米スカ・パンク・バンドのマイティ・マイティ・ボストーンズ、解散を発表

1983年に結成された米スカ・パンク・バンドのマイティ・マイティ・ボストーンズ（The Mighty Mighty Bosstones）が、結成40周年を目前に解散を発表しました。

バンドは2021年1月に新たなレコード契約を結んだばかりで、今年6月の英スラム・ダンク・フェスティバルにも出演が決まっていました。

バンドのウェブサイトには、次のように綴られています。
「何十年にもわたり兄弟のようだった我々は、共に世界中をツアーし、素晴らしいレコードを作ってきましたが、これ以上バンドとして活動を続けないという決断に至りました。何よりも、これまで我々を応援してくださった皆様一人一人に心から感謝を申し上げます。我々は皆様がいなくては何も出来ませんでした。愛をこめて」

マイティ・マイティ・ボストーンズは1983年にボストンで結成され、シンガーのディッキー・バレット、サックス奏者のティム・“ジョニー・ヴェガス”・バートン、バック・ヴォーカリストのベン・カー、ベーシストのジョー・ギトルマンが、結成当初から最後まで在籍していました。

1989年にデビュー・アルバム『Devil’s Night Out』を発表したバンドは、90年代を通じて大々的なツアーとレコーディングを行ない、アメリカの第3次スカ・ブームの発展に影響を与え、同ジャンルを有名にした最初のバンドの一つでした。

プラチナ認定された1997年のアルバム『Let’s Face It』と、同作のヒット・シングル「The Impression That I Get」で商業的成功のピークを迎え、バンドは2002年までに7枚のスタジオ・アルバムをリリースしましたが、2003年に活動停止を発表しました。

その後、2007年からレコーディングとツアーを再開したバンドは、2009年から2021年に4枚のスタジオ・アルバムをリリースし、昨年5月には最新アルバム『When God Was Great』をリリースしたばかりでした。