リック・ウェイクマン1999年のアルバム『Return to the Centre of the Earth』、デラックス・ボックスセット発売

このアルバムは、ウェイクマンが1974年にリリースしたコンセプト・アルバム『Journey to the Centre of the Earth』（邦題『地底探検』）の続編で、ジュール・ヴェルヌが1984年に発表した同名のSF小説を基に、ウェイクマンが3人の冒険者たちにまつわる新たなストーリーを執筆しました。

オジー・オズボーン、ジャスティン・ヘイワード（ムーディー・ブルース）、ボニー・タイラー、トレヴァー・ラビン（イエスのギタリスト）、カトリーナ・レスカニッチらがゲスト参加し、パトリック・スチュワートがナレーターを務めた『Return to the Centre of the Earth』は、当時のUKアルバム・チャートで第34位にランクインしています。

スーパー・デラックス・ボックスセットには、アルバムを収録したCDと2枚組LP、アルバムをフル演奏したカナダ公演を収録した2枚組CD、ラジオ・エディットを収録したCD、アルバムのサラウンド・サウンドとステレオ・ミックスおよびアルバムのリリース・パーティーで撮影された80分の未公開映像を収録したDVD、プレスパックの複製、プレス用写真、ポスター、シリアル番号とサイン入りの証明書などが収められています。

デラックス・エディションには、上記のボックスセットから2枚組LPを除いた全てが収められ、どちらもウェイクマンの公式オンラインストアで先行予約が可能となっています。

また、1974年の『Journey to the Centre of the Earth』（邦題『地底探検』）は本人曰く「経済的な理由からライヴ・レコーディング」された作品でしたが、2012年にスタジオ録音されリリース。それが12月に拡大版で『真説・地底探検』として発売に。こちらはすでに国内盤の発売が予定されています。

〈以下メイカー・インフォメーションより〉

膨大な制作費やレコーディングの技術的な理由からライヴ・レコーディングでのリリースを余儀なくされた（本人談）74年の名作『地底探検』。21世紀に入り、リック・ウェイクマン自らが指揮を取り念願だったスタジオ・レコーディングにて “完全版” として発表された一枚（12年リリース）。ゲストして元ウォーホースのアシュレイ・ホルト、現イット・バイツのリー・ポメロイ、70年代からの盟友トニー・フェルナンデス等が参加。また、前作のデヴィッド・ヘミングスに替わり、映画『炎のランナー』等で知られる俳優、ピーター・イーガンがナレーターを務めている。