話題のブルースマン、ファンタスティック・ネグリートのアルバム『ハヴ・ユー・ロスト・ユア・マインド・イエット？』第63回グラミー賞「Best Contemporary Blues Album」にノミネート

〈以下メイカー・インフォメーションより〉

過去2作はグラミー賞で「最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバム」を獲得。あらゆるジャンルを融合させるオークランドのブルーズ・マン、ファンタスティック・ネグリートのサード・アルバム『ハヴ・ユー・ロスト・ユア・マインド・イエット？』、リリース。

●グラミーを2度獲得したオークランドのファンタスティック・ネグリート（Fantastic Negrito）は、ニュー・アルバム『ハヴ・ユー・ロスト・ユア・マインド・イエット？（Have You Lost Your Mind Yet?）』を2020年8月14日、クッキング・ヴァイナル／ブラックボール・ユニバース（Cooking Vinyl / Blackball Universe）よりリリースする。アルバムからのファースト・シングルは2020年3月に公開された「Chocolate Samurai」で、セカンド・シングルは「How Long?」となる。『Have You Lost Your Mind Yet?』は、60年代後半から70年代にかけてのアフリカ系アメリカ人による社会政治的なアルバムにインスパイアされた作品で、これまでの中でも最も遠大なアルバムへと仕上がった。

「最初の2枚のアルバムでは、銃による暴力の拡散、邪悪なNRA（全米ライフル協会）、ジェントリフィケーション（高級化）、ホームレス、人々を食い物にする製薬会社他、幅広いトピックについて書いた。そしてこのアルバムでは、知り合った人、一緒に育った人、自分の人生に影響を与える可能性のある人、自分の人生に影響を与えた人について書きたかった。今までの中で最も難しいアルバムだった」とネグリートは語る。

ネグリートは才能のあるブルースマンとして広く知られているが、同アルバムでもヒップホップ、R&B、ファンク、ソウル、ロックンロールと様々なジャンルの要素を融合。ベイエリアのラッパー、E-40をフィーチャーした「Searching for Captain Save a Hoe」や、タンク（Tank）と彼女が率いるニューオリンズのソウル・バンド、タンク・アンド・ザ・バンガス（Tank and The Bangas）をフィーチャーした「I’m So Happy I Cry」等で、自身の並外れた音楽の多様性を披露している。

●現在、8千万ものストリームを誇るファンタスティック・ネグリートことイグザヴィア・ディーフレッパレーズ（Xavier Dphrepaulezz）は、米カリフォルニア州オークランド出身のシンガーソングライターで、ブラック・ルーツ・ミュージックをベースにしたサウンドを鳴らす。10代の頃よりドラッグのディーラーをしながら音楽活動を開始。銃で襲われる等、死と隣り合わせの環境下、1993年にインタースコープ（Interscope）と契約。1995年にはイグザヴィア（Xavier）名義でアルバム『The X Factor』をリリースした。1999年、交通事故で瀕死の重傷となり音楽活動から離れるも、2014年に再びオークランドの路上で演奏を開始。2015年にはNPRの第一回「Tiny Desk Concert」で優勝し、2016年にデビュー・アルバム『The Last Days of Oakland』をリリース。アルバムは高い評価を獲得し、結果、第59回グラミー賞で最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバムを受賞するに至った。2018年にはセカンド・アルバム『Please Don't Be Dead』をリリース。同アルバムで再びグラミー賞の最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバムを獲得した。