ケネディ・センター名誉賞、授賞式典開催

ワシントンD.C.のケネディ・センターで12月8日、「第47回ケネディ・センター名誉賞」の受賞式が開催され、伝説的ロック・バンドのグレイトフル・デッド、ブルース・ロック・シンガー／ソングライター／ギタリストのボニー・レイット、キューバ出身のジャズ・トランペット奏者／ピアニスト／作曲家のアルトゥーロ・サンドヴァル、映画監督／映画製作者のフランシス・フォード・コッポラらに栄誉のメダルが贈られました。

今年7月に受賞が発表された際、グレイトフル・デッドのミッキー・ハート、ビル・クルーツマン、フィル・レッシュ、ボビー・ウィアーの4人が共同声明を発表していましたが（7月19日MLCニュース）、その後フィル・レッシュが10月25日に他界し（10月28日MLCニュース）、授賞式前にホワイトハウスで開催されたレセプションでは、3人がバイデン大統領から祝辞を贈られ、フィルの息子グラハム・レッシュとジェリー・ガルシアの娘トリクシー・ガルシアが出席していました。

また、ジョン・メイヤー、ノラ・ジョーンズ、元下院議長のナンシー・ペロシなど著名なデッドヘッズをフィーチャーしたビデオ・プレゼンテーションに続き、俳優のマイルズ・テラーとクロエ・セヴィニー、トークショウ司会者のデヴィッド・レターマンが、デッドに敬意を表しました。

なお、授賞式のトリビュート・コンサートは、エミルー・ハリスとデイヴ・マシューズによるボニー・レイットのカヴァー「Angel from Montgomery」で幕を開け、デッドのトリビュート・パフォーマンスでは、マギー・ロジャースとレオン・ブリッジスが「Friend of the Devil」、スタージル・シンプソンが「Ripple」、デイヴ・マシューズとデレク・トラックスがバックバンドのグラハム・レッシュ、ドン・ウォズらと「Sugaree」をカヴァーしていますが、式典の模様は現地時間12月22日にCBSとParamount＋で初放映されるため、現時点ではクイーン・ラティファがカヴァーしたデッドの「Shakedown Street」のクリップ映像のみが公開されています。