パワー・ポップの先駆者、シンガー/ソングライターのエミット・ローズが70歳で死去
米シンガー/ソングライター/マルチ・プレイヤーで、レコーディング・エンジニアでもあったエミット・ローズ(Emitt Rhodes)が7月19日、就寝中に亡くなりました。享年70。
ローズは、作曲からレコーディング、ミキシング、プロデュースまで全てを一人で手掛けた1970年のワンマン・バンド・アルバム『Emitt Rhodes』で絶賛され、“ワンマン・ビートルズ” の名声を得ています。
ローズは、作曲からレコーディング、ミキシング、プロデュースまで全てを一人で手掛けた1970年のワンマン・バンド・アルバム『Emitt Rhodes』で絶賛され、“ワンマン・ビートルズ” の名声を得ています。

エミット・ローズ
『エミット・ローズの限りない世界』
Emitt Rhodes
『Emitt Rhodes』
『エミット・ローズの限りない世界』
Emitt Rhodes
『Emitt Rhodes』
イリノイ州ディケーター(Decatur)に生まれたローズは、60年代のガレージ・ロック・バンド、パレス・ガード(Palace Guard)などでドラムを担当した後、サイケデリック・ロック・バンドのメリー・ゴーラウンド(Merry Go-Round)に加入し、バンドは1967年にアルバム『Merry Go-Round』をリリースしました。
メリー・ゴーラウンド解散後はソロに転向し、1970年のアルバム『Emitt Rhodes』が全米チャートで29位を記録、その後も2枚のアルバム『Mirror』(1971年)、『Farewell to Paradise』(1973年)を発表しましたが、毎年2枚のアルバムをリリースするという契約義務に違反したとしてレコード会社から訴えられ、表舞台から姿を消したローズは、以来プロデューサー/エンジニアとして活動を続けていました。
しかしながら、2016年に43年ぶりのニュー・アルバム『Rainbow Ends』でカムバックを果たし、クリス・プライスとコラボした同作品には、ローズ初期のアルバムを称賛していたバングルズのスザンナ・ホフスや、ウィルコのネルス・クライン、元フェアポート・コンヴェンションのリチャード・トンプソンらがゲスト参加しました。
ローズのアルバムとセルフ・レコーディング方式は、多くのミュージシャンに影響を与え続けています。
しかしながら、2016年に43年ぶりのニュー・アルバム『Rainbow Ends』でカムバックを果たし、クリス・プライスとコラボした同作品には、ローズ初期のアルバムを称賛していたバングルズのスザンナ・ホフスや、ウィルコのネルス・クライン、元フェアポート・コンヴェンションのリチャード・トンプソンらがゲスト参加しました。
ローズのアルバムとセルフ・レコーディング方式は、多くのミュージシャンに影響を与え続けています。
安らかなる眠りをお祈りいたします。

この記事についてのコメントコメントを投稿
この記事へのコメントはまだありません




RELATED POSTS
関連記事
-
2025.08.08 元チェアメン・オブ・ザ・ボードのシンガー、ダリル・ジョンソンが死去
-
2025.08.07 2025年7月に他界したミュージシャン及び音楽関係者
-
2025.08.06 英ロック&ソウルの伝説的シンガー/ソングライター、テリー・リードが75歳で死去
-
2025.08.01 アイアン・メイデンのオリジナル・シンガー、ポール・マリオ・デイが69歳で死去
-
2025.07.31 オジー・オズボーンの葬列に数千人のファンが参加
LATEST POSTS
最新記事
-
2025.01.07 クイーン関連 最新ニュース(2025/8/5更新)
-
2024.04.04 ザ・ビートルズ関連 最新ニュース(2025/8/5更新)
-
2023.03.07 直近開催予定のイベントまとめ(2025/8/7更新)
-
2025.08.08 元チェアメン・オブ・ザ・ボードのシンガー、ダリル・ジョンソンが死去