1987年のヒット曲「80’s Ladies」で知られるK.T.オスリンが78歳で死去

米カントリー・シンガー/ソングライターのK. T.オスリン(Kay Toinette Oslin)が12月21日、78歳で死去しました。

オスリンは2015年からパーキンソン病を患い、亡くなる1週間前に新型コロナに感染していると診断されていましたが、新型コロナが直接の死因かどうかは分かっていません。
1942年にアーカンソー州で生まれたオスリンは、5歳で父親を亡くした後、母親とヒューストンに移住し、ガイ・クラークとデヴィッド・ジョーンズと組んだトリオでアルバムを録音しましたが、このアルバムが発売されることはありませんでした。

70年代にニューヨークへ移り、1981年に契約を結んだエレクトラ・レコードからシングル2曲をリリースするもヒットせず、1987年にK. T.オスリンの芸名でRCAレコードと契約しました。

同年、RCAから発売したデビュー・アルバム「80’s Ladies」が米カントリー・チャートで第1位を記録し、タイトル曲「80’s Ladies」でグラミー賞の「最優秀女性カントリー・ヴォーカル・パフォーマンス賞」を受賞。また80年代後期から90年代初期にかけて、4曲が米カントリー・チャートで1位を獲得し、1988年にカントリー・ミュージック・アソシエーションの「最優秀女性ヴォーカリスト賞」と「最優秀楽曲賞」も受賞しています。

1993年からは歌手活動を休止し、TVシリーズや映画に出演していた時期もありましたが、1996年に歌手活動を再開し、2015年にリリースした『Simply』が最後のスタジオ・アルバムになりました。

2018年には、「ナッシュヴィル・ソングライターの殿堂」入りを果たしています。

安らかなる眠りをお祈りいたします。
K.T. Oslin
80's Ladies
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