ジェリー・ガルシアの新ドキュメンタリー制作決定、デジタル・ライブラリー「Jerry Garcia Archive」も来年公開

 

グレイトフル・デッドの故ジェリー・ガルシアの新ドキュメンタリーが制作されることになり、デッドのドラマーだったビル・クルーツマンの息子、ジャスティン・クルーツマンが監督を務めることが分かりました。
エンタメ・サイトの「Deadline」によると、このプロジェクトでは、ガルシアの個人的なアーカイヴを初めて開き、父親、アーティスト、夫、ミュージシャン、友人、そしてデッドの指導者/共同創設者としてのガルシアの真の物語が描かれ、ガルシア本人と彼に最も近い人々への未公開インタヴューがフィーチャーされるそうです。

映画のタイトルや公開日は未定ですが、制作は、クエストラヴ監督の映画『サマー・オブ・ソウル』(4月28日MLCニュース参照)を手掛けたラディカルメディア(RadicalMedia)が担当し、プロデューサー陣には、ガルシアの娘トリキシー・ガルシアも顔を揃える予定です。

監督のジャスティン・クルーツマンは、プロジェクトについて次のように語っています。
「トリキシーとガルシア・ファミリーが、ジェリーの物語を伝えるために、私を信頼してくれたことはとても素晴らしい名誉です。彼がいなくなって何が一番寂しいかと訊かれたら、ジェリーという人物がいなくなったことに尽きると思います。彼のような人はめったに現れませんから。私の夢は、ジェリーと一緒に過ごし、彼の演奏を聴いた時のフィーリングを映画で表現することです。多くの人がジェリーについてどう思ったかを世界に伝えてきましたが、私はジェリーが世界についてどう思ったかを伝えたいのです」

また、ジェリー・ガルシア財団(Jerry Garcia Foundation)が、ガルシアの生誕80周年にあたる2022年8月1日、デジタル・ライブラリー「ジェリー・ガルシア・アーカイヴ(Jerry Garcia Archive)」をスタートさせると発表しました。

Jerry Garcia Archive

このアーカイヴには、デジタルでアクセス可能なガルシアのアートワーク、音楽、その他の関連資料のカタログが掲載される予定で、アイテムの中には、財団が提供したガルシアの写真や録音、書籍、アルバム、CD、ビデオなどが含まれるそうです。

また、ガルシア財団は、世界中のファンに対し、新聞の切り抜きからコンサート・カセットに至るまで、あらゆる思い出や記念品をアーカイヴに提供するよう依頼しており、財団のスポークスマンは次のように語っています。

「“ジェリー・ガルシア・アーカイヴ” は、より大きなコミュニティのための知識とインスピレーションの媒体として機能することになります。このプロジェクトは、当財団の人道的かつ芸術的使命の促進に役立つことでしょう」
商品情報
グレイトフル・デッド 
『Grateful Dead(Skull & Roses)』
[50th Anniversary Expanded Edition]

2CDs(2021/6/25)輸入盤
2LPs(2021/7/16)輸入盤
商品情報
Grateful Dead 
『American Beauty 50th Anniversary Deluxe Edition』


3CDs(2020/10/30)輸入盤

 
商品情報
Jerry Garcia & Merl Saunders
『GarciaLive VolUME 15: May 21st, 1971 Keystone Korner』


CD(2020/12/4)輸入盤
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