、その後リリースした数枚のシングルが振るわず、1965年に発表した「Lightnin’ Strikes」が翌年チャートの第1位に輝き、クリスティの最も成功したシングルになりました。
1966年の「Rhapsody In The Rain」も16位を記録するヒットになりましたが、「We were makin’ out in the rain」(雨の中で性交していた)という歌詞が物議を醸し、「We fell in love in the rain」(雨の中で恋に落ちた)に変更された後、再リリースされました。
また、1969年の「I’m Gonna Make You Mine」もトップ10ヒットになり、70年代半ばまでにさらに3枚のシングルがチャートインしましたが、クリスティのヒットメーカーとしての時代は60年代で終焉を迎え、一時期カントリーへの転向を試みたものの、その後もオールディーズ・サーキットで活動を続けていました。
クリスティは2022年、同年他界したボビー・ライデル(2022年4月11日MLCニュース)の後任として、ゴールデン・ボーイズ(Dick Fox’s Golden Boys)のメンバーになり、最近までフランキー・アヴァロン、ファビアン・フォルテと共にライヴを行なっていました。
安らかなる眠りをお祈りいたします。
当初、ルジー・サッコの名で知られていたクリスティは、1961年にNYCでセッション・ヴォーカリストとして活動を開始、翌年ピッツバーグを拠点とするエンタメ業界の重鎮ニック・チェンチと組み、チェンチの提案でルー・クリスティに改名しました。
1962年の末、クリスティとハーバートが共作し、チェンチがプロデュースした「The Gypsy Cried」(邦題「悲しきジプシー占い」)がリリースされ、クリスティはトレードマークのファルセットを際立たせた同曲でブレイクしました。
続いて、1963年のシングル「Two Faces Have I」(邦題「悲しき笑顔」)がUSチャートの6位を記録したものの、その後リリースした数枚のシングルが振るわず、1965年に発表した「Lightnin’ Strikes」が翌年チャートの第1位に輝き、クリスティの最も成功したシングルになりました。
1966年の「Rhapsody In The Rain」も16位を記録するヒットになりましたが、「We were makin’ out in the rain」(雨の中で性交していた)という歌詞が物議を醸し、「We fell in love in the rain」(雨の中で恋に落ちた)に変更された後、再リリースされました。
また、1969年の「I’m Gonna Make You Mine」もトップ10ヒットになり、70年代半ばまでにさらに3枚のシングルがチャートインしましたが、クリスティのヒットメーカーとしての時代は60年代で終焉を迎え、一時期カントリーへの転向を試みたものの、その後もオールディーズ・サーキットで活動を続けていました。
クリスティは2022年、同年他界したボビー・ライデル(2022年4月11日MLCニュース)の後任として、ゴールデン・ボーイズ(Dick Fox’s Golden Boys)のメンバーになり、最近までフランキー・アヴァロン、ファビアン・フォルテと共にライヴを行なっていました。
安らかなる眠りをお祈りいたします。


商品情報
Lou Christie
『Lou Christie』
Amazon Music(JAN 01 1963)
Lou Christie
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Amazon Music(JAN 01 1963)

商品詳細
Lou Christie
『Gypsy Bells:Columbia Recordings 1967』
Amazon(2024/3/1)輸入盤CD
Lou Christie
『Gypsy Bells:Columbia Recordings 1967』
Amazon(2024/3/1)輸入盤CD

商品情報
Lou Christie
『Lou Christie Strikes Again』
Amazon Music(JAN 01 1966)
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『Lou Christie Strikes Again』
Amazon Music(JAN 01 1966)
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