アリス・クーパー、ニュー・アルバム『Detroit Stories』のトレーラー公開

このアルバムは、クーパーの出身地デトロイトにおける60年代後半から70年代初期の活気あるロック・シーンへのトリビュートとして制作され、クーパーは次のように語っています。
「当時のデトロイトはヘヴィ・ロックの中心地だった。イースタウン劇場へ行けば、アリス・クーパー、テッド・ニュージェント、ザ・ストゥージス、ザ・フーがたった4ドルで観れた！　そして翌週のグランデ・ボールルームでは、MC5、ブラウンズヴィル・ステーション、フリートウッド・マックやサヴォイ・ブラウン、スモール・フェイセスが出演していた。ソフト・ロックのバンドだったら追い出されていたよ。

ロサンゼルスにはドアーズ、ラヴ、バッファロー・スプリングフィールドといった独自のサウンドがあり、サンフランシスコにはグレイトフル・デッドとジェファーソン・エアプレイン、ニューヨークにはラスカルズとヴェルヴェット・アンダーグラウンドがいた。だが、デトロイトは怒りのハード・ロック発祥の地だった。音楽的にもイメージ的にもアメリカのどこにもフィットしなかった俺たちにとって、デトロイトはアリス・クーパーのギター主導のハード・ロック・サウンドとクレイジーなステージを認めてくれた唯一の場所で、のけ者にとっての安息地だった。それが明らかになった時、俺たちはイースト・デトロイトで誕生した。俺たちは本拠地にいたんだ」

アルバムには、MC5のウェイン・クレイマーや、デトロイト・ホイールズのジョニー・“ビー”・バダニェック、ジャズ／R&Bベーシストのポール・ランドルフ、モーター・シティ・ホーンズといったデトロイトの伝説的なミュージシャンに加え、ジョー・ボナマッサやグランド・ファンク・レイルロードのマーク・ファーナーも参加しており、アルバムのプロデュースは、長年クーパーのコラボレーターを務めるボブ・エズリンが手掛けました。

アルバムは、CD、CD＋DVDデジパック、CDボックスセット（CD＋Blu-ray、Tシャツ、フェイスマスク、トーチライト、ステッカー3枚）、2枚組LPで発売され、DVD／Blu-rayには、2018年にライヴ・アルバムとしてリリースされたコンサート映画『A Paranormal Evening at the Olympia Paris』が収録されています。