ブラック・カントリー・シンガーのパイオニア、チャーリー・プライドが86歳で死去
Charley Pride and The Texas Rangers 1974
黒人として初めて「カントリー音楽の殿堂」入りを果たしたカントリー・シンガーのチャーリー・プライド(Charley Pride)が12月12日、新型コロナの合併症により86歳で亡くなりました。
黒人として初めて「カントリー音楽の殿堂」入りを果たしたカントリー・シンガーのチャーリー・プライド(Charley Pride)が12月12日、新型コロナの合併症により86歳で亡くなりました。

1934年にミシシッピ州の小作人の家庭に生まれたプライドは、当初プロの野球選手を目指し、1952年にニグロ・リーグのメンフィス・レッド・ソックスでピッチャーを務め、1953年にボイス・ヤンキースと契約を交わしました。また同じ頃、試合の合間を縫ってカントリー・シンガーとしてナイトクラブで歌うようになり、その才能に気付いたチームのマネージャーが試合前に彼に歌わせたことから、注目されるようになりました。
その結果、RCAレコードの目に留まったプライドは、1965年にレコード契約を結び、1966年にデビュー・アルバム『Country』を発表。同アルバムはゴールド・ディスクに認定され、グラミー賞にノミネートされたプライドは、大規模なコンサートを行なうようになりました。
RCAレコードのトップ・カントリー・シンガーになったプライドは、1967年から米カントリー音楽の登竜門であるラジオ番組『グランド・オール・オプリー』に出演し、2017年までにグラミー賞を4回受賞したほか、2000年には黒人として初めて「カントリー音楽の殿堂」入りを果たしました。
プライドは生涯で47枚のスタジオ・アルバムをリリースし、「Kiss An Angel Good Mornin’」や「Is Anybody Goin’ to San Antone」「Mountain of Love」など、シングル40曲がカントリー・チャートの第1位に輝いています。
なお、プライド生前最後のパフォーマンスは、今年の11月にカントリー・ミュージック・アソシエーション・アワーズで披露したジミー・アーレンとのデュエットでしたが、このイベントがパンデミックの中、屋内で行なわれたことから批判を浴び、主催者側はプライドがショウの前後に受けたPCR検査で陰性だったと主張する声明を発表していました。
安らかなる眠りをお祈りいたします。
RCAレコードのトップ・カントリー・シンガーになったプライドは、1967年から米カントリー音楽の登竜門であるラジオ番組『グランド・オール・オプリー』に出演し、2017年までにグラミー賞を4回受賞したほか、2000年には黒人として初めて「カントリー音楽の殿堂」入りを果たしました。
プライドは生涯で47枚のスタジオ・アルバムをリリースし、「Kiss An Angel Good Mornin’」や「Is Anybody Goin’ to San Antone」「Mountain of Love」など、シングル40曲がカントリー・チャートの第1位に輝いています。
なお、プライド生前最後のパフォーマンスは、今年の11月にカントリー・ミュージック・アソシエーション・アワーズで披露したジミー・アーレンとのデュエットでしたが、このイベントがパンデミックの中、屋内で行なわれたことから批判を浴び、主催者側はプライドがショウの前後に受けたPCR検査で陰性だったと主張する声明を発表していました。
安らかなる眠りをお祈りいたします。



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