2022年「ロックの殿堂」、候補を辞退したドリー・パートンへの投票継続を表明

「ミュージック・コミュニティの我々全員が、“殿堂入りの資格がない” とするパートンの思慮深い意志表明を目にしました。彼女が世界中の何百万人ものファンから愛されているのは、アーティストとしての素晴らしい才能に加え、彼女の謙虚さによるものです。

ロックンロールは当初から、R&Bとカントリー・ミュージックに深く根差し、特定のジャンルによって定義されるものではなく、若者文化を動かすサウンドです。パートンの音楽は、若い世代のファンと後に続く無数のアーティストたちに影響を与えました。

彼女のノミネーションは、他の候補者たちと同じプロセスを踏んで検討されたものであり、彼女と他の候補者16組についての推薦状が、今月初めに、アーティストが大半を占める1,200人の投票者たちに送付されています。

我々は、ドリーの素晴らしい才能と先駆者精神に畏敬の念を抱いており、“ロックの殿堂” 入りの候補に挙げたことを誇りに思っております」

なお、一方のパートンはこの声明が発表される日の朝、米TV番組『Fox & Friends』のインタヴューで、次のように語っていました。

「“ロックの殿堂” にノミネートされて、全然しっくりこなかったの。私の認識というか、アメリカの大半が認識していると思うけど、これは私よりもロック・ミュージックの人たちに対するものよ。私が“ロックの殿堂” 入りを果たしたら、AC/DCを “カントリー音楽の殿堂” に入れるようなもので、私には場違いな感じがしたわ」

なお、“ロックの殿堂” 公式サイトにおけるファン投票ページは4月29日まで投票が可能ですが、現在1位デュラン・デュラン、2位エミネム、3位パット・ベネターで、ドリー・パートンは3/22現在それに次ぐ4位につけています。

“ロックの殿堂” 公式サイトにおけるファン投票速報ページ