地下ロック・ドキュメンタリー映画フェス〈アンダードックス〉がなんと、吉祥寺・京都・名古屋・福岡でも開催決定!

UNDERDOCS 予告編


8月20日MLCニュースでお伝えした、地下ロック・ドキュメンタリー映画フェス〈アンダードックス〉は、その段階では東京と大阪のみの開催でしたが、東京では吉祥寺で再び、そして名古屋・京都と福岡でも開催されることが決定しました。

〈以下インフォメーションより〉
 
UNDERDOCS 増殖!! 商業主義の真逆を突き進む、大裏街道映画フェスティバル、地下にうごめくロック・ドキュメンタリー映画の新作/旧作を連続上映

《UNDERDOCS》〈アンダードックス〉
今年9月にシネマート新宿・シネマート心斎橋で開催され、連日音楽ファン、映画ファンを熱狂させた地下ロック・ドキュメンタリー映画フェス〈アンダードックス〉がなんと、吉祥寺・京都・名古屋・福岡でも開催決定!

メジャーで大衆的な音楽映画が劇場で注目を集める中、シネマート新宿が放つ真逆の新企画、まだ日本で紹介されていない新作、長年上映されていない旧作など、地下にうごめく数々の〈アンダーグラウンドなロック・ドキュメンタリー映画〉にスポットライトをあてた期間限定の特集上映、〈UNDERDOCS(アンダードックス)〉。

9月11日よりシネマート新宿にて4週、シネマート心斎橋にて3週にわたり連日ロックファンを唸らせ、熱狂のまま幕を閉じた本企画がなんと、アップリンク吉祥寺、アップリンク京都、名古屋シネマテーク、福岡KBCシネマでも開催されることが決定。

LIVEなどに行けない各地のロックファンには是非とも楽しんでいただきたい。上映作品・期間は劇場ごとに異なる。

それぞれの作品の上映日時はオフィシャルサイト「UNDERDOCS」でご確認ください。

【各劇場での上映日程/上映作品】
■アップリンク吉祥寺
11月27日(金)『ジョウブレイカー/ドント・ブレイク・ダウン』
11月28日(土)『デソレ―ション・センター』
11月29日(日)『D.O.A.』
11月30日(月)『ザ・ストーン・ローゼス:メイド・オブ・ストーン』
12月1日(火)『レディオ・バードマン/ディセント・イントゥ・メールストロム』
12月2日(水)『バッド・ブレインズ/バンド・イン・DC』
12月3日(木)『地獄に堕ちた野郎ども』
12月4日(金)~12月10日(木) 『ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション』
 
■アップリンク京都

12月4日(金)『ジョウブレイカー/ドント・ブレイク・ダウン』
12月5日(土)『デソレ―ション・センター』
12月6日(日)『D.O.A.』
12月7日(月)『ザ・ストーン・ローゼス:メイド・オブ・ストーン』
12月8日(火)『レディオ・バードマン/ディセント・イントゥ・メールストロム』
12月9日(水)『バッド・ブレインズ/バンド・イン・DC』
12月10日(木)『地獄に堕ちた野郎ども』
12月11日(金)~12月17日(木)『ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション』
■名古屋シネマテーク
12月12日(土) 『ジョウブレイカー/ドント・ブレイク・ダウン』
12月13日(日) 『デソレーション・センター』
12月14日(月) 『デソレーション・センター』
12月15日(火) 『D.O.A.』
12月16日(水)『レディオ・バードマン/ディセント・イントゥ・メールストロム』
12月17日(木) 『ザ・スリッツ:ヒアー・トゥ・ビー・ハード』
12月18日(金) 『地獄に堕ちた野郎ども』
12月19日(土) 『ザ・ストーン・ローゼス:メイド・オブ・ストーン』
12月20日(日)~12月24日(木)『ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション』
12月25日(金) 『バッド・ブレインズ/バンド・イン・DC』
 
■福岡KBCシネマ
12月12日(土)『ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション』
12月14日(月)『ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション』
12月15日(火)『ジョウブレイカー/ドント・ブレイク・ダウン』
12月16日(水)『レディオ・バードマン/ディセント・イントゥ・メールストロム』
12月17日(木)『D.O.A.』
12月18日(金)『デソレーション・センター』

【上映・9作品】

『ジョウブレイカー/ドント・ブレイク・ダウン』
JAPAN PREMIERE

『ジョウブレイカー/ドント・ブレイク・ダウン』予告編
1986年~1996年まで活動、ニューヨーク出身のバンド、ジョウブレイカーの軌跡を追ったドキュメンタリー映画。90年代に拠点をサンフランシスコに移し、インディーズ・バンドとして絶大な支持を集めるも、1995年、メジャーレーベルのゲフィンからアルバムを発表、凄まじいバッシングを受けて翌年解散、この顛末がすべて描かれている。監督・プロデューサーは『ミニットメン:ウィ・ジャム・エコノ』(2005年)のチーム、ティム・アーウィン&キース・スキエロン。
 
2019年|アメリカ映画|77分|原題:DON’T BREAK DOWN:A FILM ABOUT JAWBREAKER/© 2019 Rocket Fuel Films/出演:JAWBREAKER、ビリー・ジョー・アームストロング、スティーヴ・アルビニ/監督:ティム・アーウィン、キース・スキエロン
『デソレーション・センター』
JAPAN PREMIERE

海外版予告編:Desolation Center Theatrical Trailer
米国の砂漠地帯で行なわれている巨大フェス、コーチェラ・フェスティバルやバーニングマンの元祖であり、80年代に初めて南カリフォルニアの荒廃した砂漠で実施されたライヴイベント〈デソレーション・センター〉の知られざる模様を貴重な映像と共に追ったドキュメンタリー映画。LAパンクの面々の他ソニック・ユース、更に日本では映画『半分人間』(石井聰亙監督)で知られるインダストリアル・ミュージックの重鎮アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンが参戦、凄まじい奇天烈なライヴを繰り広げる。
 
2018年|アメリカ映画|93分|原題:DESOLATION CENTER/© 2018 MU PRODUCTIONS./出演:SONIC YOUTH、MINUTEMEN、MEAT PUPPETS、SWANS、REDD KROSS、EINSTURZENDE NEUBAUTEN、SRL、SAVAGE REPUBLIC/監督:スチュワート・スウィージー
70年代末、イギリスを中心に世界的に吹き荒れたパンク・ムーヴメントのコアであり、世界で最も過激だったバンド、セックス・ピストルズ初のアメリカ・ツアーを中心に、デッド・ボーイズ、シャム69、ジェネレーションXなど、当時絶頂期を迎えていた様々なバンドを追ったパンク・ドキュメンタリー映画の最高傑作。アメリカでの異様ともいえる熱狂の中での、観客との暴力沙汰、ベースで殴りかかるシド、極限まで張り詰めた緊張感と毒々しい空気。そしてなんといっても、ドラッグ漬けでまともに話さえできないシドとナンシー・スパンゲンの貴重なヘロヘロのインタビューを収録。
 
1980年|アメリカ映画|93分|原題:D.O.A.: A Rite of Passage/© 1981 D.O.A. Productions © 2017 MVD Entertainment Group/出演:SEX PISTOLS、GENERATION X、THE CLASH、THE DEAD BOYS/監督・製作・脚本:レック・コワルスキー
『ザ・ストーン・ローゼズ:メイド・オブ・ストーン』
予告編:映画『ザ・ストーン・ローゼズ:メイド・オブ・ストーン』予告編

マッドチェスター・ムーヴメントの中心的存在として全世界の音楽シーンに多大なる影響を与えたザ・ストーン・ローゼズの、96年の解散から15年後の2011年10月18日、再び始まった活動を最も近くで記録した、バンド史上初にして決定版ともいえるドキュメンタリー映画。サッカーと音楽しか成り上がる手段がなかったマンチェスターのワーキング・クラス出身の4人による感動的な再会劇から初めて明かされるその裏側、そして彼らを人生の一部として愛するファンの素顔を、再結成にまつわるライヴやバックステージ映像と、これまで未公開であった秘蔵映像を軸に、鮮烈に描き出す。

2012年|イギリス映画|100分|原題:THE STONE ROSES:MADE OF STONE/© Channel Four Television/BMSW Ltd. and Warp 1989 Ltd. 2013./出演:THE STONE ROSES(イアン・ブラウン、ジョン・スクワイア、レニ、マニ)、リアム・ギャラガ―、エリック・カントナ 監督:シェイン・メドウズ
『レディオ・バードマン/ディセント・イントゥ・メールストロム』
JAPAN PREMIERE

『レディオ・バードマン/ディセント・イントゥ・メールストロム』予告編
1974年結成、オーストラリアのパンク・ロック・バンド、レディオ・バードマンの歴史を網羅。セインツと並びオーストラリア・パンクを世界に知らしめ、ストゥージズの荒々しさとラモーンズのシンプルさをミックスしてオーストラリア特有の哀愁のメロが印象的な、現在も熱狂的フォロワーがいる重鎮。

2018年|オーストラリア映画|109分|原題:DESCENT INTO THE MAELSTROM/© LIVING EYES PTY LTD 2018/出演:RADIO BIRDMAN/監督・製作・編集:ジョナサン・セクエラ

 
『バッド・ブレインズ/バンド・イン・DC』
予告編:『バッド・ブレインズ/バンド・イン・DC』予告編

2012年SXSW映画祭/2012年シルバードック映画祭/2012年シアトル国際映画祭/2012年ウッドストック映画祭正式出品作品。アメリカン・ハードコア/パンクの最重要・最速のバンド、バッド・ブレインズを追った2012年製作のドキュメンタリー映画。バッド・ブレインズは1976年ワシントンDCにて結成。そのあまりに激しいライヴによりワシントンDCのライヴハウス・シーンから締め出しを食らったという凄まじい伝説や、パンクとレゲエを縦横無尽に行き来するという唯一無二のスタイルを確立してその後の多くのバンドに絶大な影響を与え続けている、アメリカのロック史にその名を刻む重鎮バンド。本作はそんなバッド・ブレインズの2007年のツアーの模様を軸に、バンドの歴史も追っていく、同バンド史上初のドキュメンタリー映画。

2012年|アメリカ映画|104分|原題:BAD BRAINS / A BAND IN DC/© 2012 PLAIN JANE PRODUCTIONS/¥出演:BAD BRAINS(H.R.、ドクター・ノウ、ダリル・ジェニファー、アール・ハドソン)、ヘンリー・ロリンズ(BLACK FLAG)、イアン・マッケイ(MINOR THREAT)、BEASTIE BOYS(マイク・ダイヤモンド、アダム・ヤウク、アダム・ホロヴィッツ)、デイヴ・グロール(FOO FIGHTERS)、アンソニー・キーディス(RED HOT CHILI PEPPERS)/監督:マンディ・スタイン、ベンジャミン・ローガン
『地獄に堕ちた野郎ども』
公式サイト『地獄に堕ちた野郎ども』
予告編:THE DAMNED trl


モーターヘッドのレミー・キルミスターの生態をとらえることに世界で初めて成功した映画『極悪レミー』(2010年)のウェス・オーショスキー監督作。1976年結成、セックス・ピストルズ、ザ・クラッシュと共にロンドンの3大パンク・バンドのひとつに数えられるザ・ダムド。現代にいたるまで大きな影響を及ぼしているにもかかわらず、商業的な成功とは無縁のバンドだ。それはダムドの複雑な歴史、数えきれないメンバーの出入り、そして何よりも40年を経た今なお現役であり “伝説” と化していないことが大きな要因であろう。本作は満を持してのダムドを題材とした史上初の映画作品である。ダムドの歴代メンバーのほか、多くのミュージシャンたちが出演、バンドを追って地球上をまわり3年以上にわたって撮影され、バンドの、全体を把握することが不可能ともいえる難解な歴史と、メンバー間のもめごと、ダークサイドな部分までをストレートに伝えてしまっている。この、誰も成し得なかった(作れると思わなかった?)、ダムドというバンドの物語を映画化するという不可能への挑戦、そして映画作品として完成させたオーショスキー監督の努力は称賛されるべきであり、されるはずだ。

2015年|アメリカ映画|110分|原題:THE DAMNED:DON’T YOU WISH THAT WE WERE DEAD/© 2015 Damned Documentary LLC./出演:THE DAMNED 監督・製作・脚本・撮影・編集:ウェス・オーショスキー
『ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション』
JAPAN PREMIERE


『ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション』予告編
2018年サンダンス映画祭正式出品。70年代末に日本で大ヒットしたガールズバンド、ザ・ランナウェイズの元中心メンバーであり、〈ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ〉としてソロ活動を続け、2015年にはロックの殿堂入りを果たした、女性ギタリストでありロックンロールの象徴ともいわれるジョーン・ジェットの半生を描いたドキュメンタリー映画。

2018年|アメリカ映画|95分|原題:BAD REPUTATION/© 2018 Bad Reputation LLC/出演:ジョーン・ジェット、ビリー・ジョー・アームストロング(GREENDAY)、デビー・ハリー(BLONDIE)、マイケル・J・フォックス、イアン・マッケイ(FUGAZI)、イギー・ポップ、マイク・ネス(SOCIAL DISTORTION)、ピート・タウンゼンド(THE WHO)、マイリー・サイラス、クリステン・スチュワート/監督:ケヴィン・カースレイク
『ザ・スリッツ:ヒアー・トゥ・ビー・ハード』
公式サイト『ザ・スリッツ:ヒアー・トゥ・ビー・ハード』
予告編:『ザ・スリッツ:ヒア・トゥ・ビー・ハード』予告篇

世界初の女性のみのパンク・ロック・グループ、スリッツの歴史を70年代中頃のバンド結成時から、解散以後のメンバー個々のストーリー、2005年の再結成、そして2010年、本作の制作中に癌でヴォーカルのアリ・アップが亡くなるまでを追ったドキュメンタリー映画。アーカイヴ映像や初めて公となる写真の数々、メンバーの証言やファン、プロデューサーや評論家などスリッツに影響を受けてきた面々のインタビューで構成された本作は、まさにアリ・アップの言葉が最も端的に作品を表わしている。「私は人に好かれようと思ってここにいるのではない。私は人に聴いてもらう為にここにいるの」。スリッツが如何に進化し世界中の人々に影響を与えていったかを描いている。

2017年|イギリス|86分|原題 HERE TO BE HEARD: THE STORY OF THE SLITS/© Here To Be Heard Limited 2017/出演:ドン・レッツ、ヴィヴ・アルバータイン、ポール・クック、アリ・アップ、デニス・ボーヴェル、テッサ・ポリット、ケイト・コラス、バッジー/監督・脚本・撮影・編集:ウィリアム・E・バッジリー
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