ラッシュのゲディ・リーとアレックス・ライフソン、今後の音楽活動と故ニール・パートの晩年について語る
ラッシュのドラマーだったニール・パートの逝去から1年が過ぎ(2020年1月14日MLCニュース参照)、ベーシストのゲディ・リーとギタリストのアレックス・ライフソンが、『ローリング・ストーン』誌のインタヴューで、今後の音楽活動とニールの晩年について語りました。

二人は未だにギターを手にする気持ちになれないとし、次のように語っています。
ライフソン「俺はギターを弾くのが大好きだし、ギターを止めようと思ったことは一度もなかった。いつか自分が粗相をするようになっても、ギターを弾きたがっているだろうって、思ってたんだ。でもニールが亡くなってから、そんな気持ちもなくなって、大して重要なことだとは思えなくなった。いつかまた、そういう気持ちになるとは思うけどね」
リー「こんな気持ちになってからずいぶん経つよ。全く演奏する気にならなかった。今でも俺とビッグ・アル(ライフソン)の中に音楽があるのは感じるけど、急いでやる必要もないしね」
「ラッシュはもうバンドとして機能してないし、終わったんだ。今でも俺たちがやったことは誇りに思うけど、俺は音楽で再び何をすべきか分からない。アルと一緒にやるのか、別々にやるのか、アルも分かってないと思う。でも、ラッシュの音楽はこれからも俺たちの一部だし、俺は適切な状況においてラッシュの曲をプレイすることに全く躊躇はない。でも同時に、俺たちとニールが一緒にやったことに対してリスペクトすべきだからね」
ニール・パートは昨年1月7日、悪性脳腫瘍(膠芽腫)のため67歳で他界しました。この病気は、平均余命が1年~1年半とされていますが、ニールは3年半も生き延びました。
ライフソンは、ニールが手術を受ける前に通話アプリのFaceTimeから電話をもらっていたそうです。
ライフソン「ニールは電話が苦手な人だったから、彼から電話がくるなんて普通じゃなかった。メールをもらうことはあったけど、彼は他人と話すのが好きじゃなかったからビックリしたよ。でも、何か様子がおかしいのはわかったし、ネットの接続に問題があるのかと思ったんだけど、彼はとにかくいつもと違っていたし、電話を切ってからもその事がずっと頭から離れなかったんだ」
それから約2週間後、ニールは「脳腫瘍がある。これはジョークじゃない」と書いたメールを二人に送りました。ゴルフ場でそのメールを見たライフソンは、その場で泣き出したそうです。
ライフソン「ニールから、病気のことは誰にも言わないでくれと頼まれたんだ。彼は騒がれたくなかったし、病気を知ったファンが歩道や車道に座って “Closer To The Heart” なんかを歌うのが一番嫌だった。彼にとってはそれがものすごい恐怖で、とにかく注目されたくなかったんだ。でも、他人にウソをついたり、その話題を避けたり、話を逸らすのは確かに難しかったし、本当に大変だったよ」
リーによると、晩年のニールは陽気で、リーとライフソンが見舞いに訪れた際には病気の話を避け、昔ばなしに花を咲かせていたそうです。
「彼は、病気の話なんかで残された時間を無駄にしたくなかった。俺たちと楽しい時間を過ごし、最後の最後まで本来話すべきことを語りたかったんだよ」
ライフソン「俺はギターを弾くのが大好きだし、ギターを止めようと思ったことは一度もなかった。いつか自分が粗相をするようになっても、ギターを弾きたがっているだろうって、思ってたんだ。でもニールが亡くなってから、そんな気持ちもなくなって、大して重要なことだとは思えなくなった。いつかまた、そういう気持ちになるとは思うけどね」
リー「こんな気持ちになってからずいぶん経つよ。全く演奏する気にならなかった。今でも俺とビッグ・アル(ライフソン)の中に音楽があるのは感じるけど、急いでやる必要もないしね」
「ラッシュはもうバンドとして機能してないし、終わったんだ。今でも俺たちがやったことは誇りに思うけど、俺は音楽で再び何をすべきか分からない。アルと一緒にやるのか、別々にやるのか、アルも分かってないと思う。でも、ラッシュの音楽はこれからも俺たちの一部だし、俺は適切な状況においてラッシュの曲をプレイすることに全く躊躇はない。でも同時に、俺たちとニールが一緒にやったことに対してリスペクトすべきだからね」
ニール・パートは昨年1月7日、悪性脳腫瘍(膠芽腫)のため67歳で他界しました。この病気は、平均余命が1年~1年半とされていますが、ニールは3年半も生き延びました。
ライフソンは、ニールが手術を受ける前に通話アプリのFaceTimeから電話をもらっていたそうです。
ライフソン「ニールは電話が苦手な人だったから、彼から電話がくるなんて普通じゃなかった。メールをもらうことはあったけど、彼は他人と話すのが好きじゃなかったからビックリしたよ。でも、何か様子がおかしいのはわかったし、ネットの接続に問題があるのかと思ったんだけど、彼はとにかくいつもと違っていたし、電話を切ってからもその事がずっと頭から離れなかったんだ」
それから約2週間後、ニールは「脳腫瘍がある。これはジョークじゃない」と書いたメールを二人に送りました。ゴルフ場でそのメールを見たライフソンは、その場で泣き出したそうです。
ライフソン「ニールから、病気のことは誰にも言わないでくれと頼まれたんだ。彼は騒がれたくなかったし、病気を知ったファンが歩道や車道に座って “Closer To The Heart” なんかを歌うのが一番嫌だった。彼にとってはそれがものすごい恐怖で、とにかく注目されたくなかったんだ。でも、他人にウソをついたり、その話題を避けたり、話を逸らすのは確かに難しかったし、本当に大変だったよ」
リーによると、晩年のニールは陽気で、リーとライフソンが見舞いに訪れた際には病気の話を避け、昔ばなしに花を咲かせていたそうです。
「彼は、病気の話なんかで残された時間を無駄にしたくなかった。俺たちと楽しい時間を過ごし、最後の最後まで本来話すべきことを語りたかったんだよ」





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