2024年ケネディ・センター名誉賞、グレイトフル・デッドやボニー・レイットらが受賞

ジョン・F・ケネディ・センター（The John F. Kennedy Center for the Performing Arts）が7月18日、アメリカの文化、芸能、芸術への多大なる貢献が認められた人物に贈られる「第47回ケネディ・センター名誉賞」の受賞者を発表しました。

今年は、伝説的ロック・バンドのグレイトフル・デッド（ミッキー・ハート、ビル・クルーツマン、フィル・レッシュ、ボビー・ウィアー）、ブルース・ロック・シンガー／ソングライター／ギタリストのボニー・レイット、キューバ出身のジャズ・トランペット奏者／ピアニスト／作曲家のアルトゥーロ・サンドヴァル、映画監督／映画製作者のフランシス・フォード・コッポラに贈られ、またアメリカを象徴する施設として、アポロ劇場に特別栄誉賞が授与されます。

受賞にあたり、グレイトフル・デッドの4人が共同声明を発表しました。

「ケネディ・センター名誉賞が、芸術的業績の最高峰を表すものであることは言うまでもありません。過去にこの栄誉を受けたアーティストたちと並んで認められることは、非常に光栄なことです。グレイトフル・デッドは、常にコミュニティ、創造性、音楽とプレゼンテーションの探求を重視してきました。我々が作る音楽は、演奏される和音やフレーズを超えた何かを体現し、伝えるものだと常に感じてきました。それは、我々の活動に惹かれるすべての人たちと共有できる栄誉なのです。だからこそ、我々の音楽が我々のものであると同時に、ファンであるデッドヘッズのものだとも言わなければなりません。ですから、この名誉賞は彼らのものでもあるのです」

また、ボニー・レイットは次のようにコメントしています。

「今年のケネディ・センター名誉賞の受賞者に選ばれたことは大変光栄であり、感激しています。私は長い間この賞を崇拝しており、他の受賞者を称える式典に何度か参加できたことはとても幸運でした。これほど名誉ある楽しい祝賀会はありません。私を受賞者に選んでくださったすべての方々に心から感謝いたします。これから開催される授賞式と祝賀行事を楽しみにしています。これは私の人生で最高の経験の一つとなるでしょう」

なお、授賞式は12月8日にワシントンD.C.のケネディ・センターで開催され、米CBSが放送する予定です。