ボブ・ディラン最大のアート作品、鉄製貨物車両の彫刻がフランスで公開。米タルサには博物館がオープン

ボブ・ディラン最大のアート作品となる鉄製貨物車両の彫刻「Rail Car」が、南仏プロヴァンスのブドウ園「シャトー・ラ・コステ」内の線路に設置されました。「Rail Car」には、7トンもの鉄が使われており、車輪やハシゴ、自転車の部品などのモチーフが組み合わされています。
このアート作品は、ワイナリーの敷地を巡るトレイル「芸術と建築」の一部として展示され、8月15日までシャトー・ラ・コステのアート・ギャラリーで開催されるディランの絵画展示会「Drawn Blank In Provence」に合わせて公開されました。この展示会では、ディランが1989年から1991年に行なったヨーロッパ/アメリカ・ツアーで描いた絵画24点が展示されているそうです。

ディランは、これまでにも数々の鉄製彫刻作品を創作しており、2016年には、米メリーランド州のカジノに常設された巨大な鉄製門扉「Portal」も制作していました。
また、ボブ・ディランのミュージアム「ボブ・ディラン・センター(Bob Dylan Center)」が、5月10日に米オクラホマ州タルサにオープンし、当日のリボンカット・セレモニーの様子などが、アメリカのTVニュースで取り上げられていました。

同センターの入り口にも、ディランが昨年制作した高さ約4.5メートルの鉄製彫刻作品が展示されており、こちらはチケットを買う前に無料で見ることが出来るそうです。

館内には、ディランのアーカイヴから入手した手書きの歌詞原稿や未発表のレコーディング、フィルム・パフォーマンス、未公開写真、アート作品を含め、ディランの60年に及ぶキャリアを網羅する膨大なアイテムが展示されていますが、エンタメサイトの「Variety」によると、エルヴィス・コステロが選曲した162曲入りのジューク・ボックスや、ケヴィン・オデガードが1975年のアルバム『Blood on the Tracks』(邦題『地の轍』)で演奏したギター、ディランが1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルで着用した革のジャケット、「Mr. Tambourine Man」のヒントになったタンバリン、ビートルズがディランに送ったクリスマス・カード、ジョニー・キャッシュからの手紙、ディランが「Like a Rolling stone」の作曲で使用したピアノの破片などもハイライトになっているそうです。

なお、オープニング前の週末に祝賀コンサートを行なったメイヴィス・ステイプルズとパティ・スミス、エルヴィス・コステロ(5月9日MLCニュース参照)は、それぞれコンサート当日に博物館を訪れていますが、肝心のディラン本人はまだ姿を見せていないそうです。

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